- 「為替介入が効かない 1㌦=200円時代は来るか」(原真人)
ご紹介が遅れたが5月8日元朝日新聞の原真人編集委員が定年退職後初の
NOTE「原真人 深読み経済レター」を発行された。
タイトルは「為替介入が効かない 1㌦=200円時代は来るか」。
為替介入の仕組みやその意味等を初心者にもわかりやすく書かれている。為替介入に月深く理解した、知識を正確にされたい方は是非読まれることをお勧めする。
このNOTE では為替介入の仕組みなどを丁寧に説明された後、締めの文章として「実は、当局者の中からは「この先、1ドル=200円時代が来てもおかしくない」と心配する声が聞こえるようになった。私もあながち、あり得ない未来ではないと思う。
それを止めるための財政と金融政策の抜本的な転換が、高市政権や日銀から自発的に出てくることは期待しにくい。米財務長官の圧力によって、その転換が進むことを期待せざるを得ないところに今の日本の最大の問題がある」と以下かれいぇいる。その通り。
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https://hara-makoto.theletter.jp/
- 「東京経済オンラインにアップされた拙稿」
本日、東洋経済オンラインに拙稿「株高より心配な令和の物価高騰 ”別のヤバい結末”を引き起こす、昭和バブル時になかった条件とは?」がアップされました。
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https://toyokeizai.net/articles/-/944012?display=b
3,「10年金利5.6%まじか」
昨日の10年国債入札直後に出ていた関係者のコメントは「強い入札だった」だった。
何とかして債券市場の雰囲気を明るくしたかったのだろう。しかし、その直後から価格は下落(金利は上昇)し、ついに今現在は2.58%と跳ね上がっている。
2.58%である。
今後、さらにかなりの上昇が予想されると私は思う。
加速していけば株価も円も日銀もお陀仏だから重要注意だ。
一方、日銀が長期金利上昇を抑えようと、日銀の国債購入削減を辞め、購入を増やしていくような判断をすれば、さらに円はばらまかれ円の棄損が進み、物価上昇、円の暴落が待っている。日銀、円はアウトとなる。
放漫財政、財政ファイナンスのツケはかくも大きい、伝統的金融論の言う通り。
4.「昨日の10年入札は本当に強かったのか?」
昨日の入札直後、ほんの一時、強かったマーケットはすぐ下落に転じた。
イラン情勢もあるだろうし、昨日のベッセント・片山会談の結果もあるだろうが、債券価格の下落(=長期金利の上昇)傾向の根本的原因は(市場のモンスターだった)日銀が保有国債額を減らさざるを得ない(=インフレ浴さえ位のため)という事実だ。
なお、何度も書いているが、「入札が強め」のような雰囲気を出すのは簡単だ。私が昔やっていたように,インテンショナルOB (ギリギリ外れそうなところに入札札いれる)をたくさん入れれば競争倍率は高くなり強い倍率との印象を与え得る。(但し弱い時はそのような手法はないから弱い入札は本当に弱い入札)
入札が強かったか弱かったかを判断するには、入札直後の債券先物価格の動きが最重要。弱ければ先物価格が下落していく。
入札は最初から購入先(転売先)が確定しているものと、業者が入札後に転売先を探す分との合計額を予想しニュ札に参加する。
入札額決定後、転売を試み、後者の購入が弱いと判断すれば、入札業者は余った分を債券先物売りでヘッジする。
昨日は入札発表直後からその動きが強くみられた。
5.「『強い入札だった』と言われた4月14日の20年債の値動きは?」
4月14日の前回20年国債入札は3,329%との結果。入札結発表後は、久しぶりに「強い入札」との評価で当初は長期債全体が上昇(金利は低下した)。
しかし現在20年債は3.40%。入札で購入した人はすでにそれなりの評価損の発生。入札者はあの時点では保有国債のほぼすべてが評価損だっただろう、それもかなりの評価損。それに損を積み重ねたことになる。
