↑(1月27日(金)発売予定(幻冬舎)です)
(本文)付録「フジマキな日々」は下の方にあります。
1.朝日新聞の1月10日の1面に主筆の若宮啓文氏が書かれた「明日の社会に責任をもとう」という記事のサブタイトルは、恐ろしいことに「日本の自殺を憂う」だった。ばら撒きを続けている日本を「自殺しようとしている」と表現しているわけだ。「借金がふえるたび、いずれ破綻するとの恐れが語られてきたが、オオカミ少年のように聞き流され、いささか鈍感になり過ぎなかったか?」
2.ユーロ危機が続いている。ギリシャ問題を騒いでいるのはギリシャ国民自身ではなく他のユーロ諸国である。ギリシャ国債を沢山持っているからだ。それなのにギリシャ国民は、いまだ財政再建反対とストを打ったり、デモをしていてる。彼らからは全く危機意識が感じられない。
それは日本も同じだ。一部を除いて、日本人からは危機意識を感じられない。しかも日本国債の95%は日本人が持っているから国際社会も騒がない。日本がこけても直接的被害を受けるのは日本国民だけだからである。だから一見平静に見える。しかし、騒がれていないから安全だと言うことでは決してない。当たり前だ。
3.世界経済が大変だ、大変だと騒ぐ人が多いが、米国経済は強く米国が世界経済を支えると思っている。その証拠に米国株が非常に強いのだ。私など今年中に2007年10月9日につけた史上最高値($14,164)を抜くと思っている(1月18日終値$12,579)。米国の投資家も能天気に米国株を買っているわけではない。ユーロ危機や経済悲観論を聞き、それを咀嚼したうえで株を買っているはずだ。米国の投資家が米国経済に対して弱気でない証拠である。そしてリーマンショック後の安値から80数パーセントも上昇したことの資産効果が、実体経済を押し上げるのだ、と思っている。「世界経済『大動乱』を生きのびよ」(朝日新聞出版)に書いた通りである。なお米国株の購入は簡単であるが、買い方も、この本に書いてある。
4.週間文春の記者の方から今年の「貿易+サービス」の赤字がほぼ確定的で、あと数年後には「経常赤字化」も近いとの予想があるが、その影響について聞かれた。経済学的には「円安か長期金利上昇、またはその両方」と説明されるのだが、「『このこと自身が日本経済に直接的な影響を与える』というよりは、これを契機に円安方向に歯車が少しでもまわり始めると、円の暴落が直後に起こる可能性がある」と述べておいた。円安方向に為替が動き始めるとドル投資に遅れをとってはいけないと個人がドル資産を買い始める。そのためには円預金を引き下ろすわけで邦銀が入札時に国債を購入する資金が枯渇する。未達の発生で、円は暴落してしまう、という話である。
5.「世界経済『大動乱』を生きのびよ」(朝日新聞出版)の中で、国債暴落に対して個人が出来る非常に有効な手段はミニ債券先物取引で、この冬からできるようになった、と書いたところ、多くの読者の方から、どの証券会社でやっているのか?というご質問を受けた。興味の強さを感じる。
これへの回答は東京証券取引所の以下のページをご参照ください。
http://www.tse.or.jp/rules/online/index.html
時期未定と書いてあるところは現在準備中のようです。
6.(お詫び)本を読んだ方から沢山の感想やご質問をいただきました。ありがとうございます。ただお一人お一人のご質問にお答えする時間がありません。お許しください。ただ、これは、と思うご質問にはこのプロパガンダの中で回答させていただきます。よろしくお願いいたします。
付録(フジマキな日々)
