1・「『やっと介入やった。の体裁を整えた』だけ」
マーケットを見ているかぎり 昨晩もかなりのそして何回もの介入があったようだが、日本の明け方までは、わずかにしかドルを下げられず、マーケットが薄くなった最後の1時間半で1円50銭ほどおしさげやっと介入やった。の体裁を整えた、と言う感じ。
ブルームバーグニュースでは、木曜日の介入は8.45兆円と予想。金曜日もかなりの介入額だろう。それだけしてたったの5円。介入効果が介入のたびに大幅減少。戻りはかなり早いだろう。
2.「ドル/円の下落に合わせてスルスルと下落した米国債価格」
日本時間は介入によるドル円の下落に合わせてスルスルと米国債価格が下落して行った(=長期金利上昇)点。 これは5月の介入の際、ベッセント米財務長官が危惧していたこと。 日本政府の介入資金確保のための米国債売りをマーケットが連想しているのだろう。 これが激しくなると、介入のたびに日米金利差が開き、ドル円が日本政府の意図と逆に上がってしまうこと。 最悪なのは日本の長期金利が米国長期金利に引っ張られて急上昇していくこと。そうすれば日本銀行と円は崩壊の最悪シナリオ。
3.「ドル円の下落に合わせてスルスルと値を消していった米株式」
日本時間土曜日早朝のクローズ前1時間半の介入では米株式も介入によるドル円の下落に合わせて値を消していった。 これは日本政府の米国債売りの懸念だけでなく、日本の民間資本も米国市場からの撤退がはじまるかも?との連想を始めた米国人投資家がではじめたのかもしれない。また日経平均の海外時間の大幅下落も介入によるドル円の下落のせいかも。介入するのも大変だ
4,「インフレ再燃のリスクが高まってきた米国はドル安を回避しなければならない」
インフレ再燃のリスクが高まってきた米国はドル安にしてインフレを加速させたくない。 米国がユーロ円で実際に介入をしたのかレイトチェックにとどめたのかは知らないかドル円の介入にしなかったのはそれが理由。 クロス円取引は対顧客ではクロス円のレートが提示されるが、銀行サイドではユーロドルとドル円の取引を合成して顧客提示レートを作る。前者でドルを買い後者でドルを売る。 この結果、ドルにはニュートラルでありドル円には影響ないが対ユーロに対しては円高を演出できる。 円がドルよりもユーロに対して弱ぶくんできているのでその是正をはかりたいのはわかるがそれは 日本からユーロ諸国へのインフレの輸出であり、ユーロ諸国はだまってはいまい。
5.「為替介入で自国通貨を強くすることは、相手国にインフレを輸出すること」
為替介入で自国通貨を強くすることは、相手国にインフレを輸出しているのと同じ。 自国通貨安は自国のインフレ加速の強烈な要因だから。 米国のインフレ加速がトランプ政権の致命傷になる以上ドル安円高を米国が望むわけがない 世界的にインフレが加速しつつあるときに、為替介入で自国通貨安になるのは米国にしろ、ヨーロッパにしろ、非常なる不満を感じるはず。
6.「昨今のベッセント財務長官の言動から日本がいかに危機状態にあるかを感じとるべし」
ベッセント米財務長官はソロス勤務時代から日本の構造問題を熟知している。だから自身のヘッジファンド運営時代、日本売りで大儲けした。 しかしその後も日本の構造問題は大幅に悪化し財務長官との立場になった以上、見過ごすわけにはいかないほどになった。 日本にxデイが来たら米国も少なからず悪影響を受けるからだ。 だから彼は日本の情勢が心配で心配でしょうがない。ゆえに日本がヨーロッパにインフレを輸出する(=ユーロ諸国に犠牲を強いる)ことになってもユーロ円での介入を考えた。 日本のX デイからのダメージがかなり大きいと考えるからだ。 昨今のベッセント財務長官の言動から日本がいかに危機状態にあるかを感じとらねばならない。 政治家が無責任または能天気な以上、個人でドルを買って自分や家族を守ることが不可欠。
7,「協調介入をするのならば、日本が米国を巻き込んでしまうほどの危機の瀬戸際にいる証拠」
どの国も国益第一であり、他国がかわいそうだからということで、他国を助ける事は無い。 助けるとならば、それは人道上見捨てられない事態に相手が陥っているか、自国に甚大なる悪影響がある場合のみ、だ。 万が一、協調介入をするのならば、日本が米国を巻き込んでしまうほどの危機の瀬戸際にいることの証明である
8,「アベ政権のブレインだった浜田教授が4%への利上げを主張」
アベ政権のブレインだった浜田教授が4%への利上げを主張しているそうだ。 私も全く同感。そうしなければ円安は止まらない。
ただし、4%への値上げをすれば、日銀はものすごい債務超過で、その時点で信用失墜、円は紙屑化。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB29ACS0Z20C26A7000000/
9.「GDPが1.25倍しか拡大していないのに円を10倍も増発すれば円の価値は暴落するのは当たり前」
お金もモノやサービスと同じ。供給過剰なら価値(=値段)は下がる。サンマが例年の10倍の豊漁ならば小手先の工夫をしても、いくら「値を上げる工夫をする」と喧伝しようが、値段は大きく下がる。 GDPが1.25倍しか拡大していないのに円を10倍も増発すれば(世界ダントツに)、何をどうしようが、円の価値は暴落する(=円安)
10.元朝日新聞編集委員の原真人さんのX
以下、元朝日新聞編集委員の原真人さんのX.
「先週土曜日発行のニュースレターのテーマは、通貨当局はなぜこの不可解なタイミングで円買い介入に踏み切ったか、です。 ご登録いただけば、無料で購読いただけます」

