「再度の大規模為替介入があると世界レベルの債券市場崩壊(=長期、金利上昇)を誘引する可能性もおおあり」「「円買い為替介入が逆に円紙くず化の引き金になる可能性も」他

2026年05月19日

1,「再度の大規模為替介入があると世界レベルの債券市場崩壊(=長期、金利上昇)を誘引する可能性もおおあり」。

(5月16日のXに書いたもの

世界的に長期金利が急騰している。米国紛争の長期化懸念も一因ではあるが、世界な投資家に日本の為替介入が米国債売りを連想させているのも大きな理由だろう。 5.4兆円の第一弾ドル売介入の後、ゴールドマン・サックスがあと30回の介入余力があるとの予想を出したことからもわかる。 外為準備金は現在1.4兆ドル.そのうち1兆ドルを米国債等の証券で運用している。 30回もやるのならば、米国債を大量売却しなければ資金手当ができない。 また、前回ドル資産が大幅に下落した際のベッセント財務長官の発言は市場に存在する日本の為替介入によるドル資産売り懸念に触れていると私は理解している。 今回の世界的な長期金利上昇も、米国が起点である。 もしそうだとすると再度の大規模為替介入があるとドル金利上昇による世界レベルの債券市場崩壊(=長期、金利上昇)を誘引する可能性もおおありだ。 円買い介入が逆転に円暴落をひきおこす皮肉な結果に陥る。

 

「円買い為替介入が逆に円紙くず化の引き金になる可能性も」

(5月18日のXに書いたもの)

日本の10年金利が一時2.8 %を越して上昇してきた。長期金利上昇は全世界的な方向であり、日本だけの方向修正は難しい。 米国金利が最大の影響力を持っているが、その米国債の下落(=金利上昇)は、原油高に夜インフレ懸念が深刻になってきた段階で、ドル売り為替介入による(日本人を中心とする)米国債からの撤退(=長期金利上昇)懸念が大きなきっかけだと思われる。 円安が進まないのならドル国債保有から日本人投資家が撤退するとの連想。実際に3月、4月は日本人はドル債売り越しだったそうだ。 それにかけて加えてドル売り資金創出のために日本政府がドル債を売っているのでは?との連想も米国人投資家の間に広がっていたようだ。 もしこの分析が正しいのなら次にドル売り円買い介入があるときは、それをきっかけとした世界的債券相場大暴落の可能性がでてくる。ベッセント財務長官が懸念していた現象だ。 そうなるといちばん脆弱な円は紙屑化へ。 円買い為替介入が逆に円紙くず化の引き金になる可能性も

 

3.「渡邉美樹の『5年後の夢を語ろう』の『月刊・藤巻健史』」

先週土曜日ラジオニッポン放送の渡邉美樹の「5年後の夢を語ろう」の「月刊・藤巻健史」に出演いたしました。

放送内容の要約は渡邉さんの番組ブログ5/16に出ています。為替介入に関して論じています。

https://www.1242.com/yume5/yume5_blog/20260517-359717/

 

4,「渡邉美樹の『5年後の夢を語ろう』の『月刊・藤巻健史』」の放送PODCAST

「渡邉美樹の『5年後の夢を語ろう』の『月刊・藤巻健史』」の放送は「ニッポン放送:の以下のPODCAST で聞くことができます。26/05/16放送分

https://podcast.1242.com/yume/

 

5,「石油から作る地磯肥料の重要性」

2月末に米国がイランを爆撃した時、幼稚園時代のクラスメートジュンちゃんに電話し「原油が滞るとエネルギーやナフサ関係、農業に影響が出て大変だ」と聞いたが、エネルギーの影響は説明を聞かないでもわかった。ナフサから出来るエチレンに最初のビックショックが起こるだろうとは、説明を聞いて理解した。しかし食糧事情への影響についてはよくわからなかった。 しかし昨日の日経新聞朝刊「プラス1」で理解した。今週の「何でもランキング」は「人類を飛躍させた科学の発明」のランキングだった。 3位は「蒸気機関」、2位はワクチン」で1位が「窒素肥料」だというのだ。 いわく「窒素肥料を人工的に大量生産できるようになったことで、面積あたりの収穫量は大幅に改善。世界人口は2022年に80億人を超えた。「窒素肥料は生存可能な人口規模そのものを拡張し、世界人口の約半分(40億人)を支えているともいわれる」(藤本敦也さん)」。 ――>窒素肥料の大量生産には、通常は原油や天然ガスなどの化石燃料が実質的に必要だそうだ。ホルムズ海峡の閉鎖が長引くと食糧価格の上昇はかなり深刻になるであろう。外貨準備のドルを持っていないと大変だ。無駄にドルの外貨準備を使ってはならない

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD150ZE0V10C26A4000000/

 

6.「元日銀理事山本謙三さんのブログ」

(以下5月15日のX に書いたもの)

ご紹介が遅れてしまったが5月7日にアップされた元日銀理事山本謙三さんのブログ「『健全化目標 まずは「財政収支の黒字化」を」: 財政健全化にふさわしい真の指標は、やはり2000年度まで政府が目標としていた「赤字国債からの脱却」であり、そこに至るまでの中間目標は「財政収支の黒字化」に置くのが適切だろう。私の考え方と同じだが、理路整然と書かれていらっしゃるので是非ご一読を。 ――>私がいつも書くように「PB 黒字化目標」は2010年のトロントサミットで他国と同様の財政赤字目標は日本には到底無理だからと言って認められた目標。それを放棄するのだから、財政問題は抜き差しならないところに来ているということ。 政府は「累積赤字/GDP」の縮小を目標としたいらしいが分子は過去の数字だからインフレになっても大きくならない。今の累積赤字1343兆円はインフレが加速しても1343兆円のままである。GDPはインフレ加速で膨れ上がる。だから政府はインフレを加速して財政再建を図りたいということ。 ハイパーインフレになれば円建てでもGDPは極大化し、累積赤字の方は1343兆円もまま。「累積赤字/GDP」は限りなくゼロに地数いていく。 私がいつも「ハイパーインフレは究極の財政再建だが国民生活は地獄」という理由。

https://www.kyinitiative.jp/column_opinion/2026/05/07/post3129/