(本文)
以下は私どもが助言をしているファンドを購入していただいている機関投資家の方へ11月の初めに出したレポートである。今から1か月半前のレポートであることにご注意ください。
10月3日、米国下院が金融安定化法案を最終的には通したにもかかわらずNY株が150ドルと少額ではあるが下げた。この時は、さすがにマーケットに強気な私も気味が悪くなり日本株をすべて売却した(¥10,700円レベル)。この金融安定化法案にはかなり期待していたからだ。このNY株の下げはしばらくの間「経済原理よりも不安心理で世界のマーケットが動く」ことを予期させたからである。かつ、もし本当に金融システム不安が深刻化するなら世界恐慌の可能性も少なからず出てきたと思ったからでもある。
しかし、その後、各国の政府・中央銀行が数々の有効な政策を打ってきた。各国政府・中央銀行がこれだけの政策を出してきたので金融危機は終盤だと考えた。そうであれば世界恐慌の可能性はなくなる。その結果、月後半に打診買いを開始した。
月後半のマーケットは金融危機から実体経済の悪化に焦点を変えてきたが、金融危機と違い実態経済の悪化では世界恐慌などは起こらない。対処方法のノウハウはすでに多くの政府に蓄積がなされているし、それ以上に、景気悪化の原因がはっきりしているので対策が簡単だからだ。実体経済の悪化は逆資産効果のせいだったのであるから株価が上げれば実体経済は急速に改善する。
株価が実体経済を表すというより株価が実体経済を引っ張るのである。
金融危機が終わったという理由で金融株中心に株価が回復すれば経済実態は急速に回復する。今度はプラスの資産効果である。以上が打診買いを開始した理由である。なお、経済実態の悪化はかなり昔から言われており株価にはすでに織り込まれていたと考えている。米国では去年から「近い将来のリセッション入り」を唱える人が多かったが1年たってやっとその状態になったのだ。当然株価には織り込まれているはずだ。その観点からも10月初旬の株価は売られすぎと考えた。
「買う人がいないのだから株価は今後とも下がり続けるだろう」と喧伝する人もいるが配当がある限りどこかで経済合理性が働く。極端な例でいえば50の配当金を出す企業の株を100で購入すれば2年間で元手が回収出来るのだ。
ところで金融危機対策として今まで出てきた各国政府・中央銀行の政策とは
(1) 不良債権の買い取り(2)金融機関への公的資金の投入(3)銀行間取引の政府補償
(4)時価会計の一時停止である。
これらの政策は極めて有効と考える。
(1) の政策は、今までのところあまり評価されていないが私はとくに有効な政策と理解している。これが実行されるようになればマーケットはその有効性を認識していくようになると思う。政府の銀行保有不良債権買い取りが入札で行われる。入札ということをマーケットは評価していないが、私は入札であっても「バナナのたたき売り価格」は排除されるだろうと思う故にこの政策を評価するのである。「バナナのたたき売り価格」が「時価」になってしまう危険がなくなる。AIG危機の時はAIGが明日の流動性確保のために「バナナのたたき売り」をした場合、それが時価になってしまう危険があった。それをマーケットは怖がった。この「バナナのたたき売り価格」ですべての保有債権を評価しなければならなくなると健全企業でも赤字を背負い、株価急落に追い込まれてしまう。サブプライムローン商品でいえば、価格は倒産確率で決められるべきものが、とんでもなく高い倒産確率を予期した価格(すなわちバナナのたたき売り価格)となってしまうのはまずい。ちなみにサブプライムローン商品の最近の倒産確率は15%程度だと聞いている。70%も80%もの倒産が出るような価格はありえないのである。以上が私が(1)の政策を非常に有効と考えている理由である。
また(4)の政策も同様の理由である。ただし日本では、相場が存在する商品までに時価会計の停止が検討されているのは困ったものだ。
以上の政策により「バナナのたたき売り価格」が排除されれば金融機関は多額の戻り益の計上を行うことになるのではなかろうか?
