「自動車購入の嵐」「米国経済の強さがドル円に」他

2021年04月02日

1.「Car Buyers storm」

昨晩公開のブルムバーグ記事のタイトルは「Toyota Quarterly US sales jump 22% as Car Buyers storm back」ですと。Car Buyers stormすなわち、こりゃ、米国景気強いわ。日本ではそんなこと起きていないし。今日明日はともかくとして、ドル高/円安進行か?

 2.「米国経済の強さがドル円に」

米国は能力があり希望にあふれた若者には天国のような国。一方、歳取って金のない老人には地獄のような国。それをどう評価するかは年齢、財産、やる気、価値感等によって大きく異なると思う。しかし、こと経済に関しては、米国の方が強くなるのは道理。それが今後のドル/円のレートに表れると思う。

3.「資産インフレは狂乱経済を引き起こす」

私のFBに、「お金じゃぶじゃぶだからインフレになる」との私の説に対して、先日、「円の価値が局所的に減価しているのは間違いないですよね。これはつまるところマネーがお金持に集中してその生活圏、運用面の外に出ないから。物価から切断されている。したがってマネーじゃぶじゃぶでも,インフレは起きないじゃないんですかね」との反論が来た。

私の回答は以下の通り「日本のバブル時、資産価格が高騰し、経済が狂乱しましたが、最終的にインフレにもなりました。ただ最初の3年間は毎年40円ずつ円高が進んだので、CPIは0.5%にとどまっていたのです。資産価格の高騰は景気を刺激し(=資産効果という)インフレにつながります。

当時、日銀に、コトあるたびに言っていた私の文句は「不動産価格が上昇すると、我々サラリーマンは郊外にしか住めなくなり、長時間の痛勤で、クオリティー・オブ・ライフは格段に落ちる。資産価格の上昇は問題。日銀は資産価格の上昇に注意を払うべきだ」でも暖簾に腕押しでもした。日銀は無視し続け、その崩壊で「失われた30年」を作ってしまいました。澄田総裁は反省談話を出したのに黒田さんは知らん顔です(本当はフットブレーキとはいかなくても、エンジンブレ-キくらいはかけたいのでしょうが、ブレーキはすでに廃棄)」

4.「有事には為替はとんでもなく大きく動く」

バブル期に1年に40円ずつ円高が進んだことに触れ、「平時でこれだけドル/円が動いたのだから、有事にはもっと大きくと動くぞ」とSNS に書いたところ、昨日、twitterに「プラザ合意を全く無視していることが、根本から理解できない。 次に、あり得ない仮定だけれど、「自由市場の信認」で円安になったのだとして、当時、放漫財政によってこの結果になったと……主張している訳はないからな。 エイプリルフールのジョーク? 」とのリツイートが来た。私の反論は以下の通り。「あの時の円高がプラザ合意の影響であることは100も承知です。なにせ最前線で大きな勝負をしていたのですから。しかしあの時は、国が財政破綻の危機でも中央銀行が崩壊しそうでもありませんでした。所詮は単なる国同士の合意で平時です。でもあれだけ動いた。今回は財政や中銀の破綻リスクというとんでもないマグマが存在しています。

5.「一日中、ウグイスのホーホケッキョ」

昨日は朝、ウグイスが庭にやってきて夕方近くまで連続的に「ホーホケキョ」。テニスに行っているとき以外は「ホーホケキョ」の嵐の中にいた。70年間で聞いたのと同じ分量の「ホーホケッキョ」を1日で聞いたようで大満足。でも今朝は来ていない、ちょっと心配。昔、我が家の巣箱から巣立ったシジュウカラをカラスがその途端に捉えて食べてしまったのを見た経験があるので。