1.1月27日(金)幻冬舎から新刊を出します。「なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか?」です。よろしくお願いいたします。
2.1月16日(月)発売の週刊朝日の連載「案ずるよりフジマキに聞け」は「日本国債と円の相場に危機意識を」というタイトルで「昨年暮れ、旧三井信託銀行千葉支店OB,OGの恒例1泊旅行で鹿児島に行った。昼間の黒豚ラーメンに始まり、宴会は黒豚しゃぶしゃぶ、そして翌日の昼は黒豚ステーキと、まさに黒ブタに始まり黒豚に終わった旅行だった。カセ嬢いわく「まずは昼食でトン(豚)、夜食もトン、その次に出てきたのもトン。車の中でも右を見ればトン、左に座っているのもトン。今回の旅行はトンづくしだったわね~」。年を取って、体形がトンに似てくるのはトンでもないが、人生腹いっぱい食べてこられた証拠で我々日本人は幸せである。国民が腹いっぱい食べられない国もある。」で始まります。よろしくお願いいたします。
3.朝日新聞に載る週刊朝日の宣伝では、通常「連載」ものの宣伝はしてくれないのだが、1月9日発売号では私の文「国家の体をなしていないばらまき予算」の宣伝をしてくれた。アヤコが、その広告を見つけて私に教えてくれたのだが、アヤコいわく「あなたの意見は過激だからね」おや、そんなことはない。本文(1)にも書いた1月10日(火)朝日新聞1面「日本の自殺を憂う」というサブタイトルの方が、よほど過激である。
4.前回のプロパガンダに、三井住友銀行の国部頭取が「握手をしてくださったのは女子ゴルフ協会会長の小林さんだぞ」と教えてくれた話を書いた。あの時、国部さんに「お宅の銀行に行くと、国部さんの顔写真が大きく貼ってあって、毎日、お宅の顔見せつけられている。だから今日ぐらい顔見たくなかったのにな~」と冗談言ったら、「そんなに毎日、わが社に来て預金してくれているの?ありがとう」と言うので「とんでもない。毎月の借金返済の資金繰りとドルのMMFを買うためだ」と答えておいた。
今、円は、保有するべき通貨ではなく借金をするための通貨だ。いずれインフレになるだろうから借金はいいのだが、クラッシュがあれば、しばらくは大変だ。それをヘッジするのは外貨資産だ。だから「借金+外貨建て投資」がよくて保有するべき通貨ではない、というのだ。その辺も「世界経済『大動乱』を生き延びよ」(朝日新聞出版)に書いておいた。
5.藤巻健史の1週間
1月9日(月・祝日)
テニス。加齢によるミスが沢山あった。「ミスはすべて加齢のせいだ」と理解している。決して私が下手なせいではない!
その後、クーを連れてアヤコ+長男ケンタと近所の犬OKレストランで昼食
1月10日(火)
セーターを裏返しで着たまま出社し、秘書の山田に笑われる。夜、山田とわが夫婦3人で、外苑前の居酒屋へ。その後「藤岡藤巻」さんのコンサート。「男には外に7人の敵がいるという。そんなの嘘だ。本当の敵は家の中にいる」という歌詞が出てきたときは、おもわず綾子の顔を覗き込んでしまった。しまった、と思ったが、笑っていたので、あー、よかった。「昔、私を振った女の子なんか、う○こ踏んじまえ。 ティッシュをポケットに入れたままズボンを洗っちまえ」という歌詞の歌も面白かったが、そんなことで喜んでいると性格悪い、と言われるかしらん?
コンサートの後、楽屋そばで「フジマキさんを呼んでいただけますか?」「どなたですか?」「フジマキです」「え、あの有名なフジマキさんですか?」
私は、フジマキさんの関係者の間では超有名人のようだ。そりゃそうだ。私の関係者の間では藤巻直哉さんは超有名人なのだから。
写真は左から「(秘書の)山田・藤巻・藤岡・藤巻・藤巻」ちなみに藤岡さん、なに見てるの?
