本文&フジマキな日々(参議院予算委員会)

2017年12月01日

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(本文)付録「フジマキな日々」は下の方にあります。

 

1.米国大型税制改革と為替

米国では約30年ぶりの大型減税に向けて議会審議が大詰めに入っている。これから上院、下院の法案1本化が順調に進むかが注目点だが、もし、成立したら(当面ではあるにしても)減った税収分を国債増発で賄わねばならない(国債供給増)。また来年以降FRBの資産縮小が本格化する(国債需要減)。
米国債は需要減少、供給増加で値下がりが予想(=長期金利上昇)される。日米長期金利差拡大でドル高円安進行の可能性ありだ。

 

2.米国大型税制改革と為替 その②

この減税でのもう一つ注目点は海外での所得を米国内に還流させるとき、今までは35%も課税されていた(海外との2重課税はない)。これを上院案、下院案とも廃止しようと言うのだ。日本の税法では海外からの還流(海外進出は子会社形式が多いので子会社の配当金)にかかる税は5%。米国の35%は資金の本国回帰にとって大きな壁なのだ。米企業は海外にユーロや円で利益を保管していたわけだ。この税金が無くなれば大きな資金の還流が起きると思われる。すなわち他国通貨からドルへのシフト(例、ユーロや円を売り、ドルを買って米国に送金)

 

3.米国大型税制改革の注目点

その他の注目点であるが下院案だと遺産税(日本の相続税に相当)が段階廃止されることだ。確か2025年には完全廃止だ。とは言っても現状、たしか夫婦からの遺産税は約10億円まで非課税で、4200万円(法定相続人2人)から課税される日本とはえらい違いだ。そもそも相続税はすでにほぼ無い状況だが、それを全廃するのだ。
日本は、今、高額サラリーマン増税など富裕者層からは「取りやすい」という理由で、富裕者いじめ税制が進行しようとしている。そもそも日本でいう富裕層とはプチ金持ちに過ぎない。「働いても働かなくても同じ」世界へ一直線だ。 私は「日本は今、世界最大の社会主義国家だ」と言っているが、ますます完全な社会主義国家に向かっている(世界では異端だということに国民は気がついていないようだ)。だからこの20年、30年間、日本は世界で断トツビリの経済成長なのだ。格差是正はプチ金持ちをひきずり降ろすことではなく低所得者層を引き上げることによって達成しなければ経済は活力を失い、縮小していってしまう。この件については来週発売の週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」に書いた。

 

4.次期日銀総裁

次期FRB議長のパウエル理事が、一昨日米上院銀行委員会の公聴会に出席した。トランプ大統領に指名されたものの最終的には上院での承認が必要となるからだ。ところで来年4月に任期の切れる日銀の黒田総裁だが、日本でも新総裁は衆参の同意人事だ(=国会の承認を必要とする)
ところが日本では事前の公聴会なぞを聞いたことが無い。単に同意するか否かを本会議で採決するだけだ。次期日銀新総裁の場合は事前に公聴会を開くべきだ。昨日の財政金融委員会理事会で聞いてみた。理事の方がたは前向きの反応だった。私は黒田総裁は次期5年も総裁職をするべきだと(個人的意見だが)思っている。週刊朝日にも書いた。(本文6、207回週刊朝日ご参照)異次元の量的緩和をやるだけやって逃げ得は許さない。責任を持って出口から出ろと言っている。
しかし別の総裁になるのなら私の様に「出口が無い」と思っている人では、たまらない。出口があると信じている人にその手腕を見せていただきたい(嫌味)その方には公聴会で出口を明示していただきたい。黒田日銀総裁は出口論を「時期尚早」と言っているが、とんでもない。
私は財政金融委員会で「規模や時期」を聞いているのではない。どういう方法があるのか教科書的なことを聞いているだけだ。伝統的金融政策時代なら「公定歩合を上げます。無担保コールレートを上げます」など間違いなく答えたはずだ。なぜそれさえしない?手段が無いからだと思っている。

 

5.206回週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」

206回週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」は「英国の10年ぶりの利上げ、学ぶべきことは」と言うタイトルです。この全文は朝日新聞社のニュースサイト「アエラドット」で前文読めますのでそちらをご参照ください。
https://dot.asahi.com/columnist/profile/?author_id=hujimakitakeshi

 

