FUJIMAKI JAPAN トップに戻る

過去の記事へ

戻る

本文&フジマキな日々(根津美術館内覧会)10月3日

2009年10月 3日 (土)

  一橋大学国立キャンパス           2009.10.3一橋(4).JPG    (本文)

(1)     この半年以上、私は講演会で「日本・米国ともに

株に強気」と言い続けてきた。米株については、相変わら

ず、大いに強気である。毎月、第1金曜日の非農業就業者

数の発表のたびに調整が入るが、それは単なるスピード調

整と考えている。3月上旬以降、米国株価は50%上昇して

おり、その資産効果(株や不動産を持っている人がお金持

ちになったつもりで消費を増やす)は大である。失業率等

は遅行指標であるから、まだ改善に時間がかかるかもしれ

ないが、この資産効果は実体経済を持ち上げさらに株価を

押し上げる。

(2)     一方、日本の株価に関しては、講演会でも「米国

株価に引っ張られる形で上昇するであろうが、その上昇度

合いはいかに円安が進むか否かで決まる」と言い続けて来

た。その$/¥の動きが好ましくない。

  藤井蔵相の「円高容認発言」(本人はその気がないとし

  ても市場がそう解釈してしまう発言)や政権の「内需振

   興」政策で円高が進むなら、日本株は世界中の株価上昇

  から取り残されてしまう。ということは、資産効果が望 

  めないので日本だけ景気の悪化が続いてしまうことにな

  る。

  英国中央銀行総裁キング氏は「ポンド安(自国通貨安) 

  がいい」と明言し、欧州中央銀行のトリシェ総裁も「世 

  界経済にとって強いドルは重要だ」(すなわち自国通貨

  はもっと弱い方がいい)と述べている(9月28日ブル

  ムバーグニュース)Sept. 28 (Bloomberg) -- European

  Central Bank President Jean-Claude Trichet said a

  strong dollar is extremely important for the

  world economy and its too early for the ECB to

  unwind emergency stimulus measures.

   日本の政治家とえらい違いだ。マーケットがわかってい 

  ない政治家が政治をすると国が貧乏になる。

  (3)民主党政権は内需振興をメインテーマに据えたが      

 CO2削減公約や最低賃金で企業を海外に追いやれば日本 

 人失業者が増えて内需振興など無理である。円高で物価を 

 安くし個人の消費を狙うと言うが、円高で企業が海外に逃

 げれば日本人は仕事を失い内需振興など無理である。仕事

 がなくなり収入がなくなれば多少の補助金をもらっても消

 費は激減ずる。

  1986年に前川レポートで内需振興をうたってから日本はず

 ーと「内需振興」を図ってきたが、ちっとも達成されてい

 ない。当時に比べて今は少子化で消費する人が減り国内市

 場が収縮しているのに、今まで出来なかった国内消費増を

 どうやって図るのか? 

 そもそも前川レポートは「貿易黒字を減らせ」という外圧

 から出た苦肉の策だ。外需に頼れなかったから内需をうた

 ったのだ。

  ところで昨年は貿易赤字である。黒字ではない。赤字なの

 だ。外需に頼っても文句は出ないはずだ。G20でも「新

 興国は内需振興を」と新興国に注文はあっても日本にむけ 

 て、ではなかった。だから内需振興を自虐的に言う必要は

 なかったのだ。BOEのキング総裁、ECBのトリシェ総

 裁とえらい違いである。

  今こそ外需に頼るべきだ。そのためには円安が不可欠なの

 に「円高がいい」などとんでもないと私は思う。政策変更 

 をしないと、せっかく株価回復で資産効果により回復に向

 かい始めた日本の景気に「?マーク」がつく。

(3)     以上を勘案すると、現在は国内投資から国際投

、特に米国の株・不動産に重点投資をするべき時期なの

かもしれない。もっとも、(今日・明日ということではな

いだろうが)もう少し長い期間で考えると、日本は財政赤

字問題から「ハイパー・インフレ+大幅円安+長期金利急

騰」の可能性がかなり強くなってしまったと考える。長期

金利急騰で株価が一時的に急落したら、日本でも「現金・

預金・債券」を「不動産や株」にいそいでシフトさせなけ

ればならないだろう。それが財産を守る手段かと考える。

(4)断っておくが私は自民党員でもアンチ民主党でもな 

 い。選挙の時には、時流と同じで「一度は自民にお灸をす

 える意味で民主に政権をとれせてもいいかもしれない」と

 思った方である。ただ民主の打ち出してきた政策が、私の

 常識から、かなりかけ離れていると思うのだ。

 

