本文(臨時版)10月5日

2018年10月05日

(昨日も臨時版を出しております。そちらもお読みください)

(通常版は近じか更新いたします)

1.米株価と米長期金利どちらが正しい?

昨日は下落したとはいえ米株は史上最高値圏にある。景気が良いか景気が良くなると予想しているからである。景気が良いならば、長期金利は高い(=値段は低い)はずなのに3.19%と極めて低い。これは(日銀とは桁違いに少ないが)FRBも長期債の爆買いをしていたからだ。しかしFRBは今月からは保有国債の償還額が300億ドルを超えた分しか再投資をしない(相変わらず巨大需要者ではある)。さらに再投資額を減らしていくだろう。需給悪化で長期金利は株価に整合するところまで上昇していくだろう。過去最高レートは確か24%、日米金利差拡大で円高ドル高。

2、円安防止策を日銀は失った。根性だけでは止められない。

昨日来1㌦=120円の円安になれば「トランプ大統領が許さない」「日銀も動く」などの観測記事が散見される。しかしHow?日本は異次元緩和のせいで利上げ手段を失った。利上げしなければ円安防止は難しい。日銀の保有債券の平均利まりは0.279%。長期金利誘導目標を0.3%に引き上げれば評価損が発生する。え、中央銀行が評価損?の世界だ。すぐに解消なら話は別だが今後評価損がさらに大きく、かつ巨大になる可能性大。短期金利を現状の0.1%からたった0.4%に引き上げれば損の垂れ流しで債務超過の可能性出現。え、中央銀行が債務超過?そんな中央銀行と円の信用は失墜だ。金利変動を伴わない為替介入は効果が薄いのに、円安防止の為替介入は、円高防止介入に比べて極めて難しい。円高防止には、無尽蔵にも円を刷り、その円でドルを買えばよいが、円安防止の介入は売るべき㌦には限度(=外貨準備の範囲内)があるからだ。市場はそれを見透かすから一層効かない。