本文&フジマキな日々(草加市議選 小森くん当選!!)

2018年10月30日

20181025 101_R本文)付録「フジマキな日々」は下の方にあります。

 

1.245回週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け

245回週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」は「 日銀が伝統的金融政策に戻れないワケ」というタイトルで以下のとおりです。
「(前略)
(私が銀行員だった頃)邦銀は法定準備預金額(金融調節のため、民間銀行が顧客の頂金の一定割合を日銀に積むように求める預金)が大きく、日銀当座預金(日当)のマイナスはまずあり得ない。
しかし、外資系の場合、法定準備預金額が少ないので計算ミスがあると途端に日当残高が赤になる。ちなみに、1992年の日当平均残高は3兆円。今の384兆円(2018年5月末)とは、えらい違いだ。
赤が怖ければ、現在のように法定準備預金額以上に大幅に日当にお金を残せばよいとも感じる。ゼロ金利に近づいた時など、他の運用に回しても収益がそれほど上がらなければ、お金を多めに積んでおけばよいと思う方も多いだろう。
しかし、伝統的金融政策下では、日当残高を法定準備預金残高とほぼ同じにすることが不可欠だった(たとえば、92年の日当の平均残高は2.966兆円、法定準備預金の平均残鳥は2.963兆円)。それでこそ日銀が短期金利を思い通りに操作できた。伝統的金融政策の肝だった。
したがって、我々が日当を法定単備預金残高に置きすぎると日銀から怒りの電話が来た。金融界全体で日当残高=法定準備預金残高としており、一行が積みすぎると他行が不足する。
その伝統的政策のかなめを無視し、日当を法定準備預金額より大幅に積んでもOKとしたのが量的緩和。硯在は日当残高を法定準備預金額まで減額するのが無理な以上、昔の短期金利誘導政策は働かない。
(中略)
伝統的政策時代の資金繰り技術は神業的だった。過不足があれば午後3時の銀行間市場クローズ時間前に調整の必要がある。冒頭に書いた女性は『3時前に必要資金が市場から取れそうもない』と判断し、責任感から泣きだしたのだ。
伝統的政策を放棄して17年余り。日銀内でも民間銀行内でも神業技術はすでに廃れたのではなかろうか。伝統的金融政策に戻れるのか、私が心配する理由のひとつだ。まさか、(財務省の非常にえらい方の奥様になった)元部下の女性に戻ってきてもらい、資金繰りを教えてあげてよと頼めるわけもないし。」

 

2.円は避難通貨か?

最近はその傾向が弱まってきたとはいえ、NYダウが下落すると円高になる。「リスクオフで避難通貨円が買われた」との解説が多いが違う。NYダウ安の裏にある米長期金利下落。それによる日米金利差縮小のせいだ。米長期金利は29日3.06%まで下落した後、今は3.10%。再び円安ドル高に変わりつつある。
史上最高値圏内にある米株価と長期金利の3.1%は不調和だ。1980年の米長期金利は24%だった。24%は高すぎだが3.1%も低すぎだ。米長期国債はFRBの出口戦略開始によって需要が減少。一方以下のブルムバーグニュース(30日)にあるように供給は増える。結果、米長期金利はかなり上昇と思う。一方、日銀は長期金利が上昇すると莫大なる評価損で倒産の危機。日米金利差拡大による円安ドル高を予想する。
「米財務省は29日、今年の政府の借り入れが2017年の2倍強の1兆3400億ドル(約150兆円)に達する見通しを明らかにした。トランプ政権は膨らむ財政赤字を借り入れで穴埋めする。」(10月3日ブルムバーグニュース)

 

3.ドルMMFがよい

同じ1%の金利上昇でも、値段の下落は長期債ほど大きい。だからこそ私は超短期運用のドルMMFがいいと思っている。せっかくドル円上昇で儲かっても長期債だと元本が下落してしまうと思うからだ。ドル建て元本の損失より為替益の方が大きいとは思うが、多少高い金利を理由に長期債を買って、利益が少なくなるのはもったいない。

 

4. 財政再建に触れず(所信表明演説)

10月24日の臨時国会冒頭の安倍総理の所信表明演説と麻生大臣の財政演説では
普段は多少なりとも触れる財政再建の話に全く触れていなかった。触れると藪蛇になると思っているからか?諦めているのか?それとも財政に関して能天気なのか?私は今、日本が直面している最大の国難の一つだと思うのだが。