ところで、今、個人の外貨預金とネット証券での口座開設が激増していると聞く。過去、相場のターニングポイントはプロよりも個人のほうが、きちんと掴んだ例もある。もう10年ほど前だったか日本興行銀行とか日本長期信用銀行の利付債が8%を超えた時の話である。
このときは個人が店頭で2時間も3時間も並んで利付債を買っている様子がテレビで報道された。金利のピークをかぎ取ったのは個人客だったわけである。当時、プロは全く手が出なかったと言われている。個人の金で考えれば確かに9%のほうがいいけども8%でも十分魅力的なレートだと思えるがプロだと8%で購入した利付債が9%に上昇すれば(債券価格は下落)、成績不良の責任を取らされる可能性があったからである。
今回の個人の外貨預金とネット証券での口座開設の激増は「ターニングポイントはプロよりも個人のほうが、きちんと掴む」ことの再現かもしれない

(付録 付録 付録 付録 付録 付録)
1. 今、世の中「100年に1度の金融危機」だと騒いでいますが、私は投資家にとっては「100年に1度のチャンス」だと思っています。私自身は今日経225を買い、米国のド安くなった金融株を買っています。最近の講演内容もこのスタンスですし、書きものもこのスタンスです。
近日中の書き物、出物等は以下のとおりです。
(1) 12月22日(月)発売の「週刊エコノミスト」の書評特集で今の投資スタンスを短いですが書いています。
(2) 最近出た「2009 投資アウトルック」(日本経済新聞出版社)のp26- p38にも書いていますが、これはサブプライムへの焦点というよりは、相変わらずの中長期的観点からの資産インフレ論です。
(3) 来年1月7日(水)、14日(水)「ラジオNIKKEI」の「エコノミスト・アイ」(18:45-19:00)でサブプライム等について、じっくり話します。(12月26日収録)
(4) ブルムバーグTVの年末年始用のロングインタビューでやはりサブプライム問題等についてしゃべります。22日の日に収録。その日は日本語の収録の後英語(正確に言うと英語らしきもの)の収録です(ただしこれは国外用かもしれません)
(5) 1月東証主催の「オプションセミナー」の第2部「パネルディスカッションにパネラー」として出ます。私が「オプションをどう利用していたか」などをお話しするつもりです。(詳細は最下段をご参照ください)
(6) 早稲田の藤原洋二先生編集の「金融入門」(昭和堂)の1章半分、書かせていただきました。私にとっては珍しく真面目な本です。なんて言ったって大学の先生方が書いている本当の教科書なんですから。来春出版だと思います。
(7) 3月に向け新しい本を書いています。PHPより出版です。
2. 日経新聞朝刊の最終ページ、私の履歴書の上の「交遊抄」に原稿を依頼されすでに日経新聞社に送ってあります。没にならなければ今年中か来年初めに出るはずです。
テニス仲間のミヤベさんに「『交遊抄』にミヤベさん載せないけど勘弁ネ」と言ったら「損している人の交遊抄には載せてもらいたくないね」と切り返されました。
3.最近幸夫のところにはお歳暮がやたらと届きますが、私の所に来るお歳暮はほとんどなし。たまに来るとそれは批難。しかし、そうはいっても、講演会には幸か不幸か引っ張りだこです。講演者は講演が終わった後「藤巻さんの話を聞くととても明るくなります」と褒めてくださいます。問題は、話を聞くだけなら明るくなるのですが、話を実行に移すととたんに暗くなってしまうことです。
講演会、時間が短い時はかなり早口でしゃべります。講演会の後で「早口よく分かりませんでした」と言われたこともあります。が、そういう時は「でもよくわからなくってよかったですね。理解して話を実行に移すと損してしまうところでしたから」と答えます。そういえば「ああ言えば上祐、とか言う人もいましたね」
それにもめげず私は、講演会で「いいチャンスです。Citi銀行とかAIGなど、馬券買うより面白いと思いますよ」と話しています。
皆さん、危機だ危機だと騒いでいますが、ニューヨーク株は今年の底値$7,464(11月21日)からすでに18%上昇して$8824なんですからね。
詳しい内容は講演会に来ていただき話を聞いてください。
