(本文) 付録「フジマキな日々」は下の方にあります。
1.1月31日の日経新聞5面に財務省の試算が載っている。
「消費税率を15年10月に10%に引き上げても、国債残高は21年度末に1000兆円を超えるまで増え続け、21年度の国債の利払いは20兆円へと倍増する見込みだ。」そうだ。
“20兆円”である。平成23年度当初予算での税収見込みは38兆円だ。あの狂乱経済といわれ、法人税率も今よりはるかに高く、所得税の最高税率もはるかに高かった1990年の税収は(消費税が3%だったものの)60兆円である。20兆円も金利支払いで財政が持つと思うのだろうか?それもこの仮定は新発10年もの国債利回りを2%としての仮定である。
2%の仮定は大甘だと私は思う。
2.朝日新聞2月2日の1面「三菱UFGの危機 管理案」のニュースは多くの国民にショクを与えただろう。国債価格急落に備えてのシミュレーションを行っているという話である。
しかし、メガバンクならどこでも当然、このようなシミュレーションは以前からおこなっていたと思われる。私が想像するに、メガバンクは、このようなシミュレーションを行うとともに、保有する国債をかなり長期から短期にシフトしている。だからメガバンクはあまり心配ないにしても、「のほほん」と国債を買い続けている零細金融機関は心配である。財政危機が迫ってくれば、預金者はこのような危機対策を持っている金融機関を預金先として選ぶだろう。
ということで、来週月曜日(2月13日)発売の週刊朝日「案ずるよりフジマキに聞け」は、このことについて書いて、原稿はすでに提出済みである。
「このようなリスクが考えられる事態に危機策作成を公表した三菱東京UFJ銀行は懸命だと思う。いくら『1000万円まで預金は保護される』といっても、財政が破綻してしまえば、その約束だって反故になるかもしれないのだ。
「のほほん」と国債を買い漁っている銀行よりは、『危機対策案』を持っている銀行の方に預金者が安心感を感じるのは当たり前だろう。
2月2日、米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長も米下院予算委の公聴会で『財政運営が信任失えば、他国のように(長期)金利が急上昇しうる』と指摘した(日経新聞2月3日)。日本の財政事情の方が格段に悪いのだから、金融機関も個人も危機意識を持つべきなのだ。」
ちなみにポルトガルの国債は17%まで上昇しているそうだ(1月31日日経新聞)
本日(2月5日)、週刊新潮から電話があって、このトピックについての感想を聞かれたので、以上のようなことを答えておいた。
3.ところで、前年比30.7%増と最近外国人投資家の国債保有が増えているそうだ。ユーロ危機等で円に逃避するために積極的に買っているという解説をよく聞きが、私はそうは思わない。
外国人投資家が買っているのは期間1年以内の政府債が中心だ。
以前プロパガンダにも書いたが、大きな理由は、「外国人が日本の長期金利の急騰(価格下落)を想定しているからだ」と思っている。最近のヘッジファンドは、日本の長期金利が上がると思っても単純に「債券先物市場(長期債市場)での売り」を仕掛けたりはしない。万が一にも金利全体(イールドカーブ全体)が下落して損をしないように「長期金利(債券先物)売り&短期債の買い」というコンビネーションの裁定ポジションを作って勝負をする。1%の金利移動のインパクトは長期債と短期債では大きく違うので、この裁定ポジションは、例えば「100億円の債券先物の売り&100億円の短期証券の買い」ではなく「100億円の債券先物の売り&700億円の短期証券の買い」のコンビネーションとして作られる。
したがって外国人は短期債という現物市場の「買い」を大きく進める一方、先物市場で相対的に少額の「売り」をするのである。この私の分析が正しいのなら、外国人は「日本国債」が安全だから買っているのではなく国債暴落に備えて着々と準備していることになる。
4.朝日新聞2月3日の1面トップ 「製造業 赤字軒並み」もショッキングなニュースである。日本は、もはやここまで追い込まれた。
「円高は諸悪の根源」なのだ。そのことを書いたのが拙著「なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか」だ。
