「早期利上げ迫る」「マーケットは動くときは動く」他

2021年10月20日

1.「インフレシナリオ」

英語版のブルムバーグで(今は消えてしまったが)、朝起きた時に「最も読まれた記事NO2」は 「Markets Start to bow to the inflation reality」だった。 欧米ではインフレシナリオをますます念頭に置いて動き出しそうだ。日銀はインフレが来たらアウト。自分を守るためにドル買いを私がお勧めする理由、

 

2.「早期利上げ迫る」

本日の日経新聞記事。他国は早期利上げ迫る。他国は金融緩和の出口に向かい、日本だけは気配もなし。金利差でドル円の急騰が予想される。急騰したら、日銀がアウトで、円は紙くず。選挙どころではなくなるのでは?

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB19DG40Z11C21A0000000/

 

3.「マーケットは動くときは動く」

今の現役のトレーダー諸君は、リーマン時の株くらいしか大変動のマーケットを知らないだろう。この20年間は金利も為替も、ほとんど動いていなかったからだ。しかしマーケットは動くときは動く。その時期が近ぢいているように思う。為替は1984年末から87年にかけて3年間で130円も円高に振れたし、1997年夏から98年夏の1年間で30円ほど円安に振れた(115円から145年円くらいへ)。日本国債先物もタテホショックのとき、1日3円ずつ3日間ストップ安が続いたことがある。資金運用部ショックの時は4か月間で0.6%から2.4%へ。(いずれも記憶ベース)

 4.「市場にまかせすぎは良くない。え、え、え?」

昨日、車を運転しながら、7時からのNNKで各党党首インタビューをラジオで聞いていた。目的地についてしまったので岸田自民党総裁しか聞けなかったのだが、2点で大へんな不満が残った。一つは「分配を市場原理だけに任せていてはまずい」の発言。

え、え、え日本は市場経済(=資本主義経済)で分配を市場に任せていたの?中央銀行が最大の株主の国、日本。本来参入すべきではない中央銀行が、発行国債の過半数を保有してしまった国、日本。中央銀行が不動産リートの大所有者の国。日本。株価も不動産価格も金利も国家が管理している国のことを計画経済国家と呼ぶのではないの? 何が市場原理に任せきってはいけない、だ?さらには破綻まで国家の力で先送りしコントロールしようとしている、それも素人のブレイン集団で。

資本主義の良さは「一人一人は計画経済の指導者のように頭が良くなくても、多数が参加することによって資源の最適配分がなされる」はずだ。その計画経済のブレーンが素人ばかりなのだから、日本社会主義が資本主義国家に敗れるのは目に見えている。日本が40年間、断トツのビリ成長をしてきた理由だ、」