 

5.イタリアの財政VS日本の財政

10月24日(水)日経夕刊に「伊首相、予算案変更を拒否」の記事が載っていた。
「EUの財政ルールである『赤字3%未満』は守ったものに、前民主党政権がEUに約束した21年までに財政黒字0.2%を達成すると言う目標から大きく後退する(日経新聞)」
日本は「赤字6.1%」21年は「4.9%の赤字」でギリシャより段違いに悪い。
「イタリアの政府残高のGDP比は130%を超え、EU基準の60%を大きく上回る。ユーロ圏ではギリシャに次ぐ高さで欧州委は予算案がEUの財政規律を大きく損なうと警告している(日経新聞)」。
日本の政務残高のGDP比は200%超え。財政規律など既にない。
格差論で有名なトム・ピケッティ曰く「ヨーロッパから見ると、日本の現状は摩詞不思議で理解不能である。政府債務残高がGDPの2倍、つまりGDP2年分にも達するというのに、日本では誰も心配していないように見えるは、どうしたことか。われわれは日本の政府責務のGDP比や絶対額を毎日のように目にして驚いているのだが、これらは日本人にとって何の意味も持たないのか、それとも数字が発表されるたびに、みな大急ぎで目を逸らしてしまうのだろうか。」。

 

6.原油相場

10月24日 日経新聞に英雑誌 The Economistの記事が載っていた。
「米ダラス地区連銀は先日、『米シェール業界は需要の拡大に追い付けない可能性が高まっている』と指摘した。そしてそのため、世界は今、何か地政学的な出来事が起きれば、それにより石油価格が急騰する危険にさらされていると警鐘を鳴らした。」
原油急騰すれば日本は経常収支が悪化する。
米国も「原油価格が上昇すると大変だ」と記事には書いてあるが原油輸出国の米国と原油輸入国の日本の大変さがケタ違いなのは明らかだ。円が避難通貨のわけがない。能天気に構えている時ではない。
現在、原油相場は落ち着いている(30日現在 WTI 1バレル=67.17㌦)が、今後の注目材料であることには変わりがない。

 

7. 米国、消費財への関税発動で消費者物価上昇?

10月24日の日経新聞にはかって日銀の知恵袋と言われた 富士通総研エグゼクティブ・フェロー 早川英男氏のインタビュー記事が載っている。
早川氏いわく「(米中貿易戦争の影響で)ただ消費財にも関税が発動されることで、米国の消費者物価は上昇が加速していくだろう」  「米連邦準備理事会(FRB)が利上げを加速する可能性もある。」
弧の意見には同意。もし.そうなれば金利のさらなる引き上げで円安ドル高が加速する。インフレ加速抑制のためにもドル高は米国にとっても「良きこと」となる。

 

8.中国へのODA終了。やっとか。

日本政府が中国への途上国援助(ODA)を今年度を最後に終了した。
やっとか、という感じ。30年間で国内総生産(GDP)が75倍。今や日本の2倍のGDPの中国に、なぜ財政赤字世界最悪の日本が今までODAを供与し続けたのか?日本人は財政赤字の怖さを知らないからではないか?恐怖感があったら、このような出費は「いの一番」に抑えていたはずだ。財政楽観派の罪は重い。
2016年3月22日のODA特別委員会で追及したことがやっと実ったという思いだ。
(2016年3月22日 ODA等特別委員会)藤巻健史の質問 「ここまでの赤字予算を組んでいたときに、国内を無視して国外の人たちに援助を与える必要があるのか、するべきなのか。17年ぶりにODA予算を増やしたと、これはいいのか。今まで中国や韓国というのがODA受取国の中では非常に大きい主要な国だったと思うんですが、先日、米国のシンクタンクであるピュー研究所の調査では、中国人のたった12%、韓国人のたった25%しか日本人に対して極めて好意的、若しくは程々に好意的ではなかったわけです。ここまでODA予算を使っていながら、日本人に対する好感度のなさ、悪さ。これは、本当にこのODA予算によるリターンがあったというふうにお考えなんでしょうか、大臣、お答えください。」

 

