「世界のマーケットは再度、財政問題に注目し始めている」「日本は頑固で歩み寄れない国なのか?」

2025年07月03日

(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません

私の個人的見解・分析であることをご理解ください)

 

1.「世界のマーケットは再度、財政問題に注目し始めている」

トラスショックの再燃か?世界のマーケットは財政赤字問題に敏感になっている。

はるかに財政状況が悪い日本では、日銀が財政ファイナンス(=政府の歳出を中央銀行が通貨発行によって賄う)という禁じ手を世界でも極めて大胆に行っているがゆえに、今のところ問題が表面化していないだけ。

このツケは近未来にとんでもないほどのしっぺ返しとして表面化するだろう。

ちなみに、日本のCPIは3.7%(5月、生鮮食料品を除く)と英国CPIは3.5%(コアCPI)とほぼ同じ。

ところが10年金利は英国6%+(昨晩は一時6.6%)、日本は1.4%。理由は日銀の長期債爆買いと、日銀が自身の債務超過と金融システム崩壊を恐れて政策金利を引き上げられないから。6%まで長期金利が上昇したら、日銀尾債務超過は異次元の規模になる。当然日銀の信用は落ち。円は無価値に。

https://www.cnbc.com/2025/07/02/uk-government-borrowing-costs-spike-amid-divisions-in-ruling-party.html

 

2.「日本は頑固で歩み寄れない国なのか?」

以下、朝日新聞記事。最悪、日本はスタグフレーション(不況下の物価高)へ。ならば、トリプル安。

「7月9日に迫る交渉期限までに合意できない場合、一時停止中の「相互関税」は復活する可能性がある――」「ベッセント氏は6月30日、米ブルームバーグ通信のインタビューに、「誠意を持って交渉している国もあるが、(交渉相手が)頑固で歩み寄れない場合、4月2日の水準に戻る可能性があることを認識するべきだ」と語った」

https://www.asahi.com/articles/AST71552ST71UHBI00XM.html