「日銀総裁なら勇気と見識をもって国民に正論を吐け」他

2021年10月07日

1.「日銀総裁なら勇気と見識をもって国民に正論を吐け」

昨日の朝日新聞原編集委員の「多事奏論」は素晴らしい。

「金融市場にばらまいた空前の規模の通貨円はいまや金融政策と財政にとって巨大な負の遺産となり、出口戦略のとっかかりすら見えない」

「城山三郎の『小説日本銀行』には一万田がモデルとみられる大物総裁が登場する。こんな一節がある。『利害にくもった政治家たちの言説とはちがって、日銀総裁は孤高の椅子に立って、あくまで正論を吐き続けねばならぬ。それは、場合によっては勇気と見識を要する仕事である』と。」

「もちろん、紙切れが紙幣としての価値を保つにはそれだけの条件がある。発行する国家と中央銀行が規律ある財政政策、金融政策を続け、その信用を維持することだ」 「通貨にしろ国債にしろ、無限に発行できるわけではない。有権者には一見ありがたそうな減税案や給付金案も、裏付けとなる政府の信用維持があってこそのものだ。勇気と見識をもって国民に正論を吐き続けられる政治家や日銀総裁のいない国で、そんな信用がどこまで成り立つものなのか。 ニクソン・ショックから半世紀を経て、日本国民が円高よりも、日本の信用低下による円急落を恐れるようになる日も近い。最近そんな気がしている」

まさにおっしゃる通り。

 

2.「(日銀は)出口戦略のとっかかりすら見えない」

朝日新聞原編集委員は昨日の「多事奏論」で「(日銀は)出口戦略のとっかかりすら見えない」と書いている。

私も国会議員時代「出口があるのなら教えてくれ」と何度も日銀に聞いた。でも答えない(というか答えられない、無いのだから)。「出口の方法を見つけた」という人も知らない。

今年2月に亡くなられた慶応大学名誉教授の池尾和人氏も「日銀バブルが日本を蝕む」(文春新書)」藤田知也超)の中で(日銀の出口について)「妙案みたいなものは、もう簡単には見つかりません。『シートベルトを強く締めてください』と呼びかけたほうがいいかもしれませんね」とおっしゃっている。

日銀に出口は無い。だから私は日銀はアウト(=円は紙くず) だ、と言っている。早く新中央銀行創設の準備をすべきだ。個人はドルや暗号資産で、ご自身の生活を守るよう自己防衛しすべき。

ただドルの長期債は値崩れが大きいからやめた方がいいと思う。ドルMMF等短期の商品を。

3.「川瀬巴水展」

昨日は、昔、「川瀬巴水は素晴らしい版画家」と教えてくれたデザイナーの佐藤夫婦とソンポ美術館の川瀬巴水展。川瀬巴水展があれば必ず鑑賞に言っていたが、今回は作品数も多く、入場制限もあるのですいていて素晴らしかった。。最高傑作と言われる「芝大門」の横には現在の「芝大門」の写真が。なんと、そこに佐藤さんの作品が一緒に映っているではないか。驚き!その後、京王プラザの中華料理「南国」へ

(アプリ不調で写真を挿入できません。申しわけありません)

 

4.「おとといの東京の夕焼け」

電柱・電線さえなければ石垣島の夕焼けに負けないのにな~。

(アプリ不調で写真を挿入できません。申しわけありません)