作成日 2008/4/9-14:42:21
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(本文)以下は、私どもが助言しているファンドをご購入して頂いている機関投資家向けの1か月前のマーケットコメントです。1か月前のコメントであることにご注意ください。

米国のサブプライムローン問題に関して相変わらず日本では「危機説」をあおる人間が多いが、私はアラブや中国と同じように、「機会」と捉えたい。

日本のバブル崩壊を連想し、危機が長く続くと主張している人もいるようだが、サブプライムローンに対する米金融機関とバブル崩壊時の日本の金融機関では、その意味合いがかなり異なる。すなわち、日本の金融機関は、不動産を所有し、持合いで株を大量に保有していたのに対し、米銀は株・不動産を保有していない。時価会計が発達しているため、本業以外で収益がぶれるのを嫌がるからである。
バブル崩壊時、邦銀は融資が不良債権化し、その後それに伴う保有株価の下落によりさらにバランスシートが劣化するという事態に苦しんだ。底なし沼だったわけである。
一方、今回のサブプライムローン問題は「証券化しているかいないか」の問題はあるにしても所詮は本業の融資業務から生じた損失にすぎない。サブプライムローン関連商品をすべて売り切るか引当金を積み終われば、それで終わりなのである。ゴールドマンサックスが昨年第4四半期に史上最高益を出したのは、サブプライム関連商品を一早く売却し、さらに売り建てたせいだと言われている。さらに、どの金融機関であれ、株価がさらに下がると思えば、NYダウを売り越し(short)にして儲けることも出来るのである。一方日本の金融機関は、持ち合い株を大量に持っていたため、そのようにして儲けることは出来なかった。日経を売り越しに(short)すれば、保有株が急落し、自分で自分の首を絞めてしまう事態になってしまうからだ。
3月4日の日経夕刊では、世界の金融機関のサブプライムローン関連の損失が、今のところ20兆円と出ていた。これから増えるにしても邦銀がバブルの時に被った被害とはケタが違う。サブプライムローンの米銀の損失が邦銀が被ったほどにはならないと思うのは以上の理由である。マーケットは最悪シナリオを読み込みすぎているように思う。

今後のシナリオとしては、「米国金融株の回復、それに伴い、その他株の上昇。その結果、資産効果が生じて米国経済が回復。それを見てドル・円の上昇が生じ、日本株も上昇」というのを考えている。今までの日本株、ドル・円の動きは過剰反応であると思われるので、その回復は勢いがつくと、かなりのものとなると考える。

また何度も繰り返すが、「キャリートレード」は財務省以外誰もやっていない。やっていないものは解消しようがない。(実際、解消しているなら、誰が、今、お金を返してもらっているのか?そんな人や機関は、いないはずある)「キャリートレード解消」という迷信のおかげで日本円の買い持ちポジションが、現在からに存在しているのではないかと思う。
巻き戻しも考えられる。そうなれば日本株の回復は早く、力強いであろう。

(附録  附録  附録  附録  附録  附録  附録  附録)
1.幸夫のファッションプロパガンダのページが6年ぶりに再開いたします。(明日、4月10日アップします)そちら(金融プロパガンダの下のページ)も見ていただけると幸いです。

2.2月に弟・幸夫が副社長として入社しました。我が社は家内工業的な規模ですが第1事業部が私の率いる金融部隊。第2事業部が幸夫率いるアパレル他生活用品部隊となります。

3.我がフジマキ・ジャパンはデザイナー丸山敬太氏の会社を4月に子会社化します。51%が我社の出資、あとの49%の出資はポーラー化粧品のホールディングカンパニーである株式会社ポーラ・オルビスホールディングス代表取締役社長の鈴木郷史さんと、もう一人の方という2人の個人の方に出資をお願いいたしました。子会社の社長は幸夫が兼務いたします。

3.丸山敬太はドリカムをはじめタレントやミュージシャンのコスチュームデザインも手掛ける次世代のホープデザイナーです。
今度の土曜日(4月12日)には南青山の「ケイタ・マルヤマ」の店に弟と私が14時から16時まで販売員(?)としてたちます。少なくとも店にいます(私がでしゃばると邪魔ですから)今度の土曜日、南青山方面にいらっしゃる予定のある方、ぜひお気軽にお店を覗いてみてください。
  「ケイタ・マルヤマ」の店は港区南青山5丁目3−5の地下1階です。
地下鉄表参道駅A5出口を出て根津美術館に抜けるファッションストリート。洋菓子ヨックモックの隣の地下。対面には青南小学校があります。
丸山敬太のホームページは
http://www.keitamaruyama.com/
です。(リンクが出来ないので、このホームページをコピーしてペイストしてください)

4.先日、「今度はニューオータニで講演会をやるんだ」とテニス仲間に言ったら「えー、フジマキさん、ホテル・ニュー・オータニで嘘つくの?」と言われた。私は講演する場所の品格で話す内容の品格を上げるとか下げるとか言うこともないし、ましてや、どこであろうと嘘などつく気もありません。結果としてマーケットが逆に動き、話した内容が嘘みたいに聞こえるだけです。(でも、そろそろマーケットも良くなってきたかな、と思っています)

5.ちなみに最近は東京より地方講演の方が多い。これは、大変であるが、一方、どこに行っても同じ話ができるので楽と言えば楽である。「つい先日と同じ話だったぞ」と言われるリスクがないからである。これをテニス仲間に話したらクゼ夫人いわく「つまり舟木一夫と一緒ね。高校3年生一曲で、一生食べていけるものね。フジマキさんも地方を回りながら資産インフレ論話していれば一生食べていけるわよね」幸夫いわく「お兄チャン、お坊さんいいかもしれないね。人は普通1回しか死なないから、同じ話や同じギャグ、何度でも使って仕事できるものね」
  
6.弟と同じ会社で働いていると学ぶことも多い。若いころ記憶力抜群だった幸夫も最近は、だいぶ記憶力が落ちたようだ。ときどき人の名前が詰まるようだが、幸夫に言わせると、そういう時は「高橋さん」と呼びかけるのだそうだ。違っていれば「じゃ田中さんでしたっけ?」といいそれでも違っていれば「そうだ、鈴木さんだった」と言うそうだ。もしそれでも当たらなければ「鈴木さんだったか、田中さんだったか、高橋さんだったかに似てますよね」と言えば、だいたい先方は納得し、名前を忘れても気を悪くしないそうである。まー、なんといいましょうか?