6.207回週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」

207回の週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」は「黒田東彦・日銀総裁の後任に最適な人は?」というタイトルで 以下の内容でした。
「(前略)
来年4月に任期切れの黒田東彦・日銀総截の後任人事が市場の話題に上る時期になった。日本経済新闘は10月28日付朝刊―面で、「ポスト黒田も黒田氏本命」との記事を載せた。
(中略)
しかし、黒田氏は再任の要請を受けないのではないかと思う。頭脳明晰な方だから、「異次元の量的緩和」に出口がないことをよくご存じのはずだから。次期総裁は地獄の職。私のような雛魚に総裁就任要請は1万%ないが、万々が一あっても、5万%受けない。
しかし、だからこそ私は次の5年間も黒田氏が総裁職を継続すべきと考えている。ご自分が行ったことの後始末は、自らつけて頂かなくてはならない。
(中略)
「出口はある」と黒田総裁がお考えならば、その手腕をぜひ見せて頂きたい。出口は自分の担当でないからとイケイケドンドンで金融緩和を続ければ、「後は野となれ山となれ」であり、余りに無責任。出口も自身の担当と思ってこそ、政策が節操あるものとなる。
出口に失敗すれば、「日銀をつぶした総裁」「日銀最後の総裁」として歴史に汚名を残すだろう。かつてのドイツの中央銀行・ライヒスバンク(ドイツ帝国銀行)は「異次元の量的緩和」を実施した結果、つぶれて、現在の巾央銀行ブンデスバンクが新設された。
ライヒスバンクが発行していた紙幣の価値はなくなったはずだから、国民負担は極めて大きかったはず。
(後略)」

 

(付録)フジマキな日々

 

1.私が「育毛治療」を始める気になった理由

11月21日号プロパガンダで育毛治療を開始したと書いた。
以下の写真がその理由だ。(左側のマイクの前に座っているのが私)20171201 147_R

 

2.銀杏拾い

国会前の銀杏の紅葉がきれいだ。私は銀杏が大好き。酒の肴として最高だ。ご存じの方も多いと思うが、封筒に入れて、電子レンジで1分チンし、塩をふれば美味もいいところ。初当選した年、朝早く出勤して議員会館前で銀杏拾いをしようか?と思ったら秘書のアベ嬢に怒られた。「そんな事したら『税金もらって何してるんだ』と怒られますよ」。残念!ただ昨日ガードマンの方に「銀杏、ちっとも落ちてないですね」と聞いたら「青いうちに落としてしまう」そうだ。「でもここの銀杏は小さいそうですよ」とのこと。銀杏拾い出来なくなくても悔しくなくなった。20171201 099_R 20171201 103_R

 

3.セブン&アイ・ホールディングス伊藤名誉会長主催の勉強会

セブン&アイ・ホールディングスの伊藤名誉会長主催の勉強会に出席
もう10年近く前か元財務省関税局長の竹内洋さん(高校の1年先輩)がアレンジしてくださり始まった会。以来、伊藤名誉会長が定期的に開いてくださる。論客ばかりのためいつも激論。面白い。マネックス証券会長松本大氏は本日は欠席。20171201 003_R 20171201 006_R

 

4.大風呂敷

モルガン銀行在職中、ヘッジファンドのオーナー会議で「日本人で誰が有名か?」が話題になり、結論は「1位・榊原英資(Mr.円)、2位・藤巻けんた、3位・橋本首相となった」との報告を米国人部下から受けた。けんたの2位入りは私が日本経済分析の際、けんたを頻繁に登場させていたせいだ。勝負師の立場で分析発表する人は稀有であり、かつディーリング業績が広く知れ渡っていたせいだ。そのおかげで私の提言する景気政策は外国人には賛同者が多かった。ところが国内では完璧に無視された。「聞いていてくれたら、今頃日本経済は大回復」との自負はある。
との話を勉強会でしていたら、元財務省関税局長の竹内さんが「出雲に出張したとき、ちょうどいいお土産があったので買ってきたよ」と小さな和菓子をくださった。お菓子の名は「大風呂敷」アチャー。20171201 010_R

 

5.宮沢夫婦・勝丸夫婦・渡部さん夕食会

宮澤夫婦、勝丸夫婦、渡辺さんとの夕食会に。宮沢君とは小学・中学と9年間クラスメート。当時は私が級長で宮沢君が副級長だったが、今や完璧に逆転。宮沢君は自民党税調会長、前経産大臣。私、平議員。私も宮沢君も参議院財政金融委員会所属。小学校時代の学級委員会が永田町にシフトした。勝丸夫人は四国公認会計士協会会長。一橋大学岡本ゼミの後輩だ。その関係で10年以上、金比羅歌舞伎に毎年おじゃましている。Mr.勝丸は高松と広島の高裁検事長OB。昔は、目つきが突然ガラリと厳しくなり「あ~、怖っ」と思うこともあったが、いまややさしい好々爺(?)。宮沢君とMr,勝丸は大学のクラスメート。それに渡辺会計士が参加。弟の故・幸夫と非常に仲がよかった先生。本日は会計士の重鎮と会計士崩れ(私)が集まった会でもある。

