本文&フジマキな日々(宮城県視察)

2017年07月18日

(本文)付録「フジマキな日々」は下の方にあります。

1.FRBのバランスシート(BS)縮小について
あいかわらず、ドル・円の動きは米国長期債金利の動きに連動している。米長期金利が上昇すれば、ドル円はドル高になり、米長期金利が下落すれば、ドル円はドル安になる。
この観点からして、忘れてならないことがある。マスコミの言う米金利上げとは「短期金利」の誘導である。バランスシートの縮小とは、「長期金利」を上昇させることである、という点だ。BS縮小とはFRBが満期になる米国債(量的緩和で長期債を大量買いしてしまった)の買い替えを行わないのだから長期債の需給バランスが大きく崩れる。長期債価格の下落(=長期金利の上昇)だ。こちらの方がよほどドル/円相場に影響を与える。「BSの縮小を7月に決め、9月から実行する。だから次回の金利上げは12月まで無いだろう。したがってFEDの行動は12月までドル・円相場に影響しない」などの論評は読むとなにをかいわんや、だ。

2.日銀に量的緩和からの「出口」なし
テニス仲間のマキさんいわく「少し前までは日本の財政危機を言っているのは世界でフジマキさん筆頭に3人しかいなかったけど(フジマキ注:世界で3人は大げさか?(苦笑い))、最近僕の周りはみんなそうだよ。だからもうその種の本をフジマキさんが書いても売れないよ」と言われましたが、8月中旬にまた本を出します。日銀には出口がありません。出口が無いと言うことは、「日銀はブレーキを失った」ということです。世界中の中央銀行がブレーキをかけ始めているときに、日銀だけブレーキが無いのです。どうなっていくのでしょうか?
最近、あらゆるところで、「日銀OBの人達が異次元の質的量的緩和のことをぼろくそに言っている」と聞きます。私もそうだと思います。金融の知識があれば、そう考えざるを得ないでしょう。政府・日銀は「大本営発表」をもう辞めて「終戦時のショックをどう和らげるか」に英知を絞る時期だと思います。
継続すればするほどショックはすさまじくなります。まさにインパール作戦です。補給路が伸びきってしまい悲惨な結果が予見できるのに、引っ込みがつかなくなり、南進を続けている状態です。「出口」というドアを開けたら、外は崖なのです。その崖がどんどん深くなっているのです。国が終戦対策を考えるとともに、個人もドルを買って備えた方がいいと私は思います。

3.先週の週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」
先週の週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」は「イングランド銀行と日本銀行の違い」というタイトルで 以下の内容です
「(前略)
日本銀行は2013年4月、消費者物価指数(CPI)上昇率2%を安定的に達成するため、異次元の量的緩和を始めた。当初は2年をめどに目標を達成する予定だったが、4年過ぎた今もほど遠い。その原因は強すぎる円にあると思う。 英国の中央銀行、イングランド銀行(BOE)は昨年11月、17年のCPI上昇率予想を2.0%から2.7%に引き上げた。「EU離脱騒動でポンド安が進んだ」というのが唯一の理由づけだ。BOEは、自国通貨安がインフレ率を引き上げると認識している。
日本でも、為替とCPIの強い相関を示す例がある。狂乱経済とまで言われた1985年から90年のバブル時代、CPI(全国総合)は極めて安定していた。86~88年の3年間は0.5%前後と今の日銀目標の2%よりはるかに低かった。低位安定したのは、84年末に251円だった1ドルが、85年末200円、86年末160円、87年末122円と急速にドル安円高が進んだからだ。
ところが、88年末に125円、89年末に143円と一転ドル高円安になった。その結果、89年のCPIは2.3%に。為替とCPIに強い相関関係があることがおわかりだろう。
(中略)
しかし、15年末に1ドル=125円に接近した後、再び円高方向に転じ、102円の円高に。この為替の動きが、CPIの動きに強さがなくて日銀が苦労している原因だと思う。
3月21日の参議院財政金融委員会で、日銀の岩田規久男副総裁にこの点を問うた。答弁はこうだった。
「確かに短期的には為替が物価に影響を与えるとは思います。ただ、中長期的な物価上昇率を決めるのはあくまでも需給ギャップと中長期の予想インフレ率だと思っております。そういう考え方で、日本銀行は決して円安に依存する形で2%の物価安定目標を達成しようとする考え方は持っておりません」
駄目だ、こりゃ。円安になれば優秀な日本製品を求めて外国人消費者が殺到し、需給ギャップなど簡単に解消されると思うけど。為替とCPIの関係を理解しているBOEのほうがよほど市場に精通している。」

