(本文)
(1)本日の日経25先物のイブニングセッションは¥10,070で取引が終了
した。相変わらず強い米国株式市場を反映しているようだ。何度も書いているがトレンドは変わったと思う。株は強い!
(2)長期金利の上昇(価格下落)も続くと思う。今のシミのような金利水準とは決別である。地銀の購入能力が落ち地方債の暴落が起こる。それに引きずられて国債マーケットが崩れるという(悪い金利上昇)シナリオがいずれは考えられる。
しかしその前に起こるのは良い金利上昇であろう。よい金利上昇では株価上昇など止まらない。悪い金利上昇を怖がって株を買わなければバスに乗り遅れるだけであろう。
なお、米国でも「悪い金利上昇」が起こるという議論を聞くが、米国では、それはありえない。
長期金利というのは「名目金利+期待インフレ率+デフォルトリスク(倒産確率)」で決まるが「悪い金利上昇」とは「デフォルトリスク上昇」のことを言う。
ところが米国では$が基軸通貨なので米国の倒産(デフォルト)は起こり得ないのだ。輪転機で$を刷りばらまけばいいからだ。
その結果、紙片乱発でものすごいインフレが起きる。「期待インフレ率」の上昇によって名目金利の上昇が起こるのだ。インフレの時、自らの財産を守るには不動産、株、商品でしかない。株は買いである。
(3)本日の日経新聞夕刊で本の宣伝なのではあるが「このまま先物取引のような腐敗した金融システムを放置すればーー」という文章があった。基本的な金融の仕組みを知らないでアジテーションをするのは望ましくない。健全な経済社会の構築を妨げる。「先物取引」と「通常の取引」ともに値段は本日決める。「先物取引」と「通常の取引」の差は「決済日(モノとお金の交換)が将来か本日か」にすぎない。「契約をしたらすぐお金の交換」をするのは良いが「契約をして3ヶ月後に決算をした」ら、どうして「腐敗した金融システム」になるのだろうか?日本において不動産取引は、ほぼすべて先物取引である。マンションを買う契約日に全額払う人は、まずいない。手付金を打って銀行に借金を申し込み3ヶ月後に残額決算をする人を「腐敗したシステム」の取引をしていると言うのだろうか?
(4)為替は95円の攻防戦がやっと終わったのかも知れない。
通常、会社は上記(3)で言うところの「腐敗した金融システム」である先物取引で為替の予約を取る。
社内レートが95円と設定されている企業が多いと聞いているが、もしそうだとすると、95円を超えた段階では企業財務のドル売りが出る。一方95円を割ると財務部の人間はなかなか先物のドル売りを心理的に出せない。せっかく現場の人間が苦労してモノを作ったのに、社内レート以下で売って予算未達成という状況を避けたいからだ。ここで95円の攻防がしばらく続いたわけである。しかし、何度も書くように「モノ+サービス」がついに赤字になってしまったし、経常黒字も急速に小さくなっている。売るべきドルがなくなっている。95円の上に雲のようにかかっていた実需のドル売りは昔のように厚くない。ひょっとすると薄い空の上の青空域に入ってきたのかも知れない。
(フジマキな日々)
(1)先週の朝日新聞土曜日版BE「やっぱりフジマキに聞け」は以下でご覧
になれます。
http://www.asahi.com/business/topics/fujimaki/
(2)昔、部下ウスイが乗っている車を「ボルボ」と書いて「違います」と怒
られた。「ゴルボ」と書いてまた「違います」と怒られた。「ゴルフ」だったのだ。名前には似たのが多い。
ところで、6月8日の毎日新聞夕刊p9の芸能欄の見出し「藤岡幸夫が首席指揮10年」を見て、「あれ!」と思ってしまった。
なんか藤巻幸夫と視覚的に似ていませんか?もっともこの方は関西フィルハーモニーの首席指揮者でガサツな藤巻幸夫とは大違いです。
秘書のヤマダが「“健”史あてなのか幸“夫”宛なのか一応確認しますね」と先方に電話をかけていた。やはり私宛でした。
