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本文 &フジマキな日々(藤巻健史の一週間)

2009年7月16日 (木)

  桜姫1.JPG

(本文)

(1).本日(7月16日)、夜9時半から日経CNBC「夜エクスプレス」に出演します。よろしくお願いいたします。

 

(2).本日はJPモルガン・チェースの決算発表である。前から書いているように今回の危機の「スタート・ポイント」はサブプライムローンを発端とした金融株の急落であることを考えると、金融株が上昇し、逆回転が始まることの意味は大きい。非常に注目すべき発表である。ところで13日に発表された大手米金融機関の決算発表の第1号、ゴールドマンの純益は3200億円。これは3ヶ月間の利益であるから1年換算だと1.3兆円である。流石、米銀である。

「トレーディングで上げた利益だから、単発的かもしれない。今後が不安だ」という人がいるが、よくマーいろいろな不安材料をこじつけてくるものだ、と感心してしまう。そもそもゴールドマンは以前から自己ポジションを中心としたトレーディングで利益を稼いできた会社である。今に始まった話ではない。リスク・テーク以外の分野を理由に史上最高益を上げたら、それこそなぜ?とびっくりしてしまう。米銀自体がそうだ。私が勤めていた合併までのJPモルガンは年間、数兆円の利益を上げていたが、自己ポジショントレーディングを中心としたリスク・テークの割合が極めて大きかった。そうでなければ兆円単位の利益など上がらない。ゴールドマンの最高益は90年代後半の黄金期の米銀金融機関の利益パターンが戻ってきたことを意味している、と私は思う。

 

(フジマキな日々/今週の藤巻健史)

(1)先週の朝日新聞土曜日版「やっぱりフジマキに聞け」は

http://www.asahi.com/business/topics/fujimaki/

でご覧になれます。

 

(2)今週の藤巻健史

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早稲田大学の教授+歌舞伎のイヤホンガイドをしている方と飲む。 歌舞伎の方は飲めないので教授と2人でワイン2本を空けてしまった。解説者の方々がどのようにして歌舞伎にのめりこんでいったのか、とか、同じ演目でも講演最初と最後では、まるで異なったものになっているから同じ演目を2度見ても面白い、とかの話しも面白かった。イヤホンガイドでは、毎回解説をしゃべっているのかと思ったら吹き込んだテープをオペレーターの人(彼女たち解説者とは異なる人)が、上手くタイミングを合わせて流しているとのこと、これも新鮮な驚きだった。

 

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午後、仕事をさぼって、渋谷のコクーン歌舞伎「椿姫」観賞。前日飲んだ歌舞伎関係の方に「よく券が取れましたね。いつも即売なんですよ」とのことだった。坂東彌十郎さん、坂東新悟君のおかげです。面白かった。坂東彌十郎さんも流石、お上手だった。ただ、イヤホーンがないので、集中してセリフを聞かねばならず、歌舞伎座や国立劇場で見るよりはくたびれた。

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テレビ東京「カンブリア宮殿」3周年同窓会がテレビ東京の会長・社長を含む幹部出席のもと、赤坂プリンスホテルであった。私の好きな小池栄子さんは欠席で残念。村上龍さんは、芥川賞・直木賞の選考委員会のために遅れて到着。

同伴者は1名までと書いてあったので、家内・綾子を連れていったが、50人ほどの番組ゲストで奥さんを連れてきたのはどうやら私だけ。米国人主催のパーティーだったら、同伴者はまず間違いなく伴侶だと思うのだが、日米のカルチャーの差を感じた。大会社の社長さんは、だいたい広報担当の女性を連れてきたケースが多いようだ。綾子は着物を着ていったから私は愛人か銀座のマダムを連れてきたと思われたに違いない。

鈴木自動車会長の鈴木さんのスピーチが面白かった。そして帰り、大型の社用車の中に、とても小さな車が並び、お年にしては大柄な鈴木さんがそれに乗り込んで帰っていくのを見た時は、笑み(えみ)がこぼれた。たしかに、軽自動車メーカーの会長が他社の大型車に乗るわけには、いきませんよね。

我が家の外務大臣、綾子が登山家の野口健さんを見つけ、寄って行ったので、私も金魚のフンよろしくついていき、野口さんと家内の会話を聞いていた。面白かった。

16日(木)

本日は、午後、菊池智美術館へ行ってくる。デザイナーの若桑君を紹介する目的だ。

ここは現代陶芸のコレクターである菊池智(とも)さん(京葉ガスの取締役会長でもいらっしゃる)が創設した美術館で現代陶芸のコレクションを一般公開している。ホテルオークラの裏にあり知る人ぞ知る美術館で先日は付属レストランが、テレビで「美術館付属レストランNO1」に選ばれていた。都心の真ん中とは思えないような庭がレストランの前に広がっている。

先日、朝日新聞Be「やっぱりフジマキに聞け」に「『100年に1度の危機』という表現は大げさである。私の尊敬するおばあちゃま経営者の方は『私は86歳なのに100年に1度の危機を2度も経験してしまいましたよ。1929年の大恐慌と今回』とおっしゃった」と書いたが、このおばあちゃまとは、この菊池智さんのことなのだ。菊池智さんの後継者であるお嬢さんと私が四谷の雙葉幼稚園(女の子26名、男の子4名の私の人生での至福の時代)でのクラスメートだったため、今でも、おばあちゃまとも一緒に飲んだり食べたり、いろいろご指導いただいているのである。

是非、菊池智美術館を1度ご覧になってください。

http://www.musee-tomo.or.jp/about.html

 

今夜(7月16日(木))は9時半より日経CNBC「夜エクスプレス」出演です。今、日経新聞朝刊を見たらp24 「BSはいらいと」に「フジマキ・ジャパンの藤巻健史氏が米国離れが懸念されるドル資産を評価する」とありました。今日の私のコメントは、こういう内容だそうです。それじゃー、これから考えをまとめなければーー。もちろん「ドル資産万歳」を言いますけどね。

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