2009年4月6日号
(本文)
付録(フジマキの毎日をお伝えするフジマキな日々)は本文の後にあります。
以下は私どもが助言するファンドを購入して下さる機関投資家の方々にお送りしたレターです。1か月前のレターであることにご注意ください。
ドル/円のトレンドが変わってきたように思われる。少し前まではドル/円はNYダウの動きにかなり高い相関関係があったのだが、その相関性がなくなってきた。NYダウが下がってもドル高/円安が進むようになったのだ。これは経常黒字の急速なる減少という実際の資金の流れが影響してきているのかもしれない。経常黒字が減れば売るべきドルがなくなってくるからだ。
このドル高/円安の動きは日本株に好影響を与える。実際ドル高/円安が進めばトヨタ等の業績予想上方修正が発表されるかもしれない。そうなれば最悪の事態を織り込んできた日本の株式市場には大きなポジティブサプライズとなろう。昨年のトヨタのリストラ発表は日本市場にかなりの心理的な打撃を与えたと考えられる。
「あの大トヨタがリストラをするのだから今後の経済は大変なのだろう」という恐怖感を市場に植え付けたのである。その意味でトヨタの業績予想上方修正は心理的にも極めて大きいものがあるだろう。
また米国でFRBが不良債権の買い取りを開始すれば、従来から述べてきているように望ましい結果が得られると考える。
現在、国有化の懸念からシティ、BOA等の米国金融株の価格が今にも破産するかのようなレベルにあるが今の状況で100%国有化は考えられず、それがはっきりした段階で金融株の回復、それに伴う一般株の回復が考えられる。タイミングとしては先日開始されたストレス・テストの終了時が一つの可能性である。
ところ最近のマスコミ報道は景気悪化のニュースばかりである。トヨタが史上初めて1500億円の営業赤字に転落したとか、日米欧の失業率が増加したとかのニュースが繰り返し流されている。実際のところ、2009年に入ってから実体経済が鋭角的な落ち込みをしているようであるが、株価の動きは実体経済のように鋭角的ではない。底割れしそうな感じもない。これは明るいニュースである。多くの方は株価は実体経済を反映すると思っているようだが、そうではない、逆だと私は思っている。株価による資産効果なり逆資産効果なりが実体経済を引っ張るのである。
株価を過度に信用するのは間違いだが一般に株価というのは、実体経済に6か月とか1年先行するといわれている。つまり、株価がすでに底固めに入ったとするならば、ニュースがいうほど、世界経済や日本経済の見通しは暗くないということである。
(付録 付録 付録 付録 付録)
(1)4月18日、久しぶりに本を出します。
「100年に1度のチャンスを掴め!」(PHPビジネス新書)800円(税別)です。よろしくお願いいたします。
サブタイトルは「サブプライム・ローン問題後のマーケットはどうなるか」
「Make Money」というタイトルにしようかとも思ったが、このタイトルの本を、昔どなたかが書いていたし、今の私が書いた本だと知れると「Make Money」を「負けMoney」と読まれてしそうだから、やめた。
読んで「値“損”金だった」といわれず、「値“千”金だった」といわれるような本でありたいと思います。
(2)4月20日(月)夜7時からのBSフジの2時間生番組「プライムニュース」に弟幸夫と2人で出演いたします。キャスターは
八木亜希子さん(元フジテレビアナウンサー他)です。
「日本を元気にする」というような内容です。
(3)有料(¥12,000)で恐縮なのですが、7月18日(土)地下鉄・六本木1丁目駅から徒歩1分の泉ガーデンギャラリーで「藤巻健史・幸夫の兄弟塾」を開催いたします。豪華ゲスト3人もお招きして1日お勉強いたしましょう、という企画です。ふるってご参加ください。
詳細は近じかこのホームページにアップいたします。私は、投資の役に立つ金融の初歩(新聞経済記事の読みかた、日経先物225や債券先物等デリバテイブの利用法)を講義しようかな、と思っています。こんな時期だからこそ、スキルアップをいたしましょう。
(4)最近、西麻布の幸夫のお店「CRUM」(詳細はCRUM
のページをごらんください)によく有名人が来てくださいます。
つい先日はシングソングライターの広瀬香美さんが来てくださいました。店から連絡があり幸夫が即座に階下に降りて行ってお相手をしていました。幸夫は「兄貴って意外とミーハーなんですよ。広瀬香美さんがいらっしゃったと聞いてキャーと大声をあげました。今、上で興奮状態でいると思いますよ」と接待していたそうだ。
「私ちょうど横に居合わせたんですけど『アレマー』と思いましたよ。だって社長(私のこと)が広瀬香美さんのこと知っているわけないと思いましたから」と私の秘書のヤマダから報告があった。
ヤマダは勿論、我が息子たちからは「広瀬香美さんを知らないとは日本人じゃない」といわれたが、すみません、実際にぞんじ上げないのです。加山雄三とかチューリップとかガロとかは知っているんですが、それ以降の方はーーー。
それにしても幸夫!!確かに人を気持よくさせるから罪のない嘘ではある。しかし、オレの名は使うな!!「キャー、キャー」言って興奮していたのは自分自身のくせに!
(5)それにしても幸夫は本当に脳天気である。
先日、私の高校の時の同級生が2人、続けて亡くなった。一人は幸夫もよく知っている。「君も知っている私の同級生のI君がなくなったぞ」「アレー、Iさんってお兄ちゃんより、かなり歳上だったっけ?」「同級生って言っているだろうが」「あ、そうかじゃー還暦ぐらい?」「お前はいつも『兄貴は僕より10歳年上です』ってマスコミに言いまくっているじゃないか。48歳に10歳足すといくつかな?」「わかったよー。兄貴は時々、上から目線なんだよなー。僕が高いのは座高と血圧だけなのに」
(6)我がオフィスは「裏西麻布」と称する(実際にはそんな地名はありません)地域の青山墓地に面した裏さびれた裏通りに面している。前にも書いたが幸夫の同業者が来社すると「おもしろいところに店を構えましたね。面白い店ですね」とおっしゃってくれるのだが、私の同業者が来ると「藤巻さん、そんなにサブプライムで、やられちゃったんですか?」といわれるような場所でありオフィスなのだ。したがって店の前の人通りは極めて少ない。ところで、我が社には、というか、我が社にもカメラ付きのステントフォンが玄関横についているのだが、幸夫は、ステントフォンが珍しくてしょうがないようだ。仕事に飽きてくるとオフィス内からカメラを見張りはじめる。そしてたまに人が店の前を通りすぎると、外に向かってささやくのだ。「ちょっと、チョト、お客さん、寄っていきませんか?」。通りがかりの人はギョッとなって足早で去っていく。逆にカメラで友人の訪問だと認識すると「**新聞の勧誘はお断りです」とか「今、倒産しそうで金ありません。集金は後にしてください」とやるのだ。ステントフォンを遊び道具だと思っている。本当にガキなんだから嫌になってしまう。あんたは48歳さんだからね!。
(6)先日、代々木公園でやっている「コルテオ」というサーカスを見に行った。誘われた時、「えー?えー?サーカス?子供じゃあるまいし。」と思ったのだが、とんでもなかった。大人の鑑賞に堪える素晴らしいものだった。ましてやご縁があって最前列のまっ正面の席だったので一層の迫力だった。(円形劇場ですが、一応正面というものがあります)
「明日はサーカスを見に行く」とオフィスで言ったとき、秘書の山田はすぐ「コルテオですか?」と聞いたが、私と同い歳の武藤は「ボリショイ・サーカスですか?」といった。歳の差はこういうところに現れる。