(フジマキな日々)

(1)           先週の朝日新聞土曜日版BE「やっぱりフジマキに

 聞け」は

http://www.asahi.com/business/topics/fujimaki/

 

 でご覧になれます。

(2)           元・財務官の内海さんに勝った!!!何で、勝った

 って?英語論文の長さである。私の論文のほうが長かっ

 た!!内海さんの論文が19行で私のが 63行である。(論

 文の内容は次回のプロパガンダに書きます)2009.10.3 International economy(5).JPG

2009.10.3 International Economy.JPG 昔テレビで内海さんと議論したとき、事前にオオニシ先輩 

 から「なに、内海さんと議論?フジマキの頭では論理力

 で、かないっこないから感性の勝負にしろよ」と言われそ

 の通りにしたが、今回は長さの勝負に持ち込んで、勝った

 のだ。ンン??

(3)           テニス仲間のクゼ夫人に「フジマキサン、最近ちと

 とも日経新聞に出させてもらえないわね」と言われていた

 が、久し振りに出た!!出たんです!!それも1面に!!2009.10.3日経新聞.JPG

  と言っても誰も発見できなかったはずだ。「ウオーリを

  探せ」だった。もしくは「視力検査用」だった。この

  FXという雑誌の中の宣伝中である。まさに豆粒のよう

  に名前が出ていた。2009.10.3日経新聞(2).JPG

 

 家内アヤコに「私の存在価値なんてこんなものだよ」と言

 ったところ「あら、家庭における存在価値より大きいわ

 ね」

(4)同じように「家庭内で存在価値がない」との記述もあ

 った今週・月曜日(928日)発売の「週刊現代」のグラ

 ビア、私と長女クーは、まさに裸に囲まれていた。長女ク

 ーも裸だったので、服を着ている方が不自然な場所に載っ

 てしまった。これでは恥ずかしくて知人にクーの自慢が出

 来ない。残念。

(5)今年も一橋大学での秋学期の授業が始まった。2009.10.3一橋(2).JPG

 今年で11年目であるが教室は31番教室。一橋では一番大き

 な教室である。かなりの高い割合で落第点をつけているの 

 だが、学生の興味は今年もかなり高いようだ。昨年は420

 人近くが履修した。一橋は1学年全学部合わせて1000人位

 である。2009.10.3一橋.JPG

 

 一昨日はオリエンテーションだったのだがデリバテイブが

 いかに重要かを学生に話した。「今、良いか悪いかは別と

 して金融が実体経済を動かしている。その金融はデリバテ

 イブを知らずして語ることはできない。したがってデリバ

 テイブを知らずして経済を知ることは出来ない。デリバテ

 イブを勉強しましょうね」と話した。私が三井信託のセー

 ルス時代に培った口八丁を遺憾なく発揮した。しかし、真

 面目な話、米国の財務長官は歴代、デリバティブを駆使し

 ていたゴールドマン出身者であった(もっと現長官のゲイ

 トナー氏は違うが)日本の政策のもたもたぶりに比べて米

 国の経済運営がすばらしいのはそこにあると思う。なんや

 かんやと言いながら、サブプライム危機から2年でほぼ危

 機を脱してきた。日本がバブル崩壊以降、まだもたもたし

 ているのと対照的である。

  なお、現米国財務長官のガィテナー氏の東京勤務時代の名

 刺は朝日新聞土曜日版Be「やっぱりフジマキに聞け」に

 書いたとおり2009.10.3ガイテナー氏.JPG

 

