本文(臨時版) 暗号資産&外貨預金の税制変更議論

2019年03月24日

25日(月)、参議院予算委員会(NHK入り)で質問に立ちます。13:18~13:40の22分間です。「日経平均がいくらまで下がったら日銀は債務超過になってしまうのか」等を聞きます。質問通告の内容は昨日更新したものをご覧ください。

この1か月、参議院予算委員会、財政委員会、本会議で集中して暗号資産に関しての質問を繰り返してきた。質問しなかったら国税当局も雑所得のままで、それ以上、何も考えなかったと思うが、質問してきたおかげで、国税当局は暗号資産に関しての論点を整理し始めたと自負している。今、予算委員会の質問準備等で、極めて忙しいので暗号資産税制に関しての詳しいご報告は4月に入ってからyou tube ,議事録でするが、「租税法の大権威の金子宏先生が解釈論のレベルで譲渡所得にも一理あると述べられている中で、最終的に、政策的見地から、立法でキメをおこなうのが合理的だ」との主張を展開している。「一番日本にとって悪い税制を選択する必要はなくて、政治の力で日本がどうやったら活力を得るかということを考えるべき」という発言は合理的であり共感していると学者の先生からも評価をいただいた。国税当局も心得ているような発言振りに見える。同じことは外貨預金の為替益にも言える。金子先生も、外貨の譲渡益も譲渡所得と解する余地がありと明確に指摘されているからだ。当局が私との質疑の中で外貨の税制との平仄を気にしていたから、外貨預金の譲渡益も一緒に税制変更すればいいと主張している。銀行業界にとっても外貨預金獲得のビジネスチャンスなのだから一緒に強く主張してほしい。ドル預金の為替益が総合課税でなくなり損益通算や損の翌年以降への繰り越しができるようになれば外貨預金急増でドル高円安が進行する。出口のない異次元緩和などしなくてもデフレ脱却、景気回復だ!