9.朝日新聞「教えて仮想通貨」シリーズ

10月24日から朝日新聞で「教えて!仮想通貨」4回シリーズが始まった。このように新聞が仮想通貨を取り上げ始めたのは仮想通貨の発展にはいいこと。ただ最高の学習法はものすごく少額でもいいから自分で売買すること。
朝日新聞曰く「金融庁は仮想通貨が技術革新を生むとみて、世界に先駆けて仮想通貨業界を育成する方針を探り」。なのに、なぜ税制は「雑所得」で仮想通貨の将来を殺す方向なのか?金融庁と財務省(国税庁)の両省を担当する麻生大臣に問いただしていきたい。

 

10.日銀に危機が訪れるのではないか?

白川方明・日銀前総裁は22日、日本記者クラブで会見し、異次元の金融緩和の出口に関しては「財政の持続可能性に取り組むことが最大の出口政策だ」と指摘したそうだ。白川元日銀総裁は「異次元緩和」には大反対だったというニュアンスがプンプンする会見だ。
「財政の持続可能性が最大の出口政策」に関しては激しく同意する。日銀は金利引上時に債務超過に陥ってしまうのは明白だ。それでも市場が日銀やその発行する通貨・円に信任を置き続けるのは①債務超過は一時的だと国民が信じる。②原因が金融システムの救済であり金融政策は厳格に運営されていると信じる③財政が緊縮方向に向かっているという3つが条件だ。しかし財政が早急に単年度黒字化に向かうのなど無理だろうから、やはり「出口は無い」。

 

11.「休眠口座に寝ている金は社会事業に」は、いいの?

10月12日に以下のようなタイトルの記事が日経新聞に載った。「放置預金に注意、10年で国が管理 19年1月から 総額6000億円。」
「国は来年1月から、10年以上放置された預金を社会事業に活用する。国が新法を施行し、管理主体を銀行から国に変更したためだ。潜在的な預金は約6000億円で、対象も6000万口座を上回る見通し。本人が気付かなければ権利は国に移り、申し出なければ手元に戻らない。憲法の財産権を守りつつも、国が私有財産を動かす異例の試み。眠った資金を有効活用するためとはいえ、預金者は注意が必要だ。」
この法案は議員立法だったが私は最終的に賛成したものの、反対意見は述べ続けた。
週刊朝日にも反対意見を書いた。まさに日経新聞が書いた「憲法の財産権を守りつつも、国が私有財産を動かす異例の試み」だからだ。それに気がついている議員は他にいなかったと思う。私の反対の最大の理由は「余った金は事後的に法律をつくって国が没収」は悪しき前例となる。国が徴収するのは事前に税法で定められた税金だけであるべきと思うからだった。どうしても必要なお金ならきちんと増税して集めるべき。その他①休眠預金は本来「つりは要らないよ」というチップみたいなもので本来その銀行のものでいいと思うが、それが嫌ならせめて預金保険機構にとどめ預金保険料率の低減か将来の保険のために積み立てるべき。②指定活用団体の選定等に政治家が暗躍する可能性を残すのは良くない。しかし全員一致のこの法案にあえて一人だけ反対しなかったのは、休眠預金は少額預金が多い。銀行経営が苦しい折、いずれ銀行は少額預金に口座維持手数料を取るだろう。そうなれば少額の休眠預金は毎年減額していき、すぐ消えてなくなる。元のように銀行の収益となると思ったからである。

 

12.卸売市場が公営

そもそも卸売市場が公営である理由がよくわからない。多くの国では民営では?資本主義国家米国で公営とは思えない。「 大きな(地方)政府国家・日本」の象徴と言えるかも?

 

13.日本のIT投資不足深刻

10月14日の日経新聞1面トップは「日本のIT投資不足 深刻」だった。
日本のIT投資が不足なのは日経新聞の書くように経営者が決断できないのも一因だとは思うが、富裕層が相続税節税商品にしか目を向かわないことも一因だと思う。個人資産の運用でJPモルガン時代の同僚欧米人はどこが成長分野でどこに投資すべきかを熱く前向きに議論するのに、日本人はどれが節税商品かの後向き議論しかしないからだ。
世界中で相続税・贈与税は軽減か無税化している。日本だけが重税化の方向なのだ。なぜ他国は相続税・贈与税を軽減・無税化しているのかよく考えるべきだ。格差是正が金科玉条ではない。このままでは日本は皆が等しく貧乏な国になる。格差是正は金持ちを引きずり降ろして達成するのではなく貧困層を引き上げることによって達成すべき。

