「全国17信用金庫が赤字に 金利上昇で債券含み損」「確立された金融論の教科書通りの結果を歴史に刻むこととなるのか?」「豆鉄砲、空鉄砲」他

2026年08月28日

1.〈8月27日のX 記載ツイート〉

「全国17信用金庫が赤字に 金利上昇で債券含み損、中小・零細企業に逆風 」

 日経新聞 8月27日の記事。

―>山崩れ(金融危機)の予兆の小石コロコロコロ転がり落ちてきた現象なのか否か注視しなければならない。 これ以上の長期金利上昇は山崩れを誘発するリスクが高いが、日銀が保有国債を減らしている以上、そのリスクは高い。 しかし、日銀が保有国債減少計画を止めれば、お金がジャブジャブのままで、物価急騰が起きる。そうなれば長期金利上昇。最悪の事態。日銀が債務超過になり日銀の信用、円の紙くず化が待っている。 財政規律の無視と財政ファイナンスのツケはかくも大きい。

https://nikkei.com/article/DGXZQOUB052H10V00C26A8000000/

 

2.〈8月26日のX 記載ツイート 〉

私が「津波が来るから逃げろ」と言っているのに対し「砂浜に砂で堤防を作ったから大丈夫」というのと同じ程度の反論が多い。 砂の堤防で、守り切れると思う人は円資産のみ資産を持っていれば~。 私はなるべく多くの人を救いたいとは思っていたが、大丈夫だと頑固に主張するのならなそうしたらいい、と言わざるえない。 個人破産しても知らないよけれど。

3.「確立された金融論の教科書通りの結果を歴史に刻むこととなるのか?」

日経CNBCの解説委員長の方が日経新聞の「日銀・氷見野副総裁、利上げ『毎会合でしっかり議論』 物価上振れ回避 」との記事に以下のツイートをされていた。

「この時点で氷見野さんがここまで言うなら9月利上げは間違いなし 今後の利上げペースの示唆はないが『毎回の金融政策決定会合において、しっかりと議論する』とマーケットを牽制した。円売りを封じたいのだろう」

以下のようなリツイートをした。

「しっかり議論するのは当たり前。この機に議論をしないのならば、何を議論する?議論をするとわざわざ公言するのは円安進行や物価上昇を抑えずために何とかしたい日銀の豆鉄砲。空鉄砲にならないかを注目。 ここまで非常に織り込まれていると、豆鉄砲を打たないと円安大幅進行。豆鉄砲打つと次は空鉄砲しかなくなってしまう(=それ以上利上げをすると日銀の財務悪化で日銀が存続不能になる)と市場に見透かされて、日本経済が崩壊するリスクが大。財政規律を無視し、財政ファイナンスを行えばこうなるという確立された金融論の教科書通りの結果を歴史に刻むこととなる」

 

3,「ヘルシュタットリスクを思い出すニュース」

8月26日の「国債や株、即時決済可能に」との日経新聞記事

――>いや⁼1990年代に興銀が40億円を損したヘルシュタットリスクを思い出すニュースですな。 興銀が為替でドル買い円売りをして東京時間中に円40億円を相手行に振り込んだのにNY市場が空くまでにに相手行が倒産し、40億円相等のドルを貰いそこなった事件です。 あれから邦銀も当局も決済リスクに敏感になりました」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB056AP0V00C26A8000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1787680162

 

4.「豆鉄砲、空鉄砲」

日経CNBCの解説委員長の方が日経新聞の「日銀・氷見野副総裁、利上げ「毎会合でしっかり議論」との記事に関し以下のツイートをされていた。

「この時点で氷見野さんがここまで言うなら9月利上げは間違いなし 今後の利上げペースの示唆はないが「毎回の金融政策決定会合において、しっかりと議論する」とマーケットを牽制した。円売りを封じたいのだろう」

以下のようにリツイートした。

「しっかり議論するのは当たり前。この機に議論をしないのならば、何を議論する?議論をするとわざわざ公言するのは円安進行や物価上昇を抑えずために何とかしたい日銀の豆鉄砲。空鉄砲にならないかを注目。 ここまで非常に織り込まれていると、豆鉄砲を打たないと円安大幅進行。豆鉄砲打つと次は空鉄砲しかなくなってしまう(=それ以上利上げをすると日銀の財務悪化で日銀が存続不能になる)と市場に見透かされて、日本経済が崩壊するリスクが大。財政規律を無視し、財政ファイナンスを行えばこうなると言う確立された金融論の教科書通りの結果を歴史に刻むこととなる。」