4.今後のスケジュールのところに(上記 1)ブルムバーグに英語で出ると書きましたが、英語(らしきもの)をまともにしゃべるのは1年ぶりくらいです。この2年間で英語をしゃべったのは、昨年夏に1週間、モルガン時代のボスがきてわが家に泊まっていった時と、今年の夏に、ビジネススクール時代とモルガン時代の親友夫婦が久しぶりに日本に来たので、2夫婦で伊豆の温泉に泊まりにいったときだけなのです。昨年、やはりブルムバーグの英語番組に出た時は、シンガポールからの電話での英語の質問がよく聞き取れませんでした。(この時は生放送でした)「パードン?」と言ったら、同じスピードで同じ言い回しで聞いてきたのです。通常、私の経験では「パードン?」と聞けば普通2度目は質問のスピードを落としてくれるものなのです。しかいキャスターの彼女はそうではなかったのです。(そもそも外国のマーケットキャスターって早口なのです)2回目も分からなかったので再度「パードン?」といったにもかかわらず、また同じスピードと言い回し。結局質問の意味が分からないままで、しょうがないのでしゃべりたいことをしゃべりました。まさに冷や汗もので、大恥をかきました。「2度ともう英語番組には出まい」と心に誓ったのにまた、のこのこと出て行くんですよね。マーケットで「やられてもやられても、のこのこと出て行く」ように。ただし、今回はディレクターの方に「パードン?」と聞いたら、質問のスピードを落としてくれるようキャスターに言っておくようにと、十分念をおしてあります。今年の問題は質問がわかっても 会等の英語が出てこなくなることです。
5.スピードを落とすといえば、7,8年前イタリアでタクシーに乗った時、高速道路をむちゃくちゃに飛ばすので「スローダウン、プリーズ」と行って手で押さえるジェスチャーをしたら、冷房の温度を落としただけで、同じ用にぶっ飛ばしていきました。他国の人とコミュニケーションするのは、とても大変なんです。
6.今日は暖かい。冬の温かい日は大好きです。外に行きテニスをして気持ちのいい汗をかきたいです。ディーリングルームでいくら冷や汗をはかいても気分爽快にはならないのです。
7.以下1(5)で書いたトウショウセミナーのお知らせです。
【東京証券取引所主催セミナーについて】
◆ セミナータイトル:
『東証資産運用フォーラム2009』~オプション取引で始める新しい資産運用~
主催;東京証券取引所
協力:日経CNBC
◆ セミナー概要:
「オプション取引」に関するセミナー。
講師として、ニューヨーク証券取引所のポール・フィネガン氏やフジマキ・ジャパン社長の藤巻健史氏らを迎え、東京・大阪・名古屋の3会場で開催。
司会は日経CNBCのキャスターが務め、参加費は無料。
◆ 開催スケジュール:
・東京会場: 2009年1月12日(月・祝)12時30分開場 大手町サンケイプラザ
・名古屋会場:2009年1月14日(水)18時開場 ミッドランドホール
・大阪会場: 2009年1月15日(木)18時開場 松下IMPホール
◆ プログラム
【第一部】 基調講演
◇ オプション取引の効果的活用法
(講師:NYSE Arca(ニューヨーク証券取引所グループ)シニアディレクター ポール・フィネガン氏)
アメリカではすでに個人投資家の投資手段として広く普及しているオプション取引の基礎的事項について、初心者にもわかりやすく解説するとともに、実践的な活用方法についても具体例を交えて紹介します。
【第二部】 パネルディスカッション
◇オプション取引が可能にする新たな資産運用スタイルについて
(パネリスト:①NYSE Arca(ニューヨーク証券取引所グループ)シニアディレクター
ポール・フィネガン氏 ②フジマキ・ジャパン 代表取締役社長 藤巻健史氏
③東京証券取引所 派生商品部 総務企画グループ リーダー 多賀谷 彰)
ボラタイルなマーケットが続く中で、個人投資家の資産運用手段として注目されるオプション取引について有識者が討議するパネルディスカッション。海外では個人投資家の投資手段として広く浸透しているオプション取引の活用法、今後の東証の取組みなどについてお話しします。個人投資家がオプション取引を活用するための戦略と注意点について、複数の有識者の意見が聞ける貴重な機会です。
◆ セミナーへの申込について:
・ 申込期間:11月14日(金)~12月22日(月)
・ 申込方法:ハガキ・FAX・インターネット。
【ハガキ・FAXにてお申込の場合】⇒参加希望会場・参加希望人数(2名まで)・郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号を明記の上、〒160-0023東京都新宿区西新宿1-22-15グラフィオ西新宿4F イーヴァム・インターナショナル内「東証資産運用フォーラム事務局」まで。