1月11日(水)
最近見つけた近所の居酒屋さんでアヤコと一杯。
1月12日(木)
月末に着るタキシードを外苑前のレンタル屋さんに予約しに行く。持っているタキシードは、おなかが出てしまい、どんなに頑張ってもチャックがしまらなくなってしまったからだ。
私のおなか周りを採寸していた女性店員が「わー、スイカ!」と叫んだ。失礼な!私しゃ、お客だぞ、と言おうかと思ったが、このお姉さん、きわめて面白い人だったのだ。4か月前に大阪から出てきたばかりだそうで大阪弁丸出し。
送り状の名前を書いていたら、「あれ、ひょっとして『崖の上のポニョ』を歌っていた人の親戚ですか?」藤巻直哉さんは、やはりとても有名!なのだ。
「親戚じゃないけど、一昨日、コンサート聴きに行って一緒に写真撮ったよ」とデジカメの写真を見せたら「わーすごい。」「私もひと月に1度は大阪に行くよ」「なぜですか?」「大阪毎日放送の『ちちんぷいぷい』に出させてもらっているから」「わーすごい。握手してください」東京では、ほとんど誰も知らないが、大阪では『ちちんぷいぷい』も、とても有名なお化け番組なのだ。
その後、旧三井信託銀行OB新年会での講演会@テアトル東京小ホール。
無料で講演をせよ、とのオオニシ先輩の命令による。同期の水越、永田、鈴木幸一、深間内はもちろん、千葉支店で一緒だった大西さんや佐藤譲冶さん(後に人事課長をした後、実家の酒蔵を継ぎ現在「日の丸酒造」社長)、私が海外留学生コースで人事部づきだった時の人事第2課長だった鷲谷さんなど懐かしい面々が沢山いて、昔に戻った気分だった。
(↑フジマキ、佐藤譲治さん、大西さん)
2次会で勘三郎さんのお姉さんがやっている銀座のバーに10人ほどで行ったところ、元社長の古澤さんがいらして、ご挨拶。
1月14日(土)
クーの世話をケンタに任せて、綾子と島根へ。蟹と温泉をエンジョイするためだ。10時20分発ANAで米子空港へ。
境港の市場を見た後、漁村をいくつか回りながら旅館へ。海岸には人っ子一人いない。沖縄の海のように海はきれいだった。
宿泊した旅館は、大露天風呂が有名なので、とりあえずは、そこで入浴。女性は浴衣を着て入浴してよいのに男性はタオルで前を隠すのみ。
その後、部屋で私は指圧、綾子はエステ。
あとは源泉かけ流しの部屋風呂を、満喫。蟹は、今までの人生で一番おいしかった。
1月15日(日)
まずは出雲大社駅へ。昔、皇族をお迎えした駅ということで、雰囲気のある駅。
(↑ 飛行機の中でコートを間違えられ持っていかれてしまったので綾子
は、私が防寒用に持参した私のスキーウエア直用)
その後出雲大社へ。やはり人が少なく静まり返っている神社が、趣があっていい。綾子曰く「神社の木々は、雪と同じように音を吸収するので神秘感が出るのね」確かに伊勢神宮はそうだった。出雲大社は平成の大遷宮の工事中であり、かつ観光バスの集中する時間に訪問したこともあり、静まりかえっているというわけにはいかず残念。
その後、出雲日御碕灯台へ。一番上まで登る。目が回った。その後、日御碕神社へ。
夜10時頃、帰宅。クー。大いに喜ぶ。
1月17日(火)
財団法人 栃木県産業振興センター主催の講演会@宇都宮のホテル東日本
県内経済団体所属企業の経営者500人が参加予定とのことでお話をいただいたが650人の参加でほぼこの会場が満席だった。
満員の会場で講演をさせていただくのは、やはり気持ちがいい。
帰京後、九段の科学技術館ホールへ。現代美術家・杉本博司氏を追ったドキュメンタリー映画「はじまりの記憶」の試写会。杉本氏と立教中学・高校・大学と同級で米国留学中も1年間ルームメートだったデザイナー佐藤さんのお誘いだった。「右脳の発達に問題がある」と綾子に指摘される私にとっては、まさに真逆の「右脳の世界」は面白かったし、杉本氏はかっこよかった。やはり一流を極めた人は自分に自信を持っている。
その後、一緒に映画鑑賞をした佐藤夫婦、川島東京女子医大教授夫人、とわが夫婦5人で赤坂の創作料理屋さんで一杯。TBSに近いせいか、某有名キャスターが隣の席でスタッフらしき人と飲んでいた。
1月19日(金)
本日から長男・健太が1週間の冬休み。クーが光文社の女性誌Classyに載るので(というよりはモデルさんの小物として出る)葉山マリーナで撮影。その後逗子マリーナでも撮影。アヤコはもちろんのこと、ケンタと私も保護者として見学。撮影後、七里ヶ浜ビルズで食事をして海岸を散歩して帰宅。
その後、高校のミニ同窓会@田町の中華レストラン。9人中6人が理科系のせいか、理科的な話になったときは私はついていけず。私が高校1年の時、石内で足を折った話で、なぜかえらく盛り上がった。付属出身者で離婚した人がほとんどいない、という話でも「皆、勇気がないから」という結論になり、これまた盛り上がった。しかし真実は、共学で異性を身近に見ていたから、結婚相手の選択の時に、見極めがきちんと出来ていたせいだろう。
後列 左から小林、渡辺、鈴木純夫、前列左より森、若林(稲本)、鈴木謙一、藤巻、冨田、秋間)