 

5、「「口は災いの素」

ところで、昔から日銀総裁の会見等は、あいまいもことしていて我々金融関係者やマスコミ関係者はいかに行間を読むかに努力した。特に私の現役金融マン時代には総理大臣の衆議院解散時期と日銀総裁の公定歩合の上げ下げに関しては公人といえども、嘘を言っていいと巷で言われていた。 ある時、JPモルガンの会長が来日し私はカバン持ちでついていった。いつもニューヨークから重鎮が来るとそうしていた。 歴代の日銀総裁はそうじて英語が非常にお上手だ。驚くほどである。従って、わが社の会長と英語で会話をされる。 ところがこの時は横で聞いていると、日本語でいつもおっしゃっていることと、ニュアンスが微妙に違うのだ。 いくら英語がお上手でも、母国語ではないのだから日本語のような曖昧もことした表現ができるほどでは無い。 邦銀を含め、こういう際のカバン持ちはマーケット関係者では無いから他社のカバン持ちの人たちは総裁の日本語と英語の微妙な差などに気づくはずがない。 毎日曖昧模糊とした日本語の行間を読むことに一生懸命だったマーケット関係者の私だからこそ気がついたことだ。 会社に帰りポジションを逆転させ儲けることができた。 本当に馬鹿なことをしたと思うのは、そのことを当時の金融関係者ならば非常に多くの方が読んでおられた藤巻プロパガンダというファックスミリに書いてしまったのだ。 その次以降ニューヨークから重鎮が来た時は、バイリンガルの日銀職員が総裁の通訳に入ることになってしまった。 二度と、こういうことで、儲けるチャンスはなくなってしまったのだ。「口は災いの素」と言うことを身に染みて感じた私にとっての事件である。

 

6.「今回のジャクソンホール会議の代役の田村日銀審議員は適切な人選」

さらに、ところで。 今回のジャクソンホール会議には、植田総裁に代わって、田村日銀審議員が参加されるとの事。 田村さんは優秀であるとは聞くが、海外経験は無いので、英語は苦手であろう。 と言うことになると、英語で他の中央銀行総裁達と話をすることもなく、通訳が常に横にいて英語で使ってはいけない表現を避けることが可能だろう。 なまじ多少英語ができる代わりの方が代理出席をして、マーケットを大混乱に陥らせるリスクを避けえた。今回の代替人事は良かったな、というのが、私の感想

 

7.「私の真意が伝わったことは一回もない」

更に、さらなるところで。 1980年代の日米円ドルコミティーで実務を取り仕切っていたダラーラ財務次官補(当時)が退職し、JPモルガンに入社した。 彼が来日し大蔵省に行くときなどは、いつもかばん持ちでついって行った。大蔵省の廊下を歩いていると幹部がさっと道を開けお辞儀をするのには驚いた。 その彼が私に言ったことがある。「タケシ、よく覚えておけよ。私の発言で為替のマーケットが動いたことは何十回とあるが、私の真意が伝わったことは一回もない」 衝撃的な発言だった。私は今でも政府高官の発言がマーケットに伝わってくると、いつも彼のこの言葉を思い出す。

 

8.「私が絶対に取らないのは流動性リスク」

以下のリツイートを私のX にいただいた。

ショートで怖いのは、予想が外れることではなく損切りする価格そのものが消えることですよね。中央銀行への信用が一気に崩れれば、為替は通常の値動きではなくなる。だからテールリスクは、低確率だから無視ではなく、起きた瞬間に生存できるかで判断する。かなり本質的なリスク管理だと思います」

以下のように回答した。

「マーケットにおけるリスクとはいろいろありますか、私が長いリスクテイクの生活で最も怖く絶対に取ろうとしなかったのが流動性リスクです。私が資産を守るためにドルを尊重しているのはそこにあるのです。 私はいつも今は財産を増やすことを考える時ではなく、財産を守るべき時期だ、何かが起きても損失を最小限にするよう努力する時期だと言っているわけですが、世界的なクライスが起きたとき(1番おこりそうなのは全世界的な債務過剰を起因とする金融クライシス.最悪状況の日本が発端となる可能性が高いと思っている)マイナー通貨は流動性が極めて低くなるからです。 その点、基軸通貨であるドルが最も強い。 流動性リスクの怖さはまさに田渕さんが書かれた通りです」