【インターネットにてお申込の場合】
下記URLよりお申込ください。
http://www.tse-forum.jp
※応募者多数の場合は、抽選の上、当選者に参加証を発送致します。
◆本セミナーに関するお問い合わせ先:
東証資産運用フォーラム事務局 TEL03-5323-6085(平日10時~18時、12/29~1/2を除く)
以下は私どもが助言をしているファンドを購入していただいている機関投資家の方へ11月の初めに出したレポートである。今から1か月半前のレポートであることにご注意ください。
10月3日、米国下院が金融安定化法案を最終的には通したにもかかわらずNY株が150ドルと少額ではあるが下げた。この時は、さすがにマーケットに強気な私も気味が悪くなり日本株をすべて売却した(¥10,700円レベル)。この金融安定化法案にはかなり期待していたからだ。このNY株の下げはしばらくの間「経済原理よりも不安心理で世界のマーケットが動く」ことを予期させたからである。かつ、もし本当に金融システム不安が深刻化するなら世界恐慌の可能性も少なからず出てきたと思ったからでもある。
しかし、その後、各国の政府・中央銀行が数々の有効な政策を打ってきた。各国政府・中央銀行がこれだけの政策を出してきたので金融危機は終盤だと考えた。そうであれば世界恐慌の可能性はなくなる。その結果、月後半に打診買いを開始した。
月後半のマーケットは金融危機から実体経済の悪化に焦点を変えてきたが、金融危機と違い実態経済の悪化では世界恐慌などは起こらない。対処方法のノウハウはすでに多くの政府に蓄積がなされているし、それ以上に、景気悪化の原因がはっきりしているので対策が簡単だからだ。実体経済の悪化は逆資産効果のせいだったのであるから株価が上げれば実体経済は急速に改善する。
株価が実体経済を表すというより株価が実体経済を引っ張るのである。
金融危機が終わったという理由で金融株中心に株価が回復すれば経済実態は急速に回復する。今度はプラスの資産効果である。以上が打診買いを開始した理由である。なお、経済実態の悪化はかなり昔から言われており株価にはすでに織り込まれていたと考えている。米国では去年から「近い将来のリセッション入り」を唱える人が多かったが1年たってやっとその状態になったのだ。当然株価には織り込まれているはずだ。その観点からも10月初旬の株価は売られすぎと考えた。
「買う人がいないのだから株価は今後とも下がり続けるだろう」と喧伝する人もいるが配当がある限りどこかで経済合理性が働く。極端な例でいえば50の配当金を出す企業の株を100で購入すれば2年間で元手が回収出来るのだ。
ところで金融危機対策として今まで出てきた各国政府・中央銀行の政策とは
(1) 不良債権の買い取り(2)金融機関への公的資金の投入(3)銀行間取引の政府補償
(4)時価会計の一時停止である。
これらの政策は極めて有効と考える。
(1) の政策は、今までのところあまり評価されていないが私はとくに有効な政策と理解している。これが実行されるようになればマーケットはその有効性を認識していくようになると思う。政府の銀行保有不良債権買い取りが入札で行われる。入札ということをマーケットは評価していないが、私は入札であっても「バナナのたたき売り価格」は排除されるだろうと思う故にこの政策を評価するのである。「バナナのたたき売り価格」が「時価」になってしまう危険がなくなる。AIG危機の時はAIGが明日の流動性確保のために「バナナのたたき売り」をした場合、それが時価になってしまう危険があった。それをマーケットは怖がった。この「バナナのたたき売り価格」ですべての保有債権を評価しなければならなくなると健全企業でも赤字を背負い、株価急落に追い込まれてしまう。サブプライムローン商品でいえば、価格は倒産確率で決められるべきものが、とんでもなく高い倒産確率を予期した価格(すなわちバナナのたたき売り価格)となってしまうのはまずい。ちなみにサブプライムローン商品の最近の倒産確率は15%程度だと聞いている。70%も80%もの倒産が出るような価格はありえないのである。以上が私が(1)の政策を非常に有効と考えている理由である。
また(4)の政策も同様の理由である。ただし日本では、相場が存在する商品までに時価会計の停止が検討されているのは困ったものだ。
以上の政策により「バナナのたたき売り価格」が排除されれば金融機関は多額の戻り益の計上を行うことになるのではなかろうか?
