フジマキな日々(Cliff Eisler夫婦来日)

2018年05月16日

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(↑林屋木久扇師匠と)

(本文は昨日更新しておりますのでそちらもご覧いただければ幸いです)

 

付録「フジマキな日々」

 

1.日米働き方の差(スコット・サービス監督が長女の卒業式に出席するため不在)

5月14日の日経新聞スポーツ欄「イチロー、ベンチ入り。1日限定、コーチで初」という記事はおもしろかった。面白かった(?)のは「規定により今期は試合中にベンチに入れないが、スコット・サービス監督が長女の卒業式に出席するため不在で、首脳陣枠が空き、1日限定のコーチ起用となった。」のところだ。
長女の卒業式に出席するために休む。アメリカでは、こんなことは常識だった。ビジネススクールの卒業式も、(日本人は別にして、少なくとも米国人の親は)可能な限り出席していたと記憶している。もし日本で巨人の原選手が長女の卒業式に出席のため試合に欠席するとしたら非難ゴウゴウだと思われる。アメリカを見習え、これこそ必要な働き方改革。

 

2.Cliff  Eisler夫婦来日20180508 166_R

JPモルガン時代仲の良かったCliff  Eisler夫婦がセンチェメンタルジャーニー(回顧旅行)で来日した。国会を案内したり一緒に夕食をとったりした。。Cliffが「フジマキさんのユーモアが大好きだったけど相変わらずユーモア言っている?」と聞くので「政治の世界でユーモアいうと揚げ足取られるので怖くて言えない」と答えた。
欧米社会ではユーモアが言えないと認めてくれない。
ちなみにロンドン支店からロンドン、パリでの講演を頼まれたとき、どんなユーモアで話をスタートさせるか考えていたら、部下のナカガワ君に「フジマキさん考えなくて大丈夫ですよ。英語の下手さ加減で十分、笑い取れますから」ですと。

 

3. モルガン時代私が採用した永瀬さんのこと

私がJPモルガンで採用(サントリーからウォートンに留学後に入社)した永瀬さん(元JPモルガン証券支店長)が5月11日来館した(付録5「藤巻タケシの10日間」の5月11日のところご参照)。以下、永瀬さんの思い出「タイヤキのマーケットはマーケットにくれてやれ」(日経ビジネス人文庫)より。
ちなみに、この頃の日米間の通信手段は電話、ファックス、テレックスのみだった。
「外銀年報によれば、モルガン銀行東京支店の1987年3 月末の証券保有額は、外銀の中では、ダントツに多い。保有額第2位の外銀に比べても一桁違うくらいである。この時私は、債券相場に大変強気で、債券保有額を大いに増やしていたからである。
(中略)
私も、『いけいけ、ドンドン』のマーケットの風潮に染まり、超強気だったある日、ニューヨークからファックスが届いた。それは忘れもしない1987 年4月28 日のことであった。「他国はインフレ懸念があり、金利が上昇している。日本だけこんなに長期金利が低いわけがない。ポジションをすべて閉じよ(勝負を降りろ)という内容である。私はこのファックスに何も反応せずに一日を過ごした。このファックスが他のファックスに紛れ込んでしまい、気がつかなかったふりをしたのである。頭の整理がつかなかったからである。人に指図をされるのが大嫌いな私である。ニューヨークのボスといえども指図は受けたくない。しかも私は債券超強気である。
しかし、一日経って冷静になってくると、『ここでニューヨークと喧嘩するのは得策ではない』という、サラリーマンとしての当然の理性が戻ってきた。ファックスを無視し続けることはまずい。いくら現在の債券保有額が自分に許されているポジションリミット以内とはいえ、冷静に考えれば、大ボスの指図のほうが強いに決まっている。運転免許の試験によく出る『交差点に警官が信号機と異なる指示をした場合、どちらが優先するか?』という問題と同じである。
そこで、翌日の4月29日、天皇誕生日の休日、私は、部下のナガセに出社を要請した。ナガセは、後のJPモルガン証券会社の東京支店長である。2人とも朝9時に出社し、夕方までかかって分厚いファックスを書き上げた。「これこれしかじかで、私は債券強気である。どうしても、勝負を降りたくない。どうしてもとおっしゃるなら、現物債を保持したまま債券先物でヘッジをしたい」という内容である。ロジックには自信がある。「仕事をやり終えた」という充実感でその日は家に帰った。当然翌日「わかった。おまえに任す」という返事を受け取ることを確信していた。
ところで、翌朝5時頃、家内が突然産気づいた。私は家内を連れ、日赤病院に駆け込んだ。口ンドンで生まれた長男の時と異なり、分娩室には入れない。待合室で待機である。8時すぎ、ナガセが出社したと思われる頃、会社に電話した。「返事が来たか?」と、聞くと「You should sell.」とたった一行テレックスか来たそうである。さすが、ナガセの声も沈んでいる。これには参った。あんなに長いファックスに対し、たった一行の回答。逆に怖くなった。「もし、ニューヨークの意向に反したら、クビになってしまうかもしれない。そうしたら、今、生まれてこようとしているこの子のミルク代も出なくなってしまう」。私は、ナガセにマーケットがオープンしたら、すべての債券を処分するよう指示を出した。いざという時になると(部下のウスイ嬢曰く)「藤巻さんは、長いものには巻かれろ主義」なのである。
この日、私は会社に30回は電話した。幸いなことに分娩室の外の待合室には、吉報を親族に知らせるためか、公衆電話が置いてある。債券の売却状況チェックのため会社に何度も電話を入れた。それに加えて、子供がなかなか生まれない不安とじれったさ故に必要以上に何度も会社に電話してしまう。不安な時煙草を吸うようなものである。煙草が電謡に置き換わっただけである。待合室で待っている人たちは、私が「よっぽどの難産で、実家に何度も電話で報告をしている」と思ったかもしれない。おかげで、ナガセは大忙しだった。彼は東工大出身で数学はできるのだが算数は弱い。そのせいか債券を売りすぎてしまったのである。当時、債券の賃借マーケットはできていなかった。売りすぎた分を買い戻そうとしたのだが、なかなかその銘柄をもっている金融機関が見つからない。ようやく生命保険会社が持っていることが判明したのだが、足元を見られべらぼうに高い賃借料を払わされた。何はともあれ「こんなに忙しい一日はなかった」と、彼はその一日を振り返っていた。この時の日本国債の利回りは2.8%であった。この後日本国債は2.55%をつけた後、わずか4ヶ月間の間に6%まで急騰した。
(中略)
当時の主たるトレーダーのほとんどは、この金利環境の激変についていけず、成績不振の責任をとる形でマーケットの世界からいなくなった。もし、ニューヨークの強引な命令がなければ、明らかに私も同じ運命をたどるところであった。このような絶対的なニューヨークの命令は、15年間におけるモルガンの職業人生で、後にも先にもこの時一回限りである。しかし、この一回がディーラー藤巻のディーリング生命を救ったのである。」