円高対策として日本名のついた企業が海外に進出し、利益を確保しても日本人や日本の政府にはなんら、いいことはない。人が生きていくためには、働くか、お金に働いてもらうか、どちらかだが、日本名がついた企業が外国人をやとうのなら日本人には仕事が回ってこない。日本は株式投資が好きでないから、日本企業の株主の多くは外国人である。日本名がついた企業が儲かっても、そのあがりは外国人がもらうということだ。
一方、ゴーン氏が社長の日産は役員構成から言っても株主構成(ルノーが半分近くで過半数が外国人株主)から言っても、れっきとした外国企業だ。しかし日本に工場を持ち日本人をたくさん雇っているから日本人にとってはいい企業なのである。
5.私の新聞記事や本を読んでいる方は、十分ご存知だと思うが、私はずっと米国経済は強い、と言い続け、米国株購入を勧めている。今年中には史上最高値を更新するのではないか、と書き続けてきた。
ちなみに、年初来、1か月間ちょっとで、ゴールドマンサックスは30%、シティーは27%、バンク・オブ・アメリカは41%上昇している。$/¥は、まだ動意を見せていないが、為替は動かなくても充分、利益は乗る。
付録(フジマキな日々)
1.おかげさまで「なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか」(幻冬舎)が順調に売れています。1月27日に発売して1週間で7万部です。増刷が間に合わず書店やアマゾンでも一時在庫切れになっていましたが、今週末からまた書店に並ぶと思います。ひき続き、よろしくお願いいたします。
(↓ 丸善本店にできた藤巻本コーナー)
2.3月8日(木) 大手町の日経ホールで有力運用会社6社主催の講演会を開きます。(付録7 ご参照)
私は基調講演で18:20~19:00までです。 参加無料 定員600名です。申し込みは
またはインターネットで 日経アドネットで検索してください。
3.2月19日(金)ラジオNIKKEI第1(マネー&クイック: 提供 東京金融取引所)に出演です。20:00~20:30 (USTREAMは放送の前後10分程度の前説&延長戦あり)
4.先週月曜発売の週刊朝日「案ずるよりフジマキに聞け」は「『衆愚政治家』のしっぺ返し」というタイトルで
「2001年9月に上梓した拙著に以下のようなことを書いたことがある。
<私は出ていなかったのだが(当時の大蔵省財務官の)榊原英資さんが金融機関勤務者向けに行った講演会で、『1998年の12月以降『国債の需給』をはやしたてるオオカミ少年がいる』とおっしゃったとき、参加者の多くが、「藤巻のことだ」と思って、クスッと笑ったという報告を部下から受けたことがある。榊原財務官に言及していただけたならこんな光栄なことはありません。ただし、それは私のことではありません。私なら、財務官は「オオカミ少年」じゃなく「オオカミおじさん」とおっしゃったはずですから>
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朝日新聞1月10日付の1面に主筆の若宮啓文氏が書かれた<明日の社会に責任をもとう>という記事のサブタイトルは、恐ろしいことに<「日本の自殺を憂う」>だった。財政状態を大変心配されている。<借金がふえるたび、いずれ破綻するとの恐れが語られてきたが、オオカミ少年のように聞き流され、いささか鈍感になり過ぎなかったか?>」で始まりました。
5.今週月曜発売の週刊朝日「案ずるよりフジマキに聞け」は「日本の経済政策に欠けているもの」というタイトルで「昨年12月発行の『世界経済『大動乱』を生き延びよ』(朝日新聞出版)に続いて、1月27日に新刊を発行した。『為替の本を書く』と言ったらオオニシ先輩いわく『なに、フジマキが為替の本を書く?それなら予想がずっと外れていたんだから、タイトルは『円高でごめんなさい』だな』違います!!タイトルは、多くの方が持っている疑問そのもの『なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか?』(幻冬舎)だ。もう10年前の話だが、早稲田大学で授業をした翌日、昔の部下クスノキ君からEメールが来た。<藤巻さん、かわせは『為替』であって『替為』ではありませんよ。授業を受けていた知り合いから『昨日、藤巻さんが黒板に大きく“替為”と書いていた、との報告がありました。『本当にこの人、為替やっていたんだろうか?』と心配になったそうです。えらく受けてはいましたけど>心配無用だ。間違いなく私は、長年マーケットで「売った・買った」をやっていた人間であり、この本では漢字も編集者がきちんとチェックしてくれている。
