(臨時版)株高、低長期金利の併存は異常他

2020年02月12日

1.社会主義的経済が日本をダメにした。

日経新聞曰く「自由経済を重視する保守派は『小さな政府』を求めており、トランプ政権も予算教書上は大幅な財政改善を見込んだ」―>自由経済主義者は小さな政府で財政規律を求め、社会主義者は大きな政府で財政出動を求める。日本経済の低迷を見て、「資本主義は終わった」という人がいるが、そうではない。日本は社会主義的経済運営だったからポシャッタのだ。その結果が世界最悪の財政赤字と40年間で世界断トツのビリ成長。JPモルガン時代、私の部下の欧米人の大半が「日本は世界最大の社会主義国家だ」と言って帰国していった理由である。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55497200R10C20A2000000/

2.株高、低長期金利の併存は異常

米国では株価が史上最高値を更新しているのに10年金利は1.59%と超低利である。日本も株高なのに長期金利が低位安定している。これは通常あり得ない異常現象だ。景気が良ければ「株高、長期金利高」、悪ければ「株価低迷、長期金利」が理屈だ。異常現象が起きているのは中央銀行が長期債の爆買いをして長期金利を強引に押さえつけているから。この状態は長くは続かない。日本のバブル期のように資産インフレで景気が過熱する。米国は近き将来、それを抑えるために短期金利を引き上げ長期金利も急速に上昇していこう。日本は金利を引き上げると日銀が債務超過になってしまうから上げられない。しばらくは日米長短金利差が急速に拡大し、ドル高/円安進行、日本でも景気過熱/インフレが進行。その結果、金融引き締め手段がない日本にはXデーが起きてしまう。それが一つのシナリオ。バブル期の1990年に、日本株は史上最高値(38915円)をつけたが、その時は、日銀が強引に長期金利を押さえつけていなかったので10年金利は6.8%と高かった。ちなみに1980年には11%を付けている。その時、米国の長期金利は24%まで上昇した。