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本文&フジマキな日々(下田)

2010年8月29日 (日)

                                             F1001555バーベキュー(5).jpg     (本文)

1.本日(829())、日経新聞1面左「政権」の記事中にあるみんなの党代表渡辺喜美氏の「これは民主党不況。マーケットが分からない政権はマーケットにしっぺ返しを食らう」は、けだし名言。その右の「企業資金の国内投資促す」の記事の中で「首相は『政府の経済対策と日銀の金融政策は車の両輪だ』」と言っているが、マーケットが全く分かっていない。

世界の経済の教科書には、景気対策は「財政、金融そして為替施策」が載っているのに、日本は為替政策を全くしてこなかった。それが日本の問題だったのだ。財政政策、金融政策を極限まで発動してきたのに効果が全くなかったのは円高で、経済成長の天井が低く抑えられていたからだ。円安政策によって経済成長の天井を持ち上げないと、どんな政策を打とうと、低い天井に跳ね返されてしまう。

円安になれば、低迷経済問題、財政赤字問題、年金問題、雇用問題、日本が抱えているほとんどすべての問題が一挙に解決される。

.為替は動かせないと思っているからいけないのだ。為替は簡単に動かせる。政治家は学者先生や「素人の識者と称する人達」の話しか聞かないから間違える。長くマーケットにいた人間の話を聞くべきだ。

2001年に出した私の処女作「外資の常識」の中に「2000115の日経新聞に小渕恵三首相が『予算を減らしても経済成長が3%5%も上がる方法があるなら、すぐに首相を変わる。そういう方法を持っている人が出てきたら、足元にひざまずいて応援する』と述べたという記事が出ていた。それを読んだ当時、外銀支店長だった私は、「ヤッター、これで私は首相で、小渕首相は私の足元にひざまずく」と顧客にコメントを書き送った。その方法とは、円安誘導である。」と書いた。それ以降も誰も言うことを聞いてくれない。

その方策については明後日(火曜日)発売の週刊朝日のインタビューの中でお話ししたので読んでいただきたい。要は1450兆円もある個人金融資産が海外に向くような税制を作れば良いのだ。マイナス金利も有効で、この10年間主張を展開したが、それは日本人のメンタリティーではすぐには難しいだろう。

3.市場を知らない識者やTVコメンテーターの発言が市場に悪影響を与えるのは「キャリートレード」という言葉がはやって、その誤解がマーケットを動かした時と同じである。

「円キャリートレード」とは「安い金利の円を借りて高い金利のドルで運用する」と定義されヘッジファンドがやっていると理解されているが、「円キャリートレード」を大掛かりにやっているのは財務省しかいない(為替介入)。私がモルガン銀行の支店長の時には1銭たりともヘッジファンドに円を貸していない。銀行は、ディーリング資金など元本安全でない資金などに金を貸さないのだ。誰が円をヘッジファンドに貸していたのか教えて欲しい。ヘッジファンドがやっていたのは、ドルの先物買いにすぎない。

.今、政府・日銀は何をやっても効果は無い。(私の説を取り入れれば大きくドル高円安になると思うが、聞いてくれる可能性は無いから)「何かやるぞ、やるぞ」とマーケットに思わせておくうちが花で、やったら、「何だ、何もないではないか」ということになりドルが急落する可能性もある。一方、ドルの自律反転のレベルは近いとも思う。「円は最高の避難先で安全通貨だ」という誤った認識で円が買われてきたが、それが間違いなのは冷静になればわかるからだ。したがって政府・日銀としては、なにもせずに自立反転の時期を待つのが賢明だ。(もしくは私の意見を聞く)

.現状、円を買うのは大雨が降ってきたので「崖崩れを起こしそうな崖下」に雨宿りするようなものだ。もしくは、はげ山登山してきたら、雷雨が近づいてきたので、1本だけあった大木の下に雨宿りするようなものだ。私の予想通り日本の財政破綻が起きたら、ひとたまりもない。1500円の世界もありうる。

.以上の理由から、私なら今ドルを買う。(もちろん自己責任で)

話は変わるが、火事が近い、地震が近いと思ったら私なら保険を掛ける。火事が来なくて保険料が無駄になっても怒る人はまずいない。火事や地震が来なくて良かったな~と思うだけだ。

