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1 本日朝のNHKニュースで厳しい就職戦線を取り上げていた。最近「物欲はやめて、貧しくても心安く生きればよいのです」とか「競争原理が行き過ぎだ」とか主張している人たちは、どういう気持でこのニュースを聞いているのだろう。「今後、物欲を捨てよう」という主張は、すでに働き終え、なんらかの財産を蓄え、年金をもらえる人たちにとって良いかもしれないが、これから職を得て生きぬく糧を得ようという若い人にとっては、とんでもない話なのだ。日本は豊かにならなければならない。ついでにすでに働き終えた人達も能天気に構えていてはいけない。このままいけば、年金もなくなる、という話を「日本破綻」では書いている。月々20万円の年金をもらってもタクシー初乗り100万円のハイパーインフレが来れば年金がパーになったのと同じなのである。
ところでこのNHKニュースで、ひとつだけ気になったことがある。「円高やデフレのせいで就職戦線が厳しい」とやっていただが、「デフレや失業」は「円高のせい」である。正しくは「円高によるデフレのせいで就職戦線が厳しい」である。一ドル200円になれば工場は国内に戻り、日本産のモノやサービスは大いに売れ、狂乱経済で人手は不足して不足してしょうがないことになる。
2.政治家の基本的誤りは「為替は動かせない」と信じている点である。
たしかに南米の国とかが自国通貨をコントロールしようと思っても難しい。日本も政府だけで為替を動かすのは難しい。しかし日本には1440兆円という個人金融資産がある。この1割でも海外に投資されたら為替など1㌦200円だ。政府はそれを動かす契機さえ提供すればよいのだ。国民がドルを買ってドル高円安が進むのなら、他国政府は文句の言いようがない。しかも経済原理からすれば、日本のような財政危機の国よりも、健全な、しかも景気のよい国に金が流れるのは当然の経済原則である。日本政府は為替を動かすために、それほどのエネルギーはいらないはずだ。
3.私は、週刊朝日や「日本破綻」で日本の財政問題に警鐘を鳴らしているつもりだが、危機感を持っているのは何も私だけではない。
昨日(3月4日)の日経新聞P27「経済教室」を見ていただきたい。
マクロ経済学・金融論が専門の櫻川慶応大学教授が、私とほぼ全く同じ主張を書かれている。私だけがセンセーショナルに、煽っているわけではないのだ。
4.日本の財政問題に関して、日本は国債販売を海外に依存していないからギリシャ、英国に比べて大丈夫だ、という主張を聞くがとんでもない。他国は
自国+他国に国債を販売できるが、日本国債は自国民にしか売れていないのである。こちらの方がよほど事態は深刻だ。櫻川慶応大学教授が「経済教室」で指摘されたとおり、財政破たんした場合、前者は損を他国民に押し付けられるが、日本の場合はすべてのロスを自国民が背負うことになる。大変なダメージだ。
(フジマキな日々)
1先週の朝日新聞土曜日版Be「やっぱりフジマキに聞け」は
http://www.asahi.com/business/topics/fujimaki/
でご覧になれます。
2.先日、わが社のスズキが我々兄弟のことを聞かれて「兄の方は、なんでも自分でやりたがる。弟の方はなーんにもやらない」と酒席で話していたと漏れ聞こえてきた。確かに、言いえて妙である。幸夫は難しいことになるとスーといなくなる。いや難しくなくても、スーといなくなる。人と会って喋りまくって、何か決めると、そのままどこかにいなくなってしまうのだ。やりっぱなしだから、その後は、すべてスズキや中村美奈達スタッフが残務処理や尻拭いをするのである。
一方の私は、部下に権限委譲ができず、なんでも自分でやらないと気が済まないと社員の目には映るようだ。契約書にはすべて目を通すし、請求書を始め、捺印を押すべき書類にも必ず目を通す。2人の行動の差は販売員と銀行員という職場の環境の差も多少は影響しているかもしれない。
ということで、私は、会社印は部下には預けない。
ところで先週のプロパガンダに私のスキー写真を載せた。それを見たわが社の中村郁子いわく「社長はナップサックを背負いながらスキーをするんですね。何が入っているんですか?会社の通帳と印鑑ですか?」
