GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人) 為替リスク回避取引開始

2019年07月28日

落語家の三遊亭楽麻呂師匠と選挙中にパーティーでお会いしたら「藤巻さんとかけて陣痛が起きた女性と解く」「その心は、早く産院(参院)に送りたい」となぞ掛けをしてくださった。しかし残念ながら、でした(苦笑い)。木曜日にやっと引越しが終わった。ダンボールを持って歩いていたら蘭の花を運ぶ人とすれ違った。秘書の藤川いわく「あちら蘭の花、こちらダンボール」悲喜こもごも。

昨日からは福岡。以前から追っかけをしている小泉和裕さん指揮の九州交響楽団のコンサート@アクロス福岡 マーラ交響曲第3番 ニ短調。その後、旧友の九州国立博物館館長の島谷さんや指揮者の小泉さんご夫婦とお寿司。本日は九週国立博物館に島谷さんを訪ねた後、久留米の温泉に向かう。

本日の日経新聞1面によるとGPIFは国内債券で35%、外債で17%を運用しているそうだ。為替ヘッジを開始するということは高い金利の外債で運用しても最終利廻りが国内債と同じになるということ(=為替ヘッジコストは円債券利回りと外国債利廻りが等しくなるよう決まるため)。ということは総資産の52%をほぼゼロ%で運用されることになる。これでは積立金が積みあがらず年金なぞ持続不能は当たり前(少子化なぞ、もともとわかっていた話でシステムに組み入れられている)。安倍首相は積立金が(確か)44兆円積みあがったと反論されていたが積みあがるのは最低条件もいいところ。積立金を上手に運用し、積立金が大きく積みあがらねば年金は持続できない。積立金が充分に積みあがらなかった根本原因は日本経済が30年間で世界ビリ成長だったせい。GDPが大きくならなければ株価は上がらないし長期金利は低いまま。さらに日銀が異次元緩和で長期金利を強烈に押し下げているのだから積立金が積みあがるわけがない。根本的治療法は、世界ダントツのビリ成長から抜け出ることに尽きる。それには民主導の経済回復。官はでしゃばらない。

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