↑新聞主要全紙に全5段広告
(本文)
付録フジマキな日々は下の方にあります。
1.アメリカ株が強い。ほんの少し前まで、米国経済減速懸念のニュースばかりだったが米国株は息を吹き返している。1日のNYダウは、$12,583である。今年最高値の$12,876に迫りつつある。今年の最高値どころか2007年の史上最高値$14,000を今年中には超しそうな勢いである。リーマンショック時の急落で$6,457の大底(2009.3.9)をつけてから99%の上昇だ。一方日本k株は昨日(7月1日)の終値が\9,868円だ。1979年の最高値39,150円の4分の1の価格であり、リーマンショック時の大底の\7,055(2009.3.10)から、ほんのちょっとしか回復していない。日本株は世界の株価が急落する時は、それ以上に急落し、世界の株価が上昇する時は、微々たるものしか回復しないのだ。それが日本株のこの30年間の歴史である。こんな国にどうして日本人は投資を続けるのだろう?市場原理が働いていない。
ちなみに海外に資金が流れると、キャピタルフライト(=海外に資金が流れて国内に資金が不足する)を心配する人がいるが、投資資金が海外に出れば円安が起こり日本経済は回復する。そうすれば又、好投資物件が日本国内に出現し資金は戻ってくる。市場はよく出来ている。海外へ資金が一度流れなければ(=円安が起きなければ)日本経済は決して回復しない。
2.昨日の日経新聞(7月1日)によるとサッポロHDの今年(2011年12月期)の連結純利益は27億円になる見込みだという。確かに東日本大震災からかなりのダメージを受けた結果の低利益だ。そうはいってもたったの27億円である。昨年のペプシコーラの純利益は5,000億円、コカコーラは1兆円である。
私は別にサッポロHDが情けないと言っているのではない。ほぼすべての日本企業が情けないのだ。これは、ひとえに円高のせいだ。今、日本に起こっているかなりの悪い現象が円高で説明がつく。今、円高でなかったなら日本経済の景色はかなり違ったものだったろう。
円高になってしまったのは日本が社会主義国家だから、と私は思っている。市場原理が全く働いていなかったからであろう。
ちかじか起こると私が思っているトリプル安によって日本は大変なことになる。ただ唯一いいことは円が大幅安になり、日本が国際競争力を回復することだ。
3.トリプル安によって円安が進む際、当初はかなり苦しい思いをする。天然ガスや石油の輸入価格上昇により電気代は急騰するだろうし、ガソリン代の高騰により車など乗れなくなる。
今までの日本は、円高だったからこそ、原料であるウランも天然ガスも石油も安く輸入でき、安すぎる電力を湯水のように使っていた。安い電気を前提とした産業構造になっていた。石原さんではないが、パチンコ屋がここまでチンジャラジャラと派手になったのも、安い電気料に負う面があるだろう。円高は構造改革になるという議論が一時盛んだったが、電力の無駄使い構造をも助長したのだ。円安で輸入原料が高ければ、自国産のエネルギーが価格面で競争可能になり、もっと開発(太陽光、風力)や研究がすすみ、ここまで原子力に頼っていなかったのかもしれない。
4.昨日(7月1日)の日経新聞5面にもあるが、国際会計基準導入が見直される気配だ。
簿価会計は経営者にとっては損が隠せるからうれしいだろうが、株主にとっては最悪のシステムだ。アメリカ企業が完璧に株主のものに対し、日本ではステークホルダーが沢山いて、企業が株主のものではないから、株主からのクレームが起きず、こういう見直し案が出るのだろう。株主であれば、企業の現在価値こそが一番重要な情報だ。個人が自分自身の家計を考える際、どういう風に自分の資産を評価するか考えてみればよい。保有株を時価評価し自分の消費行動を決めるのだ。家を買う時の資金繰りだって、今の株価で自分の財力を判断するのであって、簿価で自分の財力を評価する人などいないであろう。融資をする銀行だって保有株は時価評価をして借り手の信用度を決めるのだ。
私は米銀で徹底的な時価会計を経験して(会長にしてもディーラーにしても完全な時価評価で成績評価されボーナスが決まる)、時価会計こそが米国の金融機関の地位を押し上げた一大理由だと思っている。我々ディーラーや経営者にとっては、時価会計は、ごまかしが効かないという意味で最悪のシステムであるが、企業が強くなるためには必要不可欠のシステムだと思うのだ。特に以前、簿価会計論者だった私は、モルガンの代表としてSECと戦い、敗れ(と、言うとかっこよすぎるが、モルガンがSEC に提出した簿価会計擁護論は私が下地案を書いている)その経験から、そういうのである。議論に破れていく段階で私は時価会計論者に宗旨替えした。