ところで、今、個人の外貨預金とネット証券での口座開設が激増していると聞く。過去、相場のターニングポイントはプロよりも個人のほうが、きちんと掴んだ例もある。もう10年ほど前だったか日本興行銀行とか日本長期信用銀行の利付債が8%を超えた時の話である。
このときは個人が店頭で2時間も3時間も並んで利付債を買っている様子がテレビで報道された。金利のピークをかぎ取ったのは個人客だったわけである。当時、プロは全く手が出なかったと言われている。個人の金で考えれば確かに9%のほうがいいけども8%でも十分魅力的なレートだと思えるがプロだと8%で購入した利付債が9%に上昇すれば(債券価格は下落)、成績不良の責任を取らされる可能性があったからである。
今回の個人の外貨預金とネット証券での口座開設の激増は「ターニングポイントはプロよりも個人のほうが、きちんと掴む」ことの再現かもしれない
1. 今、世の中「100年に1度の金融危機」だと騒いでいますが、私は投資家にとっては「100年に1度のチャンス」だと思っています。私自身は今日経225を買い、米国のド安くなった金融株を買っています。最近の講演内容もこのスタンスですし、書きものもこのスタンスです。
近日中の書き物、出物等は以下のとおりです。
(1) 12月22日(月)発売の「週刊エコノミスト」の書評特集で今の投資スタンスを短いですが書いています。
(2) 最近出た「2009 投資アウトルック」(日本経済新聞出版社)のp26- p38にも書いていますが、これはサブプライムへの焦点というよりは、相変わらずの中長期的観点からの資産インフレ論です。
(3) 来年1月7日(水)、14日(水)「ラジオNIKKEI」の「エコノミスト・アイ」(18:45-19:00)でサブプライム等について、じっくり話します。(12月26日収録)
(4) ブルムバーグTVの年末年始用のロングインタビューでやはりサブプライム問題等についてしゃべります。22日の日に収録。その日は日本語の収録の後英語(正確に言うと英語らしきもの)の収録です(ただしこれは国外用かもしれません)
(5) 1月東証主催の「オプションセミナー」の第2部「パネルディスカッションにパネラー」として出ます。私が「オプションをどう利用していたか」などをお話しするつもりです。(詳細は最下段をご参照ください)
(6) 早稲田の藤原洋二先生編集の「金融入門」(昭和堂)の1章半分、書かせていただきました。私にとっては珍しく真面目な本です。なんて言ったって大学の先生方が書いている本当の教科書なんですから。来春出版だと思います。
(7) 3月に向け新しい本を書いています。PHPより出版です。
2. 日経新聞朝刊の最終ページ、私の履歴書の上の「交遊抄」に原稿を依頼されすでに日経新聞社に送ってあります。没にならなければ今年中か来年初めに出るはずです。
テニス仲間のミヤベさんに「『交遊抄』にミヤベさん載せないけど勘弁ネ」と言ったら「損している人の交遊抄には載せてもらいたくないね」と切り返されました。
3.最近幸夫のところにはお歳暮がやたらと届きますが、私の所に来るお歳暮はほとんどなし。たまに来るとそれは批難。しかし、そうはいっても、講演会には幸か不幸か引っ張りだこです。講演者は講演が終わった後「藤巻さんの話を聞くととても明るくなります」と褒めてくださいます。問題は、話を聞くだけなら明るくなるのですが、話を実行に移すととたんに暗くなってしまうことです。
講演会、時間が短い時はかなり早口でしゃべります。講演会の後で「早口よく分かりませんでした」と言われたこともあります。が、そういう時は「でもよくわからなくってよかったですね。理解して話を実行に移すと損してしまうところでしたから」と答えます。そういえば「ああ言えば上祐、とか言う人もいましたね」
それにもめげず私は、講演会で「いいチャンスです。Citi銀行とかAIGなど、馬券買うより面白いと思いますよ」と話しています。
皆さん、危機だ危機だと騒いでいますが、ニューヨーク株は今年の底値$7,464(11月21日)からすでに18%上昇して$8824なんですからね。
詳しい内容は講演会に来ていただき話を聞いてください。