(付録)4週間のフジマキな日々

1.選挙①(埼玉県三郷(みさと)市市議会議員選挙)
7月23日の埼玉県三郷(みさと)市の市議会議員選挙では、私ども「日本維新の会」は「渡辺マサト」を公認しています。7月16日(日)埼玉維新の会代表として出陣式で演説をしてきた。「渡辺マサト」となんどか呼称していたら、間違えて「渡辺ミサト」と言ってしまったらしい。青柳支部長がすぐに「良い愛称が生まれました。『三郷(みさと)のマサト』です。よろしくお願いします」とフォローしてくれた。選挙演説の下手くそな私だが、愛称のヒントを提供し、少しは貢献出来たか?『三郷(みさと)のマサト』宜しくお願い致します。20170718 345_R 20170718 343_R

2.今週の週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」
秘書のあべ嬢のお母さまと生島ヒロシさんとは同郷で知り合いなのですが、先ほど生島ヒロシさんから、アベ嬢にメールが入りました。
TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」で今週の「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」を本日(7月18日)紹介してくださったとのことです。
「生島ヒロシのおはよう一直線」はラジオの中で非常に視聴率の高い番組だと聞いています。嬉しい限りです。今週のタイトルは「世界的な金利上昇、でも日銀は泥沼に足」内容概要は次回プロパガンダでお知らせいたします。

3.Bsイレブン「報道ライブ InsideOUT」に出演20170718 002_R
都議選開票日の翌日、「今年後半の経済予想」というトピックで「報道ライブ InsideOUT」に出演した。MCは八塩圭子さん。スタジオに入ったとたん,八塩さんから「昔、テレビ東京の経済番組で何度もご一緒した八塩です」とご挨拶を頂いた。「もちろん、覚えていますよ」とお答えした。当時、八塩さんはテレビ東京の局アナだったのだ。美人を忘れるわけがない。
「JALで良く聞いております」と続けて言ったら「いえ、ANAです」
すみませーん。またやってしまった。八塩さんはANAのクラシック番組のMCをしている。
帰宅してWebを見たら、八塩さんは私が理事をしている東洋学園大学の准教授をされているそうだ。知らなかった~。

4.国会議員の「このハゲ~!!」発言
感想はただ一言。「私の家内はとてもやさしい人だ」ということが良くわかった。フジマキ・ジャパンの元部下・中村イクコさんからすぐメールが来た。そのメールの内容は週刊朝日に書いたから、発売された後にーーー。

5.眉間の会の会食20170703 106_R
眉間(みけん)の会のメンバー3人(元みずほ銀行頭取の塚本さん、元三菱商事副社長の柳井さん、私)で後藤高志さん(西武ホールディングス社長・西武鉄道会長・西武ライオンズオーナー)をご招待して会食をした。
ちなみになぜ「眉間の会」と命名したか?モルガン時代の部下に、とてもまじめな帰国子女の女性がいた。彼女が「中川さん、なぜ、そんなに股間にしわをよせて考え込んでいるのですか?」と聞いたのだ。明らかに眉間(みけん)と股間(こかん)を間違えている。非常にまじめな女性だっただけに中川君も間違いを指摘できなかった。柳井君も同じ経験があるという。「そのような真面目な帰国子女を部下に持ったことのある会」というのがその名の由来である。まさか「股間の会」とは呼べないので。

6.荻野目慶子さんの劇&懇親会20170703 101_R 20170703 098_R
住友生命の常務の古河さん主催で荻野目慶子さんが出演する劇の観劇と懇親会が行われた。
荻野目夫婦とは何年もお付き合いをさせていただいているが、最初の出会いの時、名刺を頂いて「わ~、すごいですね。大女優と同じ名前なんですね」と言ってしまった。隣の人が「本人だよ、本人!」と横腹を突っついてくれた。相変わらずのドジ。