3.昨日(3月4日)の日経新聞P27「経済教室」を見ていただきたい。
櫻川慶応大学教授が、私とほぼ全く同じ主張を書かれている。私より9つ若い先生であるが、とてもよくできた論文だ。私が(僭越ながら)彼の指導教官だったらAAをつけてあげてしまう論文だ。論文の最後に「詳しくは『日本破綻』(講談社)藤巻健史著を参照されたし」と挿入してあったらさらに優秀論文、AAA評価だ。
4.今週のフジマキタケシ
2月28日(日)
3時から品川駅構内で幸夫と2人でトークショーを行った。品川駅内エキュート2階にある「藤巻商店」
の1周年記念である。寒い中、たくさんのお客様に集まっていただいた。ありがとうございました。その後6時から天現寺で取引業者の方々をお呼びしてパーティー&懇親会を行った。
幸夫が東京&地方で発掘してきた日本の名産品を作る零細、小企業の方々である。規模は小さいとは言え、匠といえるプロ集団だった。皆、プロとしてのプライドを持っている。幸夫が本物を発掘したいと全国を飛び回って出会った方々だ。彼らが作った商品は品川駅内エキュート2階ならびに六本木森美術館のお土産
売り場(3F)内にある幸夫の「藤巻商店」で買えます。http://www.7netshopping.jp/spc/shop/fujimaki/
よろしくお願いいたします。ネットでも買えます。
3月1日(月)
家内綾子・次男弘と愛犬クーとで修善寺の犬OKの旅館へ。 (運転している弘と運転している気になっているクー)
梅林を見たあと旅館へ。部屋のお風呂が源泉かけ流しの露天でこれが何とも嬉しい。犬を連れていながらゆっくり温泉を楽しめる施設があるとは昔は思ってもみなかった。
クーは興奮気味。
3月2日(火)
朝から小雨。チェックアウトの10時まで温泉を楽しみ、出発。初めて御殿場のアウトレットやらに行った。買い物に全く興味のない私はクーと車の中で待機。
3月3日(水)
大阪で某金融機関主催の講演会(300人)。翌日名古屋(定員300人)、来週火曜日東京(定員600人)だが募集を開始したとたんに定員オーバーになり、キャンセル待ちになったということで、主催者サイドから感謝された。
夜は神戸泊。私が社外取締役をしているホテル・結婚式場運営会社Plan-Do-Seeが神戸では超一流のホテル・Oriental Hotel
のリオープンを機に運営委託を得た。そのグランドオープンだったので非常勤取締役として50人ほどの小さなパーティーに出て、その後泊まったのである。社長の野田君のお父様もパーティーに参加されていたがお父上は元・立教大学教授で観光学科の創設者。(多摩大学の学長もつい最近まで勤めておられた)「私の家の紹介」も載っている今月の月刊誌ゲーテ(幻冬舎)ではお父様の特集が組まれている。まさに親が観光に関する理論を考え、息子が実践しているわけだ。ホテルのセンスは超一流。神戸にいらした際は、ぜひご利用ください。
パーティーでは先週発売の週刊朝日の巻頭記事が話題になった。やはりかなりショッキングだったようで多くの方が読んでくださったようだ。100人の従業員を率いる若き中小企業の社長の方からは、「あの記事が中小企業の社長仲間には衝撃的で大変な話題になっていました」とお聞きした。彼は社員全員にコピーして渡したそうです。いいところでお会いできた。どうしたらいいか教えて!とかなり質問をされました。詳しくはぜひ「日本破綻」(講談社)をお読みください。
最後に挨拶があった。タキシードの青年が「今後ともがんばりますのでよろしくお願いします」と挨拶していた。レストランの責任者かと思い「がんばれよーー」と心の中で声援を送っていたら、「ソチでも」と言い出した。「あれーと思い、横にいた幸夫に聞いたら、オリンピックに出ていたアルペンスキーの皆川健太郎君(上村愛子さんのだんな)だった。意外と小柄だ。Plan-Do-Seeがスポンサーをしているとのことだった(すみません、社外取締役が知らなくて。知っていればオリンピックの時見たのに!)
3月4日(木)
名古屋で講演。昨日に劣らずかなりの方がご来場くださった。ありがとうございました。320席用意をされて、空いている席は、ほぼ無し。
(写真は講師控室にある会場ライブカメラの映像。開演15分前に前半分はもう一杯)