4.今後のスケジュールのところに(上記 1)ブルムバーグに英語で出ると書きましたが、英語(らしきもの)をまともにしゃべるのは1年ぶりくらいです。この2年間で英語をしゃべったのは、昨年夏に1週間、モルガン時代のボスがきてわが家に泊まっていった時と、今年の夏に、ビジネススクール時代とモルガン時代の親友夫婦が久しぶりに日本に来たので、2夫婦で伊豆の温泉に泊まりにいったときだけなのです。昨年、やはりブルムバーグの英語番組に出た時は、シンガポールからの電話での英語の質問がよく聞き取れませんでした。(この時は生放送でした)「パードン?」と言ったら、同じスピードで同じ言い回しで聞いてきたのです。通常、私の経験では「パードン?」と聞けば普通2度目は質問のスピードを落としてくれるものなのです。しかいキャスターの彼女はそうではなかったのです。(そもそも外国のマーケットキャスターって早口なのです)2回目も分からなかったので再度「パードン?」といったにもかかわらず、また同じスピードと言い回し。結局質問の意味が分からないままで、しょうがないのでしゃべりたいことをしゃべりました。まさに冷や汗もので、大恥をかきました。「2度ともう英語番組には出まい」と心に誓ったのにまた、のこのこと出て行くんですよね。マーケットで「やられてもやられても、のこのこと出て行く」ように。ただし、今回はディレクターの方に「パードン?」と聞いたら、質問のスピードを落としてくれるようキャスターに言っておくようにと、十分念をおしてあります。今年の問題は質問がわかっても 会等の英語が出てこなくなることです。
5.スピードを落とすといえば、7,8年前イタリアでタクシーに乗った時、高速道路をむちゃくちゃに飛ばすので「スローダウン、プリーズ」と行って手で押さえるジェスチャーをしたら、冷房の温度を落としただけで、同じ用にぶっ飛ばしていきました。他国の人とコミュニケーションするのは、とても大変なんです。
6.今日は暖かい。冬の温かい日は大好きです。外に行きテニスをして気持ちのいい汗をかきたいです。ディーリングルームでいくら冷や汗をはかいても気分爽快にはならないのです。
7.以下1(5)で書いたトウショウセミナーのお知らせです。
【東京証券取引所主催セミナーについて】
◆ セミナータイトル:
『東証資産運用フォーラム2009』~オプション取引で始める新しい資産運用~
主催;東京証券取引所
協力:日経CNBC
◆ セミナー概要:
「オプション取引」に関するセミナー。
講師として、ニューヨーク証券取引所のポール・フィネガン氏やフジマキ・ジャパン社長の藤巻健史氏らを迎え、東京・大阪・名古屋の3会場で開催。
司会は日経CNBCのキャスターが務め、参加費は無料。
◆ 開催スケジュール:
・東京会場: 2009年1月12日(月・祝)12時30分開場 大手町サンケイプラザ
・名古屋会場:2009年1月14日(水)18時開場 ミッドランドホール
・大阪会場: 2009年1月15日(木)18時開場 松下IMPホール
◆ プログラム
【第一部】 基調講演
◇ オプション取引の効果的活用法
(講師:NYSE Arca(ニューヨーク証券取引所グループ)シニアディレクター ポール・フィネガン氏)
アメリカではすでに個人投資家の投資手段として広く普及しているオプション取引の基礎的事項について、初心者にもわかりやすく解説するとともに、実践的な活用方法についても具体例を交えて紹介します。
【第二部】 パネルディスカッション
◇オプション取引が可能にする新たな資産運用スタイルについて
(パネリスト:①NYSE Arca(ニューヨーク証券取引所グループ)シニアディレクター
ポール・フィネガン氏 ②フジマキ・ジャパン 代表取締役社長 藤巻健史氏
③東京証券取引所 派生商品部 総務企画グループ リーダー 多賀谷 彰)
ボラタイルなマーケットが続く中で、個人投資家の資産運用手段として注目されるオプション取引について有識者が討議するパネルディスカッション。海外では個人投資家の投資手段として広く浸透しているオプション取引の活用法、今後の東証の取組みなどについてお話しします。個人投資家がオプション取引を活用するための戦略と注意点について、複数の有識者の意見が聞ける貴重な機会です。
◆ セミナーへの申込について:
・ 申込期間:11月14日(金)~12月22日(月)
・ 申込方法:ハガキ・FAX・インターネット。
【ハガキ・FAXにてお申込の場合】⇒参加希望会場・参加希望人数(2名まで)・郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号を明記の上、〒160-0023東京都新宿区西新宿1-22-15グラフィオ西新宿4F イーヴァム・インターナショナル内「東証資産運用フォーラム事務局」まで。
【インターネットにてお申込の場合】
下記URLよりお申込ください。
http://www.tse-forum.jp
※応募者多数の場合は、抽選の上、当選者に参加証を発送致します。
◆本セミナーに関するお問い合わせ先:
東証資産運用フォーラム事務局 TEL03-5323-6085(平日10時~18時、12/29~1/2を除く)