 

 

(付録)フジマキな日々

 

1.本日の日経新聞12面の1面広告

以下、本日の日経新聞12面の1面広告です。
11月18日 JPタワーホール&カンファランスに出演いたします。
お申し込みはwww.nikkei-cnbc.co.jp/event/
よりお願い致します。

2.献血車

本日、インフルエンザの予防接種をしに医務室に出かけたら議員会館の中庭に献血車が来ていた。多くの秘書さんが並んでいて感心した。私は申し訳なく思いながらも献血車の横を下を向きながら素通り。献血禁止なのだ。牛海綿状脳症(BSE)との関連で英国に1980(昭和55)年から1996(平成8)年までに、通算1カ月(31日)以上の滞在歴がると献血禁止なのだが、私はどんぴしゃり1982年4月から1985年7月までロンドン勤務だった。献血車を見るたびにBSEで利国が騒いでいたことを思いだす。

3.草加市議会選挙

私が代表を務めている埼玉維新の会のメンバー小森君が草加市議会選挙で32人中12位で当選いたしました(立候補者数32名)。ご支援大変ありがとうございました。小森君は早稲田大学で教育工学を教えていた先生。教育のプロ中のプロです。

4.藤巻健史の1週間

10月21日(日)
16:00-17:00  草加市議会選挙小森茂しげのり君出陣式20181025 013_R 20181025 014_R 20181025 018_R

10月22日(月)
13:30-16:30 公認会計士の先生、税理士の先生方向け(株)実務経営サービス主催講演会@池袋20181025 024_R20181025 020_R
18:30-21:30 元日銀熊本支店長の平田さん、「地球の歩き方」の創業者で元社長の安松さんと「司」で飲み会。安松さんの話はさすがにいろいろな経験をされているだけに面白かった。20181025 048_R20181025 052_R 20181025 056_R 20181025 065_R

10月23日(火)
10:00-11:00 ITの面倒を見てもらっているピセの担当者引継ぎご挨拶
11:00-12:00 床屋
12:30-13:30 党を代表して納税協会の要望の受けとり@事務所20181025 077_R 20181025 079_R
14:30-15:30 ビットポイント来訪(小田さん、廣瀬さん)雑誌用インタビュー
(仮想通貨について)20181025 081_R
20181025 083_R16:00-16:30 日本維新の会 政調役員会20181025 086_R
17:00-20:00 両院議員懇談会@都市センターホテル20181025 089_R

10月24日(水)
9:45-10:00 日本維新の会 議員総会20181025 093_R
10:00-10:10 参議院 本会議①
10:15-10:20 ODA特別委員会20181025 094_R
15:00-15:30 参議院 本会議②
17:15-19:00 草加市議選 小森しげのり候補応援 20181025 103_R 20181025 104_R

10月25日(木)
13:00-13:30ミィーテイング
14:00-15:20 来客
15:30-15:50  東京維新の会 全体会議    20181025.2 006_R 20181025.2 007_R
16:00-17:00 CoinPost取材(仮想通貨について) カガミさん、大塚さん、
ソフトバンクの肥田さん  20181025.2 009 (1)_R  20181025.2 012 (1)_R
17:00-17:20 東京維新の会 月例会合
17:30-19;30  千葉維新の会 会合 地方議会選挙候補者審査

10月29日(月)
13:00-15:00 獺祭ツアーで一緒になった金子さん(元財務省)原田さん(株)Comfort 取締役)来館IMG_1387
IMG_1388_R   IMG_1391_R 15:00-16:00 突然にアナウンサーでありファイナンシャルプランナーでもある生島ヒロシさんが来館くださった。歓談。同じ齢でわが家にも遊びに来てくださったこともある。IMG_1394 (1)_R
16:00-16:30 埼玉維新 草加市議選小森しげのりさん当選挨拶with埼玉維新の会の高橋副代表&沢田幹事長IMG_1401_R
16:00-  ピセ前田さん退社のご挨拶IMG_1397_R

5.読了本
雪明かり(藤沢周平)