 

4.マネックス証券グループ社長松本大氏が書いてくれた本の帯

「タイヤキのマーケットはマーケットにくれてやれ」(日経ビジネス人文庫)を書いたとき、マネックス証券グループ社長の松本大氏に本の帯を頼んだ。
以下、松本氏からのメール
「本の帯いくつか考えてみました。順不同です、お好きなものをお使いください。どれも気に入らない場合はどうしましょう。
1.藤巻さんほど経験と外見のギャップが大きい人を知りません。
2.ザ・日本のオヤジなのに世界的トレーダ 偶然か矛盾か?
3、もっともオヤジ臭いオヤジにしてもっともアメリカで認められた人
(絶交しないでくださいね)」
1つに絞らないで、このメールのまま使わせていただきました。

 

5.フジマキたけしの10日間

5月7日(月)
午前中  週刊朝日、プロパガンダ、ツイッター等 不動産マター
14:00-16:30  JPMorganの同僚だったCliff Eislerと奥さんのBonnie, 彼らの友人の Margaretが国会見学に来た。20180508 161_R 20180508 162_R

5月8日(火)
8:15-9:15             日本維新の会 政調役員会
プロパガンダ、ツイッター等

5月9日(水)
9:50-10:15           日本維新の会 議員総会
10:15-10:20         参議院 本会議
10:30-11:00         石井苗子議員 UR民営化について@事務所20180516 003_R
12:50-13:00         国民生活・経済に関する調査会 理事会
13:00-14:00         国民生活・経済に関する調査会
(藤巻健史  意見表明 13:25-13:30)20180516 005_R 20180516 006_R
16:00-17:00         薄毛の治療
17:30-18:15    アイスラー夫婦と彼らの宿泊先リッツカールトンで一杯20180516 012_R
18:30-21:00         アイスラーさん夕食@六本木おく山。Cliffの奥さんのBonnieは元NY市の市議会議員でもあったので、その話も非常に興味深かった。20180516 018_R 20180516 016_R

5月10日(木)
14:40―15:10  予算委員会片山大輔議員応援傍聴
15:15-15:45  「鉄道軌道整備法の一部を改正する法律案について」自民党よりヒアリング20180516 022_R
16:00-17:00  日本維新の会、憲法勉強会20180516 025_R

 

5月11日(金)
9:45―10;00  日本維新の会参議院議員総会20180516 027_R
10:00-11:50  参議院本会議
16:00-17:00  永瀬さん(元JPモルガン証券支店長・現デクセリアルズ(株) CFO)が来館したので歓談。(付録3ご参照)20180516 030_R
夜、次男ヒロシが帰ってきて三味線手作りの石村拓郎君(幼稚園時代からの友人)と庭でバーベキュー

(↓ヒロシは頭につけたヘッドライトで肉を照らしながら焼いていた)20180516 031_R 20180516 047_R 20180516 062_R

5月12日(土) 13日(日)
ぎっくり腰がまだ完全に良くならずベットから起き上がるときにいたいのと、寝返りが痛くてできない。で、2日間、ベットの上でグテグテ。
13日(日)は18:00~林家木久扇師匠夫婦、ご長男の林家木久蔵師匠、両師匠のマネージャーでもある木久蔵師匠のお姉さまと6人で近所の割烹で「フグ料理」木久蔵師匠と故・弟幸夫が仲が良かったことからお付き合いが始まった。20180516 072_R  20180516 077_R (↓大将の息子さんと木久扇師匠)20180516 080_R

5月14日(月)
14:30―15:30  ブロックチェーンの業者の方と会議
15:40-16:10  参議院予算委員会浅田均議員応援傍聴

5月15日(火)
8:15-9:00    日本維新の会政調役員会
16:30-17:15   2025年大阪万国博覧会を実現する国会議員連盟 総会

(↓松井一郎大阪府知事より挨拶)20180516 084_R 20180516 082_R
17:30-18:00  「災害救助法の一部を改正する法律案」内閣府よりヒアリング20180516 089_R

5月16日(水)
9:45-10:00   日本維新の会 参議院議員総会
10:00―13:30  参議院本会議
13:45-13:50   ODA調査会理事懇談会

 

6.読了本

「ローマ亡き後の地中海世界④」(塩野七生)
「われ、謙信なりせば」(風野真知雄)