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マーケット4月の動き

2009年5月29日 (金)

(本文)(すみません。疲れているので頭が回りません。フジマキな日々はお休みで 

     す)

以下は1か月前に私どもの助言するファンドを購入してくださっている機関投資家のお客様にお送りしたレポートです。1か月前のレポートであることにご注意ください。

 

 

(1)「実態経済が悪い」というニュースばかりが目立つが、日米ともに株価が反発している。直近の日本株の底値は¥7,021(3月10日)、米株は$6,547(3月9日)であるが、それと比べると4月末は日本株,米国株ともに26%上昇した。

米国S&P500の月間上昇率は2000年以来最高だった。株価は、よく「6か月先の景気を読む」と言うが、私は「読む」などという消極的なものだとは思っていない。株価の上昇・下落が資産効果または逆資産効果となり景気を引っ張り上げたり引っ張り下げたりするのだ。その点からすると4月の日米の株価の上昇は今後、実体経済にかなりいい影響を与えると考えられる。そしてそれがまた株価を引き上げるという好循環が始まると思うのだ。

特に今回の危機はサブプライムローン問題による米国金融株の下落から始まり、それに続き、一般株の下落、そして逆資産効果による消費減退を招いたわけである。その大基である金融株が大きく上昇したことは極めて明るいニュースである。逆回転が始まる可能性がある。絶対的な値はまだまだ低いのであるが、シティーグループ  $1を割り大騒ぎしたのはわずか2か月前の3月5日である。

それからの回復は大きい。いくら偉大なエコノミストが「金融危機はまだ終わっていない」と主張したところで、マーケットは「終わった」とみているわけである。マーケットの一人一人の構成員はエコノミストより頭は良くないかもしれないが集合体としてのマーケットはかなり、頭がいいものだ。

              底値      4/30/09

シティーグループ        $0.97(3/5)    $3.05

バンク・オブ・アメリカ $2.53(3/6)       $8.93

JPモルガンチェース   $14.96(3/9)       $33.00

AIG                     $0.33(3/6)       $1.38

 (2)ドル売りが仕掛けられても底堅くなってきている。やはり経常黒字の縮小で売るべきドルが不足してきているせいではなかろか?今年の社内レートはかなり低かったため$の上昇期には輸出のドル売りが早めに出ていた可能性がある。早めに売っても社内レートより高く売れば財務部としては責任を果たせるからである。しかし、$を売り切ってしまうと売るべき$が不足し青天井が抜けたように$が上昇する可能性もあると考える。なお、「貿易赤字だからとか双子の赤字だからドルが弱含む」というロジックをよく聞くが、それでは強くなる通貨はなんなのか?「ドルが弱くなっていく」と主張する人のロジックは、私にはすべての通貨に適用されると思えてならない。すなわち彼らのロジックは、「全ての通貨価値が落ちる=インフレがくる」ということを言っているのである。もちろん「どちらの通貨がより弱くなるか」ということで為替の値は動く。しかし、より重要なメッセージは「インフレが来る。どの国でも土地・株を買っておかなくてはいけない」ということではなかろうか?

 

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