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日本はバブル崩壊以降、金融政策や財政政策を最大限発動してきたのにも関わらず、景気が全く回復していない。名目GDP(国内総生産)が20年間ちっとも伸びていないのだ。情けないと言ったらありゃしない。私に言わせるとこの原因は簡単で、為替政策を発動してこなかったからだ。」で始まります。よろしくお願いいたます。
6.昨日(2月5日)発売の日経ヴェリタス「フジマキの法則」(月1回・第1日曜日に書いています)では「少額の円売りでも暴落を招く可能性」というタイトルで
「全豪オープンで錦織圭選手の大活躍を見たテニス仲間のナカムラさんが『彼が私に乗り移ってテニスをしている夢をみました。うまくなっているかも』とメールを回してきたところ、マキさんがすぐ反応した
『みなさん、錦織君の姿を観て自分もうまくなったような気分になるかと思いますが、いざプレーしてみると幻想だと気づきます』そこで、私も参加した。『みなさん、フジマキの話を聞いて自分も簡単にもうかるような気分になるかと思いますが、・・・そうなんです。いざディーリングしてみると、やはり簡単なことが分かります。今は、円と国債を売ればいいだけだからです』。と、いっても、最近『乗るか反るかの勝負』に出ては、『反ってばかり』の私の言うことだから、誰も信用してくれないかもナー。
ところで日本の2011年の貿易収支が31年ぶりに赤字になった。日本はもはや貿易立国ではない。」で始まります。
よろしくお願いいたします。
7.本日(2月6日)の日経本紙にも「日経新聞の読み方」という記事が出ていますが、以下、私流・日経新聞の読み方
1月31日(火)の日経新聞
まず4面の下で「マネー大動乱」という本の宣伝をみて驚く。私は昨年8月に「マネー避難」、昨年12月に「世界経済『大動乱』を生き延びよ」(朝日新聞出版)という本を出したのだが、よく臆面なく、タイトル、パクるよな~と、唸る。
次に5面で「国債利払い費20兆円に倍増(2021年度、消費増税でも膨張)の記事を見つけ「これはインパクトが大きいニュースだ。プロパガンダで取り上げてやろう」と考える。(本文1をご参照)
次に7面「けいざいじん」で、4月1日に三菱東京UFJ銀行の頭取につく平野信行さんの「人となり」を読む。平野さんとは金融庁の「円の国際化のスタディーグループ」で一緒にメンバーを務めた仲だ。「(他のメガバンクに勤務する)わが長男ケンタを入社試験でよくぞ、落としてくれましたね~(笑)」「すみませ~ん(苦笑い)」との会話を思い出す。
家内アヤコに「みずほの塚本さん、三井住友の国部さん、三菱東京UFJの平野さんと3大メガバンクの頭取は、皆、よく存じ上げている人となった」と言い「だからどうなの?なにか利益でもあるの?」と、反応される。たしかに。利益なんて、な~んにもない。ただ、おめでとう、だ。
次に9面で「ポルトガル国債の10年物利回りが17%になった」ことを読み、「知らなかった。プロパガンダにこれも書いてやろう」と思う(本文2 ご参照)
次に13面で「マネックス証券、楽天証券、カブドットコム SBI証券主催」の「ネットで投信フォーラム」という講演会の宣伝を見つけて「悔し~ぃ」と歯噛みする。主たる講演者は大前研一さんと東国原英夫さんのお二人ということでお二人の写真がドーンと大きく出ているのだ。実は、この講演会には私も講演の候補者として打診があったのだが、選考で落とされてしまったのだ。
だから悔しい。
そして21面を見て、「ア、私も出ている」。付録2で書いた講演会だ。この日に広告が出るのを知らなかったので、ちょっとした驚き。
「国際投信投資顧問、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、JPモルガン・アセット・マネジメント、シュローダー・インベストメント・マネージメント、ドイチェ・アセット・マネジメント、野村アセットマネジメント」が主催だ。この講演会の主催者も、私が選考落ちした13面の講演会の主催者も、どちらも投信会社である。いやがおうでも頑張らなくてはならない、と気を引き締める。
そして25面。アリャーと思う。弟・幸夫の講演会の宣伝。「自分らしさを生かしたキャリアの築き方」だそうだ。
ところが幸夫が幸大となっていた。最初ミスプリントかと思ったが、ひょっとすると姓名判断で名前を変えたのかもしれない。軽~!