これはディーラーにとっても役席にとってもかなり苦しい状態だ。
日本には皆が損していれば自分が損もいていてもおとがめはない、との風潮があるようだが、そうも言ってはいられないステージに来ていると思う。
保有債券が全て損失なのに買い増しをしていくことは日本の投資家にとってはかなり難しいことだと思う。・よほどの理由がないと債券マーケットは反転しないということ。ただしこれは補足的な話。
長期金利が上昇していく主因は日銀が補油再建高を減らしていく(それも今後超長期にわたって)との事実である、
中東危機が終わったからと言って反落するのでは全くない点には注意が必要。
6.「長期金利の上昇はまだまだ初期段階」
この30年、特にこの10数年は日銀の長期爆買いという需給要因で長期金利が極低位に押さえつけられていた。
私は長いマーケッッとでのプロとしての経験から「相場の大きな動きはファンダメンタルズで決まり、需給は相場の綾でしかない」と思っていた。
この45年間マーケットに関与してきた私が「初めて需給要因がマーケットを支配する」と思うのが現在の日本国債のマーケット。
市場原理が働かない組織(日銀)が、年間発行額の6割から8割を購入し始め、発行額の半分以上を保有してきた。その市場の超モンスターが購入額を減らすというのだから相場が崩れていく(長期金利は急騰)のは当たり前と考える。
1980年4gツ゚には10年国債は11%まで上昇した。今の10年金利は2.585%。
債券先物は10年6%の仮想国債を取引きしている。なぜ6%か?
1985年に市場が創設された時の常識は10年金利は6%が平均。
今の10年金利は2.585%。
7.「今後の日本の物価上昇や円安はすさまじいものと予想」
今後の物価上昇や円安は凄まじいものになるだろう、と常々言ってきたが、それを補強する事態がさらに出てきた。 世界最大規模のエネルギー輸出国米国と大エネルギー輸入国の日本では原油価格の影響は日本の方が大きいのはあきらか。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN12BA90S6A510C2000000/
8.「お勧めしてきた金融商品の評価」
ドルMMFの購入とさらにインフレヘッジをしたいかたはドル債券ベアファンド(TMV)購入の組み合わせを常々お勧めしてきたが正解だったと思っている。 さらには、日本国債先物のショートはプロではないと取り引き単位が大きく、多少難しいし最悪の場合の現物デリバリーのリスクがある(ミニ債券先物は差金決済でそのリスクは無い)のでプロ以外の方にはお勧めしなかったが当然正解。 日本国債ベアファンドは流動性が低いのでごくたまにしかお勧めしてこなかったが、元になる日本国債先物のマーケットが分厚いのでさほど気にしなくて良いのではないかと思っている。
以前の本には書いてきたが、私が現役だったら取るであろうプロ用金融商品でのポジションを実際にとっていれば大正解でボーナスがっぽりだったかな? (笑) ただし、昔から自分で勝負をしていない人の予想やオススメは馬鹿にして全く聞いていなかった私であるから実際勝負をしていないのに自慢するのは恥ずかしい事は充分承知 (最後の1文は評論家やコメンテーへの皮肉)
9.坂坂東彌十郎さんの「古希のお祝い会」
先日の日曜日は夜6時から坂坂東彌十郎さんの「古希のお祝い会」@東京会館
約70名がご出席いただいた。
後援会長としてあいさつそして乾杯の音頭を取らせていただいた。ちなみに挨拶のスピーチを暗記するのに苦労した、私より5歳しか若くないのに、彌十郎さんは、よくもあれだけのセリフを覚えられるものだが感心せざるを得ない
抽選タイムには千社札を作ってもらえる権利が当たった。
これからは「坂東彌十郎・坂東新悟後援会長」の名刺を作り、作ってもらう千社札を貼ることにする。
終活に入ってから名刺は新たに作っていなかったし持ち歩いてもいなかったが、ほぼすべての肩書が元職、前職となりつつあるので、この名刺をよりどころとして生きていきたい(苦笑い)。でもこれが、今までの肩書の中で一番かっこいい。
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