(↓右から反時計周りで勝丸夫婦・私・渡辺会計士・宮沢夫婦・アヤコ)20171201 025_R

 

6.「国際収支で誤差脱漏の多い」わけ

私は3度会計士試験を受けたが3度とも落ちた。地方の税理士会で講演を頼まれた際、会長に落ちた話をした。そしたら紹介時に「公認会計士のフジマキ健史先生です」とのアナウンスが入った。壇上への階段でずっこけた。4度目に受かったと思われたらしいが私はあきらめたのだ。20171201 056_R
落ちた理由は3度とも簿記で貸借が会わなかったからだ。ところで日本の国際収支統計は誤差脱漏がいつも大きい。財務省のある方が新人の頃、簿記の試験でどうしても貸借があわない。そこで「誤差脱漏」項目を挿入し、貸借をバランスさせたそうだ。国際収支統計に誤差脱漏が大きいのは「その人がえらくなったせいだ」という説もある(実は私が流した)。誤差脱漏が認められていたら今頃私も大公認会計士先生だ。残念!しかし国には見る目がある。私みたいなずぼらな人間を会計士にしていたら日本の会社の財務諸表は間違いだらけとなる。20171201 057_R

 

7.藤巻たけしの1週間

11月22日(水)
9:45-10:00 日本維新の会 議員総会
10:00-11:40 参議院 本会議①
11:45-13:00 日本維新の会 参議院議員懇談会20171201 001_R
13:00-15:10 参議院 本会議②
15:25-15:30 財金調査室 室長 請願説明
15:30-15:45 金融庁 法案説明
16:00-16:30 法制局 法案検討
18:30-20:00 セブン&アイ・ホールディングスの伊藤名誉会長主催の勉強会@紀尾井町 愛泉

11月23日(木・祭日)
来週の予算委員会質問資料集め・来年に執筆しようと考えている本の構想練り。週刊朝日書き

11月24日(金)
来週の予算委員会質問作り。Twitter書き。銀行ローン返済の資金繰り。欧米知人からの質問回答。
18:00-21:00  「虎ノ門会」。虎ノ門近辺で働いていた教育大学附属高校の同期の集まり。故市島君(元住友銀行勤務)が創設。今年は守屋君も亡くなったので献杯でスタート。幹事の小林君いわく「皆さんの生存確認のため」今後とも、時折開く」そうだ。幹事ありがとう。
(↓左から時計回りに冨田、ワンタロー、ネコ、稲本さん(旧姓)、ドジ巻、秋間、ケンちゃん、小林)20171201 017_R

11月25日(土)
8:45 家を出発。大阪へ
13:30-14;00  日本維新の会常任役員会@大阪リーガロイヤルホテルNCB
14:00 –15:35     日本維新の会 臨時党大会20171201 021_R 20171201 018_R
18:30-21:00 宮澤夫婦、勝丸夫婦、渡辺さんと我が夫婦との夕食会。

11月26日(日)
9:00-12:00   テニス 1勝1負1引き分け
午後は今週木曜日の予算委員会質問作り、twitter等
17:00-22:00  石村家と日曜恒例になりつつあるバーベキュー(ただそろそろ寒くなったので今期は最終回かも?)20171201 065_R 20171201 090_R 20171201 080_R 20171201 074_R

11月27日(月)

1日中家の書斎にこもって雑務。週刊朝日も1つ書く。

11月28日(火)
8:00-9:00          日本維新の会 政調役員会
10:00-10:30         参議院財政金融委員会 理事懇談会
10:30-11:15         日本維新の会 職員さんとの予算委員会打ち合わせ
12:00                   30日予算委員会質問提出
13:30-14:00         参議院法制局との計画道路に関しての勉強会@事務所
14:30-15:00         千葉日報新しい担当の豊田記者 挨拶来館
16::30-17:15   日本維新の会下地衆議院予算委員会応援傍聴

11月29日(水)
午前中予算委員会質問準備、ツイッター等
15:00―15:30   外来客
16:00-16:10   議員立法提出20171201 105_R
16:10-16:25   議員立法に関しての記者会見20171201 112_R
17:00-18:00   日本維新の会政調 政策討論会20171201 117_R
19:30―20:30   千葉維新支部長会議@津田沼

11月30日(木)
9:00-11:50   参議院予算委員会
11:50-12:00  参議院財政金融委員会理事会
12:00-12:15   参議院財政金融委員会20171201 122_R
13:00-16:30   参議院予算委員会
15:00-15:30 (藤巻健史質問)20171201 129_R  20171201 124_R20171201 136_R
17:30-18:00   東京維新の会 @有楽町 街頭演説20171201 159_R 20171201 158_R (↓新橋のSL広場がクリスマスバージョン)20171201 154_R