よく人から、弟とは全く性格が違いますね、と言われるが、確かに、私は姓名判断も血液型も全くと言っていいほど信じない。ディーラーには縁起を担ぐ人もいるらしいが私は全く無視だ。私のチャート嫌いも有名だった。非科学的なものは好きではない。
大前研一さん、東国原英夫さん、弟の写真と比べて私の写真が格段に小さかった。私の顔には集客能力がないということか?ガクッ。
8.フジマキタケシの1週間
1月31日(火)
近所の犬仲間の郡さん夫婦とフグを食べに近所の小料理屋さんに。
白子酒を生れて初めて飲んだ。美味。
途中おかみさんが、携帯電話に出てください、と言う。先日、この小料理屋さんの写真をプロパガンダに載せせたら、プロパガンダの読者の方が「店の前の雰囲気が似ているけど、ひょっとしてお宅?」と、電話してきてくださったのだそうだ。そのお客さんとの電話だ。「プロパガンダ読んでくださってありがとうございます」とご挨拶。その後、お決まりのコースで近所のコーヒーショップへ。
2月1日(水)
大阪毎日放送で「ちちんぷいぷい」に生出演。
番組の頭で、ばっちり「なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか」(幻冬舎)を紹介してくださった。どうもありがとうございます。
西キャスターが私のことを「ダンディーな人」と紹介してくださった。三井信託に入社直後、半そでのワイシャツにスリーピィースを着ていき、大西先輩に「7・5.3」だと冷やかされたことはあれ(注:新入銀行員なのだからウケを狙って着ていったのではもちろんない)「ダンディーな人」などと言われたのは、この世に生を受けて61年、初めてだ。それを聞いたアヤコ曰く「(無理を承知で、それでも、ちゃんと相手を立てる)大阪の人ってエライのね~」
2月2日(木)
一橋大学の期末試験の監督。講義の後半は多胡さんが担当していたので久しぶりの一橋大。秋の紅葉風景とは様変わりだ。13年間、連続して半年間の授業を受け持ちたせていただいたが、来年は休講。
これからしばらくは約300枚の試験答案の採点が一大仕事である。13年前の講義を受け持った最初の年は約500人の学生が受講したのだが、論文式回答試験にしたから大変だった。2週間、丸々。採点にかかりきりで他の仕事が全く出来なかった。それに懲りて翌年以降,○×、穴埋め、計算問題主体の試験に変えた。
某私大の先生に聞いたら、その先生の学校の期末試験は「5捨選択」のマークシートに変わり、採点が極めて楽になったそうだ。しかし、そうは言っても「5捨選択」だと「一つの正解と4つの誤解答」を作るのは、大変だろうな~。「金利が上がると、債券価格は①上がる②下がる③上がりも下がりもしない④下がりも上がりもしない⑤下がるときも上がるときもある」なんて試験の品格も何もないよな~。
ちなみに、長男ケンタが、その昔、その私大を受験したことがあるのだが、帰宅して開口1番「先祖なら子孫を守るのがあたりまえだろう。それなのに足をすくうなんて、なんだ!」「啓蒙思想家・西周(あまね)の書いた古文が全く理解不能だった」と怒っているのだ。
しかし、西周(あまね)に嫁いだのが、藤巻家の女性だっただけで、血はつながっているわけではないのだから、足をすくわれても文句は言えない。残念でした。
