(臨時版)大入り講演会、格差是正、中銀デジタル

2020年02月13日

1.本日の講演会

本日は午前中にClosedの会だが400人を前に講演をしてきた。250人の予定が400人に膨れ上がったそうだ。先日の大阪では650人のはずが、800人に膨れ上がった。日本の将来に関して不安を持っている人が増えている証左だと思っている。そのような人たちに少しでも資産防衛のお話が出来たとしたらうれしい。 

.格差是正、若者が支持 サンダース氏勝利、中道派混沌

米国は高所得者層が富を独占することによって格差が広がったという側面があるから(米国らしくはなくなるだろうが)格差是正論が出てくるのもわからなくはない。しかし、日本の格差は「中間層の没落により生じている」のが学者のほぼ統一見解。日本では「富裕層を引きずり降ろし溜飲を下げて」も「全員が貧乏」になるだけ。嫉妬はサッチャー元英首相言うところの「人間の持つ最低の品性」で何らメリットは無い。以前、モルディブに行ったことがある。モルディブは一つの島全体が一つのホテルの島々が多数ある。私についてくれた若いバトラーに聞いたら、家族のいる島に帰れるのは年1回だけ。イスラム国なので酒は飲めない。島には女性がほとんどいない。寮にはテレビもないとのことだった。ホテルではない島(=現地の人たちの住む島)にもいったが、富裕層らしき家は皆無で、彼らの間にほとんど格差は無かった。皆、平等に貧乏だった。問題はホテルを訪れる欧米人や日本人との間に生活水準の格段の格差があったこと。日本も「全員が平等に貧乏」な国になることだけは避けたい。「パイの切り分け」を考えることより「パイをどう大きくするか」の方が今の日本には大事。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55526450S0A210C2EA2000/

 3.仮想通貨(ビットコインは112万円台に上昇)

仮想通貨の値段が最近急上昇しているにこのようなニュースのせいかもしれない。パウエル議長は「利点は(貧困層なども含めて誰もが金融サービスを利用できる)金融包摂が進むことや、決済コストの低下などがある」と指摘した。まさにその通り。いつも言うように私は「国内取引は中央銀行デジタルと仮想通貨、貿易は仮想通貨」の時代がいずれ来ると思っている。日銀デジタルは日本人が(民間銀行ではなく)日銀に口座を持つことによって成立。外国人は日銀に口座を持てないので貿易には直接的には使えない。貿易は仮想通貨だ。なにごとも競争によって、人類にとっても最も効率で安価なシステムが出来上がる。決済システムも同じ。なにも法定通貨に決済を独占させておく必要はない。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55554800T10C20A2000000/

 4.新型肺炎、中国向け国際路線67%減 観光・高額品打撃

この記事のサブタイトル(紙面)の(国際路線数)「米8割減、日韓は半減」はミスリーディングだ。いかにも米国経済に、より大きな打撃があるように読める。しかし表で見れば日本は中国に飛ばしていた約170路線を75路線に。米国は約30路線を約15路線に。日本経済への打撃の方がはるかに大きい。ご主人の給料が半減する方が、小学生のお歳玉が8割減となるより大変なのと同じ。ドル高円安要因。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55517990S0A210C2MM8000/