7.宮城県被災地
元北海道東北開発公庫で役員をされていた渡辺さん(指揮者小泉和裕さんの追っかけ仲間)の案内で3.11の被災地を見て回った。昨年の「閖上(ゆりあげ)地区他の視察(この時も渡辺さんのご案内だった)の続編だ。
ずっと渡辺さんが車で案内してくださった。渡辺さんは3.11の経験を生かし、被災地の復興状態を観察し、各自治体が防災対策でどういう点に気をつけるべきか等を全国で講演をされている。防災をライフワークとされている方。考えさせられることが多い旅行だった。

7月11日(火)

(↓石巻から松島)20170718 018_R 20170718 009_R 20170718 020_R  20170718 031_R(↑渡辺さんが現役の頃から親交のあったホテル大観荘の社長よりお出迎えを受ける 写真は高橋さんと)

(↓大観荘で昼食)

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(↓瑞巌寺)20170718 036_R(↓山道 塩に弱いスギの大木が津波で朽ちた)20170718 039_R (↓除夜の鐘の時、時々NHKに出る鐘つき堂)20170718 043_R (↓渡辺さんと)20170718 049_R7月12日(水)20170718 060_R(↑この日回った経路)

(↓走っているのが北上川沿いの新設道路、左側は震災で使えなくなった旧道路)

20170718 059_R
復興資金の使い方で疑問に思うところもあった。今回の中では大川小学校の悲惨さが印象的だった。今は、極めて平和で、のんびりとした風景の中の無残な大川小学校の姿が痛々しい。丁度、正午だったので、毎日鳴らす授業開始のチャイムが涙を誘った。裏山に逃げていれば~とも思うが、余震の続く中、山崩れや倒木を気にする引率教諭の気持ちも100%否定できず、難しい意思決定だったと思う。

(↓大川小学校)20170718 079_R20170718 082_R20170718 101_R(↓裏山)20170718 096_R

20170718 092_R (スピーカー)20170718 102_R(↓女川町) 20170718 198_R20170718 160_R 20170718 148_R 20170718 195_R(↑山の中腹にあるのが宮ヶ崎住宅。山を造成、100戸 1区画 300㎡ 1区画あたり8000万円かけて造成。果たして人が入るのか・・)

(↓駅舎)

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(↓石巻 堤防作り)20170718 219_R (↓スーパー堤防)20170718 221_R

20170718 233_R(↑震災前↓震災後)20170718 234_R  20170718 230_R(↑震災前↓震災後)20170718 231_R 8.この3週間で読了した本
「ローマ人の物語・ローマ世界の終焉」(中)(塩野七生)塩野七生さんの本は、ほぼ全部読んだことがあるから、この本も再読。しかし記憶力が悪いからいつも新鮮。(儲けもの)受験の時は記憶力が悪くて悩んだものだけど・・・
「再び男たちへ」(塩野七生)再読
「散り桜」(葉室麟)読了
秋月記(葉室麟)」読了
「菊と鬼」(鳥羽亮)読了
「山田方谷の言葉」(方谷さんに学ぶ会)読了 山田方谷は私の高校の後輩で財務省勤務(現在は預金保険機構)の野島透さんのご先祖(野島さんは山田方谷6代目直系子孫)。備中松山藩の財政立て直しの立役者・山田方谷の信条を書き綴ったものだ。財政破綻状態に落ち込んだ日本のリーダー達が心すべき信条がこの書には書かれている。

9.選挙②東京都議会議員選挙(6月23日~7月2日)
6月23日~7月2日は東京維新の会、代表として、寝ても覚めても選挙、選挙、選挙でした。改選前と同じ1議席の確保という結果でした。存在感を全く出せず悔しい思いもしましたが、「都民ファーストvs自民党」という劇場型選挙の中で4人の候補者たちは頑張ってくれたと思います。
日本維新の会へのご支援ありがとうございました。20170718 252_R
7月13日 16:00より選挙総括、その後、ねぎらいの意味を込めて懇親会 20170718 255_R20170703 005_R  (三軒茶屋で街頭演説をしていたらたまたまお会いして話しかけてくださったフジテレビの元経済部長※プライムニュースも担当してらした安倍さん)20170703 049_R20170703 015_R