夜7時半からは 大井町で古河さん主催の中華料理を食べる会@萬來園。
中華料理としてはえらく値段が高いが、払っただけの価値がある料理。店の汚さとのギャップがこれまたいい。
(↑ 一番上の写真は、良品計画の松井社長ご夫婦、企業再生支援機構専務の中村彰利弁護士ご夫婦、獺祭の旭酒造桜井社長、チェリストの遠藤真理さん、そして私と幹事の古河さん。真ん中の写真は若だんな、そして下の写真はメンバーに大将が加わったもの)
この日は、朝日新聞1面トップで「三菱UFGの危機 管理案」のニュースが流れたが、いみじくも地方銀行協会から依頼された私の論文(?)が「地銀協月報」に載った日でもある。「金融機関を中心とする国債保有リスク」特集で私の論文(?)は「国債保有リスク回避の資産運用方法」という題で地銀経営に対してのアドバイスだった。
2月3日(金)
朝日新聞主催,光文社の女性誌JJ共催の「女子力up!冬の学園祭」に出演のため3時に八芳園に(2000人来場予定とのこと)。
ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんとの対談で、淳さんが「為替」について質問してくるので、それに答えるのが私の役割だ。
(↓ 広い控室で不安げな藤巻。秘書の山田撮影)
「女子大生にとっての円高のメリットは何ですか?」「円が強いのですから海外ブランド物が安く買えたり、卒業旅行が安くいけるのはメリットです」
「いいですね~。女子大生にとって、円高にデメリットなどあるのですか?」
「円が強いのですから、外国のモノやサービス(海外旅行)を安く買えますが、外国人も安く買えます。外国人労働力が安い、ということです。安い労働力を求めて工場は海外に行ってしまい日本人の仕事はなくなります。皆さんは就職を控えていませんか?『ブランド品が安く買えるけど就職先がない』のと『ブランド品は多少高くなるかもしれないけど就職先がある』のとどちらがいいですか?」というような問答だ。
この仕事を受けるのは、最初、ちょっと心配だった。まず間違いなく、参加してくる女子学生は、ロンドンブーツ淳さん目当てであり、彼女たちにとって、私は邪魔ものでしかないはずだからだ。
昔、某外国銀行がスポンサーをしているF1レース前の記者会見で講演を依頼されたのだが、F1関係のマスコミの方は私の講演などには全く興味を示さず、ドしらけだった。
みじめな思いをした後、さらにレーサーとレースクイーンと一緒にF1レーシングカーの前に立たされた。そこではカメラマンからの「おまえは邪魔だ。絵にならない。頼むからどいてくれ」という視線を痛く感じ、さらに、みじめになった。そのことを思い出したからだ。そうならないことを祈りつつの出演だった。
あるマスコミの方からは「ロンブー淳さん」といえばモテ芸人として人気ですね。ミスマッチ感が主催者の狙いなのでしょうか(失礼)。ご健闘をお祈り申し上げます。」とのメールまでいただいた。
だが、生還した。淳さんが、会場からうまく質問を引き出したり、女性大生を乗せたりして、私を邪魔物扱いにしないよう配慮してくれたからだ。淳さんからは終了後「わかりやすかったです」と言われたし、朝日新聞広告局の人からも面白いと言ってくれた。ホっ。休肝のつもりが自宅で安堵の酒を飲む。