日本は、国際会計基準への移行遅れで、利益の面でますます他国企業から後れを取ることになるだろう。会計システムとは企業の行動を変える極めて重要なマターである。
付録(フジマキな日々)
1.新刊「マネー避難」(幻冬舎)が、おかげさまで馬鹿売れしています。
23日に15,000部で売り出して、翌日(24日)に25,000部の2刷決定、翌月曜日には(27日)さらに30,000部の3刷り決定、そして本日(7月1日)20,000部の4刷り決定と9日間で計90,000部と私が出した本の中では最速で部数を伸ばしています。ありがとうございます。
数日前は、多くの店やアマゾン、そして問屋で在庫切れとなっていましたが、一昨日(30日)2刷り分が刷り上がりましたので、再度店頭に並んでいると思います。よろしくお願いいたします。
幻冬舎は、売れるとなると大々的に宣伝を打ってくれます。売上順調には、この影響が極めて大きいと思っています。
6月25日(土)に日経新聞の2面、26日(日)に読売新聞と東京新聞の3面、あと北海道新聞、中日新聞(見ていないので何面かは分からず)、29日(水)には毎日新聞2面と全5段の広告を打っていただきました。
本日(7月2日(土))に産経新聞、明日(7月3日(日))には、朝日新聞とやはり全5段の広告を打ってくれるそうです。全5段って、単行本の広告としては、べらぼうに大きいのです。幻冬舎に感謝!というところです。
ところで、テニス仲間に、自虐的にというかテレ隠しで「私、この顔写真、あまり好きじゃないんだよな~」と言ったところ、久世夫人いわく「私たちだって、この顔、嫌いだわよね~」ですと。(注:どんなふうに撮っても、この私の顔は、好きな顔ではない、と言うことだそうだ)
2.今週の週刊朝日「案ずるよりフジマキに聞け」は「景気がいいのは原発と相続税の無い国」というタイトルで「モルガン銀行の東京支店長時代、ローカル化が進んでおらずユニークな外国人が部下に数多くいた。かってはロケット技術者だったオックスフォード大卒の英国人、2部とはいえプロ・サッカー選手だったドイツ人、ディーリングの失敗に腹を立てて目の前の大きなスクリーンを底に叩きつけて粉々にしてしまったプロレスラーのような体躯の米国人、ディスコのお立ち台から名刺をばらまいて、翌日ひっきりなしにかかってくる女性からの電話を逃げ回っていた米国人。そんな中にあって東大卒の日本人(当時)ディラーU君はごく常識的な人だった。それでも彼は、いまやオーストラリア人なのだ。年に1度、日本に帰国し私を訪問してくれる。外から日本を観察しているだけに、印象深い話が多い」で始まります。よろしくお願いいたします。
3.日経ヴェリタスには月1度、エッセイ「フジマキの法則」を書かせていただいていますが、今度の日曜日発売号は私の番です(原則第1日曜日)
「電気料金は固定性が国益」というタイトルで「モルガン銀行支店長時代、オフィスの階下にある脳ドックで検診を受けた。終わってから部下たちに「お医者様から、頭いい、って言われたぞ」(正確にはお医者様は「頭「は」いい」とおっしゃった)と報告したら、部下のウスイ嬢は、画像を見るなり「ワー、脳みそ小さい」と大声で叫んだ。」で始まります。よろしくお願いいたします。
ちなみに編集者の荻原さんは、ウスイを秘書と間違えていたようですが、ご存じの方も多いと思いますが、ウスイは慶応大経済学部卒の総合職の女性です。哲学者で、元お茶ノ水大学の文教育学部長であられた土屋賢二先生が、ご自身の著書の中で「お目にかかって分かったが、ウスイさんは想像以上の人だった。しゃべるスピードが圧倒的に速いのだ。9・11のテロのときニューヨークから脱出した模様を縦横に語って、座を圧倒した。この話を聞きながら疑念を抱いた。藤巻さんよりも英語力もあり、頭の回転も速く、弁も立つウスイさんが、なぜ藤巻さんの上司になっていないのだろうか。多分ウスイさんには何か大きな欠点があるのだろう」と書いていらっしゃいました。