日本の財政破綻はいつ起きるかわからない。明日かもしれないし5年後かもしれない。しかし、余りにもひどい今の日本の財政事情を考えると、私は保険をかけざるを得ない。かけなければ個人破産が怖くて夜も眠れない。国も破綻するから助けてはくれない。効果の高い保険の一つはドル資産の保有である。財政破綻で1500円にでもなればドル資産は十分ヘッジ効果を発揮する。

確かに財政破綻が起こらずに円が75円になっても、それはそれではいいではないか?その損は保険料だと思えばいいのだ。日本が無事なら仕事は失わず年金も払ってもらえる。

今、ドルが安くなったということは保険料が安くなったということだ。(ドル安が進んでもタカが知れている、という意味で)

と言うことで私なら、今ドルを買いますよ、ということである。さらに詳しくは↓をお読みください。F1001361本.jpg

 

(フジマキな日々)

.先週の朝日新聞土曜日版Be「やっぱりフジマキに聞け」は

http://www.asahi.com/business/topics/fujimaki/

でご覧になれます

 

2以下妹の漫画です。F1001570イコ漫画.jpgF1001569イコ漫画(2).jpg

 

3.札幌のお医者様の荒木先生が教えてくださったのだが、私が6月5日に

NHKラジオの第一放送「著者に聞きたい本のツボ」でお話ししたことが

NHKのホームページ

 

http://www.nhk.or.jp/r1/asa/book.html

で聞ける。この本は前作の拙著に関してお話ししたものだが(今回の新著はこの本を深耕、個人が危機に関してどういう資産運用をするべきかを書いた)この中で、為替問題、円高対策に関しても述べている。割と分かりやすく述べたつもりなので、お聞きくださると幸いだ。約10分。

ちなみに司会は中学・高校の5年先輩野口アナ。

 

4.フジマキ健史の1週間

820() 

夜・長男健太と大手町で待ち合わせ、新幹線、伊豆急を乗りついで下田の石村家別荘へ。次男・弘は幼稚園時代の園友、卓郎君と水曜日から行っている。綾子は今晩、クーを実家(クーの)に預けて明朝、下田に来る予定。

石村さん別荘には、この数年こそお邪魔していなかったが、弘が幼稚園の時から15年以上毎年連れて行っていただいている。子供たちにとっては夏休みと言えば、石村家の別荘を連想するほどの場所だ。

            (↓次男弘)F1001524弘(2).jpg卓郎君は、お父さんの後を継いで三味線を作っている。三味線は機械作りが多くなっているが、プロが使う超一流品は、今でもすべてが手作りなのだ。頑張れ、タクロウ!

821()

昔、石村家や我が息子達と海で戯れていた隣の弘樹君が昨年から漁師になった。華奢な感じの子だったが、流石、一年間の漁師生活でたくましくなった。       (↓漁師 弘樹)F1001536弘樹.jpg昨夜、取れた新鮮なシマタカベを持ってきてくれたので朝は、塩焼き。(夜はお刺身で食べた。絶品!)東京で出回っているのより一回り小ぶりの種類のタカベなのだが、格段に油が乗っていて抜群においしい。高級魚なのは味が証明。

弘樹から、いろいろな話を聞いた。「東京に出て、いろいろな職業を経験した後、漁師に戻ったが、いろいろ経験したことも、漁師に戻ってきたことも選択として正しかった」「イセエビ漁で船のポンプが壊れ海底に空気が送られてこなくなり死ぬかと思った」「毎朝、2時に出航。今夏は雨が降らなかったので休みはほとんどなかった。漁の際中の雨は問題ないが、網を上げている時に雨が降り出すと最悪。船に上げた魚に雨がかかると質が落ちるからだ」「夜は魚が網を見えない。だから夜2時に出航して漁をする」イアー、体だけでなく精神的にもたくましくなった。うれしい。

夜はバーベキュー。弘樹君は寮に行くので早く寝なくてはならず、寝る前に漁師風サザエの壺焼きを作っていってくれた。F1001553サザエ.jpgF1001544バーベキュー.jpgF1001541バーベキュー(1).jpg若者たちがガイガイワヤワヤやっているのを見ているとうれしくなって小生は泥酔。