 新聞表記の「テム・ガイナー」ではなく「テム・ガ  

 ィナー」である。当時、外銀の東京支店長で日本人は私 

 一人だったので、よく米国大使公邸に招かれていた。そし

 てよく大使や財務官補にゴマをすっていた。しかし、彼らの部

 下だったガィテナー氏にはゴマをすりそこなった。あまり彼の

 記憶がない。どうも相場観が悪かったようだ。

(6)木曜日は、一橋大での授業での後、根津美術館へ直行

 した。3年間半、休館しておこなった大規模改造を経て、

 107日に再オープンするが、その前の内覧会にご招待い

 ただいたからだ。

  一層素晴らしい美術館に変身していた。まさに世界に誇れ

 る美術館だ。素晴らしい。

  館長の根津さんご夫婦は我が家で時たま開くホームパティ

 ーのレギュラー参加者でいてくださるが、先週の土曜日(26日)のパティーでは「以前、藤巻さんのお宅で見た金目

 孟宗竹が素晴らしかったので、美術館の回りにも金目孟宗

 竹を植えました」とおっしゃってくださった。ま、お世辞

 なんだろうが、確かに金目孟宗竹が美術館の周り一帯に植

 えられていた。2009.10.3根津美術館.JPG2009.10.3根津美術館(2).JPG

 以前このプロパガンダで写真紹介した我が家の金目孟宗竹

 と同じものである。

  庭師さんにもいろいろ話を聞いて、面白かった。山ほどの

 国宝や重要文化財が展示されているが、107日から始ま

 る新創記念特別展では国宝「那智滝」が、もちろん必見。

(今、発売中の家庭画報の「新根津美術館の魅力」という記       事に館長の根津さんご夫婦とこの庭師さんが登場していま    す)

(7)昨日(金曜日)は朝5時半に起きて大阪へ。FPの方

 800の前で基調講演。本日は午前中新浦安の大研修所で

 200人を前に社内向け講演をした。来週は水曜日に北海

 道、木曜日は東京府中、

  金曜日が大阪で講演会がある。このうち一般の方に聞いて

 いただける講演会は水曜日の北海道、木曜日の東京・府中

 です。

 

 ●10月7日(水) 14:00-15:30

 

 講演タイトル「藤巻健史の個人資産倍増法」

 

 場所:JRタワーホテル日航札幌

 主催:北海道金融広報委員会(事務局:日本銀行札幌支 

    店)

 

 定員:300

http://www3.boj.or.jp/sapporo/do_shiruporuto/sapporo.pdf

 

 (なお、札幌では107日、1016日と2週続けての講演と

 なりますが7日は、どちらかというと現在のマーケット・

 経済分析、16日は個人でも知っておくべき「デリバテイブ

 の基礎知識」に関しての講演で講演内容はダブりません)

 

 ●108日(木) 13:0014:15

 

 大和証券 府中支店主催 

 

 ルミエール府中

 「マーケットが示唆する日本経済の行方」 

  定員500 

 ●10月16日(金) 19:00-

 札幌学院大学経営学部開設記念 第33回学術講演会

 講演/『実践!金融マーケット集中講座』

 会場/ロイトン札幌エンプレス・ホール

 定員:会場は約400名収容

 主催:札幌学院大学

 後援/北海道教育委員会、札幌市教育委員会、 北海道新聞社、朝日

 新聞社北海道支社、読売新聞社北海道支社、毎日新聞社北海道支社、NHK札幌放送局、北海道放送、 札幌テレビ放送、北海道テレビ放送、北海道文化放送、テレビ北海道、札幌学院大学後援会、札幌学院大学文泉会札幌支部

 http://www.sgu.ac.jp/other/do050b0000000bdm.html

 (なお、札幌では107日、1016日と2週続けての講演と 

 なりますが7日は、どちらかというと現在のマーケット・ 

 経済分析、16日は個人でも知っておくべき「デリバテイブ

 の基礎知識」に関しての講演で講演内容はダブりません)

 111日(日) 13:0014:30

  桜木町 はまぎん ホールヴィアマーレ

 横浜ライフデザインフェア2009

 主催  横浜市、横浜ライフデザインフェア実行委員会

  定員500

 「藤巻健史セミナー」

http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/tishin/kisha/kisha210714.pdf

 (8)1016日、光文社より新刊が出ます

 「藤巻健史の「金融情報」はこう読め!

  ――大転換時代にお金を守り、増やす方法――」

 よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ページの先頭へ

戻る