米金利上昇中, 社債市場が発行ブーム(臨時版・通常版は本日中に更新いたします)

2019年09月11日

米金利上昇中

米国利下げを読みすぎていたマーケットの修正が起きているようだ。9月3日に1.45%をつけた米10年債は1.73%まで上昇してきた。今までの下げで日本勢は怒涛のように外国債券を買いこんだと聞くが早く撤退しないとまた含み損を抱え込み、踏んだり蹴ったりに追い込まれる。なお、こんなペースで日本国債の金利まであがり始めたら、日銀幹部は生きた心地もしないだろう。私のラフな計算では長期金利が+0.4%になったら、日銀は時価会計ベースで(株価が変わらなければ)債務超過になってしまうからだ(現在の利回りは△0.24%)

日本の社債市場が発行ブーム

日本の社債市場が発行ブームに沸いているそうだ。9月7日、バークシャー・ハザウェーが円債を発行したのは「目端が効くウォーレン・バフェットが将来の円の暴落を予想したからではないか?」と書いたが、これはかなり重要なトピックかもしれない。私は「バークシャー・ハザウェーは超低金利で調達した円をドルに換えドル投資をする。満期の時、ドルを売って円での返済資金を準備するだろうが、その時円が暴落していれば極少量のドルで円は返済ができる」と書いたのだが、昨日朝日新聞編集委員の原さんにこの話をしたら、「彼らは$負債の返済に充てるのではないでしょうか?」とおっしゃった。確かにそうかもしれない。今、米国では「低金利を利用してドル社債を発行し、得た資金で自己株の買い入れ消却をする企業が多い」と聞く。賢明な手段だ。これだけ低金利だと将来の利子負担が少なく、新株発行と何ら変わりはないからだ。同じような発想で、バークシャー・ハザウェーは円建て社債発行で得た円を$に変えドル建て借金の返済に充てるのではないか?$負債が¥負債に変わるということ。社債満期時、円が暴落していれば返際に必要な円を買うドルはごく少額で済む。少しで日銀の財務内容に疑念が生じれば、世界中は円暴落を予想し、同じことを考えるだろう。そうなれば日本経済は、いちころ。財政破綻の危機を実質財政ファイナンスで飛ばしても、人為的な操作は必ずや、ほころびが来る。山一證券が飛ばしで多少生きながらえても破綻したように。これから起こりうることは「異次元緩和」という政策ミスからくる人災である。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49530220W9A900C1DTD000/

日経新聞 27面に「身の丈出費 心がけて」の記事

日本政府への警告だと思ったら、なんだ、新社会人へのメッセージではないか。身の丈以上の出費のためにした借金は返さねばならない。それは国も同じ。「借金をすれば何でもOK」なら国は税金を取る必要はなくなる。返済は大増税かハイパーインフレのいずれかの手段しかない。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO49631200Q9A910C1TCN000/

通常版は本日中に発行(更新)。したします