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市場が、藤井蔵相の「為替はマーケットに任せる」発言を円高容認と取ったせいか円高が進んだ。また円高が進むとすぐ「避難通貨として円が買われている」との解説が出るが、きわめて疑問である。
藤井発言にしろ「避難通貨」説にしろ、単に円を買った投機家の「後ずけ」の理由にすぎないのではなかろうか?今の円高は、単に投機家の動きにすぎず、実需の「円買いドル売り」ではない、と考える。投機家は、いつまでもポジションを持ち続けてはいられず、いずれはポジション手じまいの「円売りドル買い」が起こると予想する。
先日、ブルムバークニュースにゴールドマン・サックスのオニール氏の「円高が進むなんて9月は馬鹿げた月だ」発言が出ていた。オニール氏は有名なアナリストで今は確かゴールドマン・サックスのアナリスト全体の責任者だったと思うが、私が彼と激論をしていた頃(2000年以前)、彼は為替のチーフ・アナリストとして有名だった。当時、彼は円高論者で私と真っ向から対立していたものだ。そのオニール氏でさえも今の円高には疑問を持っているようだ。彼曰く「ドルが売られている理由は米国の財政赤字懸念であるのに、米国以上に財政問題が深刻な円が買われるのはおかしい」というロジックだった。
何はともあれ、今の「円買い」は単なる投機家の動きだと私は考えている。そもそも、投機家以外、誰が、円を買うのであろうか?「避難通貨」だからという理由で外国人が日本国債や日本株に積極的に資金を移動させてくるなど到底思えない。その意味で実需の「ドル売り円買い」は少ないと考える。確かに多数派の円高説を怖がった輸出が、日米金利差が少なくヘッジコストが小さかったのでドルの先物売りを速めた可能性はある。それだけだ。
ところで7月の経常黒字は、私が従来から予想していたように 所得収支が減少したせいもあり、前年同月比19.4%減少した。
所得収支の減少は世界的な金利水準が低下したことなどで投資による稼ぎが減少したことが大きい。今後ともしばらくは回復しないであろう。一方、貿易+サービス収支は昨年下半期(7-12月気)28年ぶりに赤字転落しているのだ。
その結果、今年1月には経常収支が、あわや赤字に転落しそうになったのだ。経常黒字は大方がドルであり、経常黒字が大きければ実需のドル売り圧力が大きい。しかし今は経常黒字からくる実需のドル売りが消えてしまいつつあるのだ。
経常収支の恒等式 経常黒字=貯蓄―投資 から考えてみよう。
政府の赤字が極大化、少子高齢化が進展していることを考えると経常収支の赤字化は、そう遠い話ではない。経常収支の赤字化は円の暴落か長期金利の急騰またはその両方を意味することは、経済学では常識と私は理解している。
円が下落を開始すれば、日本株は世界の株価に追いつくように上昇しよう。
(フジマキな日々)
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(4)12日(土)は目黒の「14世喜多六平太記念能楽堂」に能を見に行ってきた。(一番上の写真)近所の魚屋さんに飲みに行くと、しばしば居合わせ歓談する方が内田成信さんというプロの能役者さんだったのだ。その内田さんがシテで楊貴妃を演じたので、前売り券を買って見に行った。能はまだ生まれて4回目にすぎないが、確かに日本の形式美だと思う。内田さんも素晴らしく上品に舞っていらしたし、歩いても肩が上下せず流石プロだと感心した。また今回はセリフを書いたお手本(?)を前もって購入して臨んだので、なんとなく言葉も聞き取れて面白かった。終了後、楽屋に内田さんを訪問し帰宅した。
(5)15日(火曜日)夜は、根津美術館の館長であり東武百貨店の社長でもある根津さんが幹事の「虎の会」に出席。昭和25年寅年の人、約20名の会だ。今回の衆議院選でおしくも落選した宮沢洋一君(自民)と、ぎりぎりだったものの当選を果たされた塩崎元官房長官もメンバーなので出席され、選挙戦の苦労話を聞いた。宮沢君もこれからは地元広島に張り付くそうである。子息は東京の学校に通っているから単身赴任であろう。60歳近くになっての単身赴任はきつかろう。私は単身赴任は絶対いやだ。政治家も大変である。
(6)アートな門の写真
我が屋の近くの建築現場に、なんとも芸術的な門があったのでパチリ。写真ではわかりにくいのですが、門以外のところは網がかかっていて中に入れないようになっています(まさに廃物利用です)
(7)シルバーウィークはテニスと本の原稿チェックでで、つぶれた。本の原稿を書斎でチェックしているとカーテン越しに見える竹の葉がさらさらしているのが映り、とても豊かに気持ちになる。(写真の左側がカーテンを降ろしている状態。障子越しの景色の様)月曜日は家内と長男健太と長女クーを連れて多摩川散歩。
ちなみに私と長女クーのグラビア写真「人生の相棒」は9月28日(月)発売の週刊現代に載ります。
(8)次男・弘は友人3人と車で岩手の温泉に22日、23日と1泊2日で出かけていった。高速道路は動く駐車場だったそうだ。