4.来週月曜日(7月4日)発売の「週刊現代」の「わが人生最高の10冊」では私が10冊を選んでいます。見開きのページです。よろしくお願いいたします。ところで週刊現代には、「ペットと私」という写真ページがあるのですが、その第1回目は私と愛娘クーでした。(このコーナーは出たいという自薦がすごく多いそうです)皆、ペット自慢をしたいのでしょうね。
私も、ペット自慢を是非したかったのですが、そのページがヌードとヌードに挟まれたページだったので、自慢が出来ませんでした。近所の主婦の方も見てくれたようですが、「見ました」と私に声をかけにくかったと、だいぶ、後になってから言われました。
今回の「人生最高の10冊」は、そのような場所ではありませんので、ぜひご一読し、声をかけてください。
5.フジマキタケシの1週間
6月21日(火)
肩が痛い。おかしいなと思ったら、週末ラフテイングで一所懸命漕いだせいだろう。歳。雑誌ネットマネーで「私を変えた1冊」の取材を受ける。
夜、出身高校(東京教育大付属)の1年&2年先輩の会に呼ばれて、酒を飲みながら経済談義。原子力保安院の西山審議官が後輩なことは知っていたが、斑目原子力安全委員会・委員長も先輩だったとの情報を得る。奥さんも2年先輩(同窓会結婚)だったが、ぞんじあげていた人だけに(斑目さんと結婚したのは知らなかった)驚き。
6月22日(水)
毎月1回出演させていただいている大阪毎日放送の「ちちんぷいぷい」に出演。玄関口に着いたら、若い女性が群がっていた。
私は「ちちんぷいぷい」の出演が3時から5時までなのだが、私と交代で超新星が入ることになっていたそうだ。といっても超新星とは私は聞いたこともない。以前、ヤマピー(彼とは放送中にダブっていた)という人気者が来た時は、局前で待機していた女の子に写真を撮られたが(樂屋からタクシーで出たので誤解されたのだろう。写っていた人物を見てこの女の子は激怒しただろうとはアヤコの弁)今回はそういうことはなかった。
番組後、前の担当ディレクターである池崎さんとお好み屋で一杯飲んでから、
新大阪の駅前のビジネスホテルに宿泊。
6月23日(木)
朝6時半の新幹線に乗って帰京。13時より週刊現代「わが人生最高の10冊」の取材を受ける。夕方、私が評議員をやっている東洋学園大学の理事長招待会@東京ドームホテル。理事・評議員・教授・事務職員を理事長がお招きする会だ。本日は座席が金融庁初代長官の森さん(私と同じ評議員)の隣だったので2時間みっちりお話しをさせていただいた。と、言ってもずっと経済談義をしていたのではない。私が「僕は77歳とか78歳で、ぽっくりいきたいですね」と言ったら、長官が「今はそう言っても72歳になった時を考えてみてくださいな。あと5年か~、思うと、人間そうは簡単に達観できないものですよ」というようなお話しでした。日経ヴェリタスの前回の私のコラムを褒めて頂き光栄でした。
6月25日(土)
昼間テニス。夜6時から我が家で、家族全員で親しくしている石村家のソラと我が家の愛娘クーとの合同誕生パティー。
石村家長女の依ちゃんの旦那さんの健吾君は郡山でレストランを経営している。仕事自体は順調だが、郡山の生活は、聞いているとやはり、かなり大変だ。頑張ってほしい。
(↓モデル業の依ちゃん&健吾君夫婦)

(↑ 石村家&藤巻家の子供たち 右よりヒロシ、
依ちゃん&健吾君夫婦、ケンタ、タクロウ君、ナオちゃん)
福島原発事故の直後にオバマ大統領が「日本史上最悪の日」と言う表現を使って、日本に哀悼の意を表していたが、それを聞いた某人が「よく言うよ。あんたらが広島と長崎に原爆を落とした日が日本史上最悪の日でしょう」とテレビに向かって言っていたが、3.11はまさに原爆を投下された日に匹敵する悲惨な日であった。
私は来週火曜日の健康診断に備えて休肝に入っており、この会の最中、酒を飲まず。石村家が帰った後、綾子から「ケンタは酒を飲んでいなくても陽気に会話に入っていけるけど、あなたは酒が入っていないと全く駄目ね」と怒られる。そう、私は、酒の勢いを借りないと全く駄目な男なんです。
6月28日(火)
健康診断。効きすぎの下剤効果で(バリウムを飲んだため)夕方5時頃まで悩まされ続けたが、そんなことにはめげず、夜、近所の小料理屋で痛飲withアヤコ。つらかった休肝の6日間がやっと過ぎた。おわった~。
6月30日(木)
高校時代の同級生で元・国交省の技官である純夫が勤務先のカンボジアから一時帰国したため、7名が表参道に集まり暑気払い。昔の仲間と飲む時が一番気楽でリラックス出来る
