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作成日 2008/8/18-14:30:23

2008年8月18日 (月)
以下はわが社が助言しているファンドを買ってくださっている機関投資家の方にお送りしているレポートです。
約20日前のレポートであることにご注意ください。
(本文)
3月中旬に大底をつけ回復基調にはいた米金融株が6月に入り再度下落を始めた。 米金融株が回復すれば、貸し渋り解消から一般株の株価底打ち、それによる資産効果で米景気回復を予想したが、その予想が狂ってしまった。ただし、中長期的には日米株価ともに大底圏にあるという認識に変わりはない。バークレイズの9500憶円の資金増強にカタールの政府系ファンド等が応じたが、今を投資チャンスと見る彼ら投資家と同じスタンスである。
現在、NYダウは金融機関の業績悪化をかなり織り込んだと考える。したがって7月中旬に実際に業績が発表されれば材料出尽くしで株価が反騰し始める可能性はかなりあると考える。サブプライムローンの最悪期は脱したという認識が広まれば、引当金の戻り益も期待され株価の戻りは早く、ひいては経済の景況感の大幅改善につながろう。
サブプライムローン問題が下火になれば前から指摘しているように、資源インフレ、農産物インフレであろう。ちなみにこれらの価格上昇は世に言われているような投機マネーのせいではなく新興国を中心に資源・農産物需要が強いからである。中国は10%近い成長を10年続けている。1.1の10乗は2.6ほどである。これほどの経済成長をしている国の石油消費効率が日本の9分の1で垂れ流し的に石油を使うならば石油はいくらあっても足りない。供給は一朝一夕に増えないのだから石油価格は上がるのである。こう考えると石油価格は穏やかに下がることがあっても一昔前のレベルに戻るのは世界景気が悪化しない限り難しい。石油価格の上昇は消費国にとっては不況要因であっても石油産出国にとっては景気上昇要因であり、世界全体の景気は悪化しないのだ。
このように石油をはじめとす川上の材料が上昇すれば、川下の物価も遅かれ早彼上昇せざるをえない。
マンション等の建築用の鉄鋼価格の推移は以下の通りである。建築用資材価格がこれほど上がればいずれはマンション価格が上がらざるを得ないというロジックである。

建築で使われる鉄筋鋼材価格推移
 19ミリ異形棒鋼鉄筋  日刊鉄鋼新聞より

1tあたり
1999年 1月  26,000円
2007年 1月  64,000円
2007年 10月 70,500円

2008年6月12日 110,000円
(日経2008年6月13日の商品市況相場表より)
(比較)
バブル時
1987年1月  32,000円
1991年1月  60,000円
1995年1月  37,000円

このようにインフレが続くとなると株高・債券安(長期金利高)にならざるを得ない。資源小国・農業小国の日本の通貨¥も下落するであろう。これはさらに株高を演出する。
ちなみに短期的に株はインフレ懸念にネガティブに反応している。企業の売上減少を連想させるからだろう。しかし、単価はいずれ上昇するが、そうなると単価*売上額は最終的に増加する。また企業は一般的に借金を抱えている。借金を抱えていらう人はインフレになれば好都合だ。このような事情から最終的には株はインフレに強い。それは歴史的に見ても明らかである。1950年日経平均が計算され始めた年の日経平均は約100円である。今やその130倍になった。身近な例として散髪代を考えると物価はおよそこの60年弱で20倍くらいだろう。株と土地こそがインフレヘッジをヘッジできる商品なのだ。

(付録  付録   付録   付録   付録   付録)

1幸夫のお店が8月23日(土)12時にオープンいたします。シャツとバッグの店で"CRUM/クラム"と言います。場所は東京都港区西麻布1-15-16クルコトビルです。グーグル地図
http://maps.google.co.jp/
を開き、住所のところに東京都港区西麻布1-15-16を入れて下さい。地図が出ます。
駐車場はありませんので公共交通機関をご利用ください。
鉄扉がふだんからしまっているので、入るのに勇気がいるかも知れませんが、入ってしまえば「アット・ホーム」な雰囲気を目指しているそうです。「売り切れごめん」のコンセプトだそうです。よろしくお願いいたします。8月29日(金)日経CNBCの「夜エクスプレス」(夜9時半より)に弟と私で生出演しますが、前半には私のマーケットコメント、後半にはこのお店の話が取り上げられる予定です。
2.わが社に「ムトウ」君が入社しました。私が三井信託銀行千葉支店に入社した時の1年後輩です。彼は「芸大」を目指して2浪、初心を貫ききれず、諦めて「慶応」に入った男です。「ゲイダイ」に入るつもりが「"」がなくなり「ケイダイ」になってしまったそうです。
彼は、その昔、三井信託から証券会社に出向していた時に私に「徳陽相互銀行」の株を勧め、140万円の損を私にさせた男です。1年後くらいに「徳陽相互銀行」が倒産してしまったのです。私が、「徳"用"相互銀行」の株で損をしたとホームページに書いたら、「本当にお徳用でしたね」とシャーシャーと書いてきた男です。証券会社の損失補てんが社会問題になっていた時に、「紙きれになった株式をこれに入れて壁に飾り将来の戒めにしてください」と安っぽい額縁を送ってきた男です。
3.朝日新聞Be土曜日版にも書きましたが、「崖の上のポニョ」をうたっている藤岡藤巻の藤巻直哉氏が私に似ているとよくいわれます。綾子などテニス仲間の奥様方に「旦那は金融マンでしょ。歌なんか歌わせちゃだめよ」と、叱られたそうです。でも藤巻直哉氏は私でも私の従弟でもありません。わが親族でお笑い系、芸能系は幸夫のみです。あしからず。
私が藤巻直哉氏に似ていると皆が話題にしていたら、弟は「僕は柔道の鈴木に似ている、と言われる」と張り合っていました。彼が負ける前は、よさこい祭りでもらった「金メダル」をネクタイの代わりにかけて街を歩き、「誰か鈴木に間違えないかな?」と言っておりました。「アホ、君は身長が鈴木選手の半分くらいしかないじゃないか?」と言ったら「身長は彼より低くても血圧は彼よりも高い」とあくまでも、張り合っておりました。
4.先日、新幹線の中で携帯電話をしている怖いお兄さんがいました。車掌さんも怖いのか無視していました。
偶然、会社に遊びに来ていた元・部下のナカガワ君にその話をして憤っていたら、「その場で注意すればいいのに。前後の見境なく。ほら、マーケットではいつも見境なく出て行って、その結果、よくボコボコにされていたじゃないですか?」ですと。

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