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この2日間、本当にのんびりした。

(↓海へ出かける子供たち。左より石村家長女依ちゃん、石村家長男卓郎、依チャン旦那大高君、次男弘)F1001512(海へ.jpgF1001517海辺弘.jpgF1001532弘ボード.jpg             (↑次男・弘)

しかし、子供たちと違って、海に入る気になれず、歩いて23分の浜辺には行ったが泳がず。ただただボーとしていた。60歳だもの、仕方ないか。夜、帰京          (↓長男・健太)F1001535健太(2).jpgF1001530海(3).jpgF1001527海(2).jpg

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アヤコと、秘書のヤマダの誕生祝いをやろうと近所の魚料理屋さんの幹東へ。F1001563幹東(1).jpg長男・健太も大学時代のミニ同期会出席の前に少しの間、参加。

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845分から「円高問題」でフジTV「特ダネ」に電話出演。9時から週刊朝日の江畠記者に会って「円高」問題のインタビュー(今週火曜日(831)発売号)。昼間、大阪毎日放送「チチンプイプイ」の電話インタビュー(円高・株安問題)(藤巻さんはこう言った、という文書出演)

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19時より近所の犬仲間の会。和食「司」泥酔。F1001566犬仲間.jpg

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18時より神楽坂料亭にて7名で一橋大学同期の水城君の「パナマ大使就任お祝いの会」(の、はずだった)。

が、水城君がいつまでたっても現れず、幹事の中野君(経産省OB)が慌てて連絡を取ろうとしたが、前任地のハノイの住所と電話番号しか分からず、結局6人の単なる大学同期会となった。F1001568水城会.jpg水城君は我々と同じ語学のクラスだったか?というのが議論のテーマの一つだったが、福田一橋大学教授も覚えていないという。中野君は「福田は、いつも教室の一番前で授業を聞いていたから後ろで誰が出席していたかは分からなかったはずだ」という。「水城君は影の薄い存在だったわけだ」と私が引き継ぐと福田教授に「大学時代、藤巻が同じクラスにいたとは知りもしなかった。影すらなかった」と切り返された。ロシア語と英語と体育は同じクラスでやるが、確かに私は全く授業に出ていなかった。(ただし体育は6回休むと留年だったから5回休みと2回の遅刻でとどまった)しかし、授業に出ていなかったやつほど、卒業後のクラス会にはよく出るのだ。

中野君とは同じ教育大付属高校の出身なのだが、卒業後、初めての大学クラス会で「あれ、中野、なんで、こんなところにいるの?」と聞いて「ば~か、大学でも、お前と同じクラスだったんだよ」と言われた。

ところで先日、「奈良の博物館は素晴らしい」とプロパガンダに書いたが、この会でも熱く、奈良博物館の良さを宣伝していたら、ほぼ話終わった頃、斜め前に座っていた林君(文部省)がボソっ、と「実は私、昔、そこの副館長だったんです」 アチャー!

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テニス

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テニス。テニス仲間に新著を差し上げた。↓

 F1001361本.jpg

本日(8月29日)の朝日新聞p11に八重洲ブックセンター本店の815日から21日の総合部門ランキングが載っていたが拙著は10位だった。ちなみにこの本は20日販売開始だから2日間の売り上げで10位に食い込んだので、まあまあのスタートと言えよう。まだ買っていらっしゃらない方よろしくお願いいたします。

田園テニス倶楽部に行く途中で駅に向かっている三菱UFJ信託銀行専務の結城さんとすれ違った。後でテニスをしている奥様に聞いたら、「本日は体調の関係で奥様をテニスコートに送った後、奥沢図書館で勉強する」とのことだった。それを横で聞いていた中村さんいわく「まさか図書館で藤巻さんの本を勉強するんじゃないでしょうね。そうだとしたら、僕、お宅の銀行のこと、大丈夫か考えこんでしまう」と言うから「いやいや、結城さんも私の本を真剣に読めば、もう1段偉くなるのは間違いない」と断言しておいた。

夜、六本木ヒルズ映画館に長男健太と「ソルト」を見に行く。ドンパチの映画だが筋が良く出来ていて面白かった。痛快。満席。

 

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