FRB利下げ、英ポンド安

2019年07月30日

1.FRBの利下げ

NHKが朝、「FRB利下げ」を大きく取り上げていたがニュース的には大きくてはマーケット的には120%織り込んでいるがゆえにノン・イベントだろう。あるとすれば「Buy the rumor, sell the fact」の円売りだろう。万が一に円高が進むとすれば「マイナス金利の深堀り」などという識者がいるが、口では言うのは簡単でも、実務的には極めて難しい。唯一の策は「日銀の米国債の購入」しか無いと思う。しかしこれは円高防止の策にはなるが「異次元緩和」の(実は)真の目的である財政危機の先送りたる「財政ファンナンス(国の借金を日銀が紙幣をすることにより賄う)」とはなりえない。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190730/k10012013501000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001

2.ポンド安が英経済を救う

「合意なき離脱」警戒感で、ポンド安が進んでいるが、それゆえに離脱後の英経済は意外と強くなるのではないか?1992年のソロスのポンド売りによるポンド安で英国はEUに参加不能となった、それゆえに景気急回復したのと同じ道のりを歩むのでは?https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47941870Q9A730C1000000/

 3.財政に「呪文」は通用しない MMTとアベノミクス

「日銀の金融緩和に支えられ緩んだ財政にひたる日本。規律を放棄するMMTとは別物だとしても歩んできた道のりは財政ポピュリズムの発想と重なるのは否定できない。政府の債務は国内総生産(GDP)の2倍を超え、子や孫の世代へのツケは膨らむばかりだ」

―>AGREEhttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO47918350Z20C19A7TCR000/