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マーケット&フジマキな日々

2009年6月 2日 (火)

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(1)日本もそうだが米国株が続伸している。CRB 商品市況5月は14%上昇し、これは1974年以来最も上昇した月となった。 日本の報道のみを見聞きしていると、GMがだめだとかの暗いニュースばかりであるが、世界は明るく変わりつつある。なおGMのニュースは「株式市場に織込み済み」の代表例である。突然に破産法が申請されたわけではない。ほとんどの人がそうなると予想していたわけで、その通りになった。株を買ってきた人は、当然GMが破産法を申請するという前提のもと、そして破産の影響で米経済がどうなるかを予想した上で株を買ってきたはずだ。なにも考えず能天気に株を買ってきたわけではない。米国株はスピード調整があっても上昇が続くと考える。

(2)「長期金利が上昇するので、それが景気回復の足を引っ張る」という識者もいるが、景気が回復すれば必ず長期金利は上昇する。これは良い金利上昇であるが、景気が回復する時はそんなことを、ものともせず株価は上昇するものだ。

確かに財政状況の悪化による悪い金利上昇は景気に悪影響を及ぼすが、日本の経験からしても、すぐに悪い金利上昇が起こるとは思えない。今後の長期金利上昇はいい金利上昇であろう。

ただし、今後、長期金利はかなり上昇すると思っている。東証がこの秋、創設を考えているミニ債券先物は、個人投資家にとって極めて面白く、パワフルな商品だと考える(もちろん債券先物の売り)

718日の「フジマキ・ジャパン主催のセミナー」でも取り上げるつもりです。

(3)ところで「100年に一度の危機」と言っているが、この言葉を聞くと株価も100年ぶりの低迷、または急落を考えるが昨日の米国株価は$8,721であるが、過去の年末の米株は

1989末 $2,753

1989  $2,634

1991  $3,169

1992  $3,301

1993  $3,754

1994  $3,834

1995  $5,117

1996  $6,448

1997  $7,908

1998  $9,181

1999  $11,497

2000  $10,787

2001  $10,022

2002  $8,342

2003  $10,454

2004  $10,783

2005  $10718

2006末  $12,463

2007末  $13,265

2008末  $8,776

である。昨日の株価は10年前(1998年末)とほぼ同レベルもしくはITボアブル崩壊後のレベルと同じである。これが本当に「100年に一度の危機」何ですかね?30年以上の私のディリング経験ではこれ以上の危機は何度もあった気がする。現在の米国経済は確かに下落したが、地政学的にも歴史上も、まだまだ、かなり強いと私は思う。

 

(フジマキな日々)

(1)先週の朝日新聞土曜日版Be「やっぱりフジマキに聞け」

http://www.asahi.com/business/topics/fujimaki/

でご覧になれます。

 

(2)528日に発売された早稲田大学商学部教授の藤原洋二先生が編集された「現代の金融」(昭和堂)(¥2600+税)の第5章後半と第10章を担当させていただいた。「金融論」の講義を受ける学生を対象とした本で私以外の筆者8人のうち7人は大学教師、もう一人の方は研究者の方ですから、私の他の本のようにちゃらんぽらんなものではありません。「金融論」を勉強されたい方よろしくお願いいたします。

 

(3)418日発売の「100年に1度のチャンスを掴め!」(PHPビジネス新書)も微速前進ながら4刷り、34,000部まで行きました。自分で言うのもなんですが、ここに書いたことは今のところよく当たっています。汚名挽回です。おっとっと、汚名を“そそぐ”でした。

お世辞かも知れませんが、某大学の先生からは「タイトルがちゃらんぽらんな割には骨太な内容だ」とおほめの言葉をいただきました。こちらもよろしくお願いいたします。くどいかもしれませんが、「ごホン(本)といえば、フジマキ散(さん)」でお願いいたします。

 

(4)今歌舞伎に凝っています。毎月、歌舞伎座に行っているのです。ただ今月は歌舞伎座行きをお休みして新橋演舞場の9日の昼の部に行きます。23日には坂東新悟君(故あって私は、彼とお父さんの坂東彌十郎のサポーターです)の邦楽発表会も見に行きます。先々週の日曜日はアメリカン・クラブに尾上松也のトークショー(写真ご参照)を見てきました。尾上松也.jpg

「役を取るためにはブロードウェーみたいにオーディションを受けるのか?」という米国人のトンチンカンな質問もあり、逆に面白かったです。歌舞伎座に行くと必ずと言っていいほど声をかけられます。これほど声をかけられるところは他にありません。先日など男子トイレに入ったとたんに声をかけられました。声をかけられるのは、うれしいのでウェルカムなのですが、せっかく歌舞伎座なんですから「よ、藤巻屋」でお願いいたします。

 

(5)一昨日は、長男健太の主張を入れて近所の韓国焼肉屋。昨日はモルガン銀行時代大いに接待に使わせていただいた大森海岸のお寿司屋さん「松乃寿司」に行ってきた。

まだモルガンに勤めていたころ、ヘッジファンドの大物を連れて2人でここのカウンターに座った。儲けた話は酒がまずくなるから我々の業界ではタブーだ。そこで、どれほど損したかの自慢話で盛り上がった。彼が「一晩で大型のプライベートジェット3機失った」というから私は「一晩で500円玉分の髪の毛を失った(円形脱毛症)」という話をしていて、はっと気がついた。ここの大将、手塚さんは慶応大学経済卒のインテリで英語がわかるのだった。「大将、今日はわが社の接待なんだからね。今の話聞いて、そんならゼロひとつ多くつけても大したことないや、なんて思わないでよ。そんなことしたら経理部に怒られちゃうから」とあわてたことを思い出す(もちろん冗談の会話)

「松乃寿司」さんは、あのあたりでは最も高級なお寿司屋さんで並みのお寿司屋さんとは格が違います。接待として使うのに最高です。

 

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