以下のように回答した。

「マーケットにおけるリスクとはいろいろありますか、私が長いリスクテイクの生活で最も怖く絶対に取ろうとしなかったのが流動性リスクです。私が資産を守るためにドルを尊重しているのはそこにあるのです。 私はいつも今は財産を増やすことを考える時ではなく、財産を守るべき時期だ、何かが起きても損失を最小限にするよう努力する時期だと言っているわけですが、世界的なクライスが起きたとき(1番おこりそうなのは全世界的な債務過剰を起因とする金融クライシス.最悪状況の日本が発端となる可能性が高いと思っている)マイナー通貨は流動性が極めて低くなるからです。 その点、基軸通貨であるドルが最も強い。 流動性リスクの怖さはまさに田渕さんが書かれた通りです。」

 

9「売りたいのに売れない恐怖」

テールリスク発生時の話ではありませんが、1985年、日本国債先物市場ができた直前にA君をディーラーにしました. 彼は、最初に日本国債を小額だけ購入したのですが、その直後にマーケットが崩れました。 即座に彼は売り戻しオーダーを出しましたその日は相手が多すぎて、ストップ安まで取引が成立せず、次の日も同じ、その次の日も同じ、その翌日やっと取引が成立しましたが、当時はストップ安が3円だったので彼は10円ほどの損をしました。 日本国債の10円の損失は非常に大きい額となります。 彼は倒産したかのような真っ青な顔をして、三日間を過ごしたわけです。特に我々のように100人中99人が損していても、お前も負ければクビだという外資に勤めていたから一層です。皆が負けていれば自分が負けてもしょうがないと評価され首などとはならない邦銀とは違いますからいっそう真っ青になったわけです。 ただ彼は、与えられた勝負額が極めて小さく、そんな額ではクビにならないディーリング人生の最初に流動リスクの怖さを知ったので、考えてみれば、幸せなディリング人生のスタートだったのかもしれません。 個人が自身の資産を運用するときは外銀勤務と同じ立場です。

 

10.「中央銀行の信用が突然崩れれば為替は一晩でぶっ飛ぶ」

以下のリツイートが私のX に来た。.

「円安リスクがある」と「FXで円ロングすれば即自己破綻」は全く別の命題です。 FXで飛ぶかどうかを決めるのは、通貨の方向ではなくレバレッジとポジションサイズ。 実際、163.99円から155円台まで急反転した直近局面で強烈に踏み上げられたのは、巨額の円ショートを抱えていた側でした。 「円安になるかもしれない」は相場観ですが、「だから円ロングは即自己破綻」は相場観ではなく飛躍でしかないです」

以下のように回答した。

「私が言っていることはそういう話ではなく、中央銀行の信用が突然崩れれば為替は一晩でぶっ飛ぶという話です。1ドル=160円が翌朝起きたら1ドル1600円というように(それでも途中経過でしょうが)。 ドル円のショートにはそういうテールリスク(起こる確率は非常に低いが起これば破壊的な損失を被る)があるという話です。そう言うリスクは長いリスkテーク人生で私は絶対に取らないようにしてきました。 現在のドル円にはテールリスク以上の円暴落リスクがあると思っています」

 

11.「もし米銀が日銀財務の悪化を懸念して日銀との取引枠を0にすればどうなる?」

一晩で1ドル160円から1600円になるリスクなどないと思っている方が圧倒的な大多数でしょうが、もし米銀が日銀財務の悪化を懸念して日銀との取引枠を0にすれば(それは邦銀との取引額を0にすると言う事でもある)充分ありうるシナリオです。 今、米銀が日銀との取引枠を0にしないのは、日銀がまだ純資産だからでしょう 米銀は株主の利益を守るのが最優先で、無視すれば訴訟問題になります。 もし米銀が日銀との取引枠を0にされたら円はドルとのリンクが外されたことになります(技術的な説明は過去の私のツイートを御参照)。 そんな通貨を外国人は相手にしません。以前、ロシアがスイフトから除外されてドルとのリンクを外されましたが、ロシアには石油があります。 ルーブルでなければ、石油を売らないと言う規制を作ることによって、るブルはまだ世界で通用しますが、日本には円でないと売らないよという戦略的な物質はありません

 

12.「ハイパーインフレの悪夢」

以下のリツイートを私のXにいただいた。

「私もハイパーインフレの悪夢を読了し同じ印象を持ちました。当時のドイツ人のマルクと同様に、日本人は円に慣れ親しみ過ぎています。恐らく暴落が起きても円を手放さないでしょう。1923年のドイツとほぼ同じ末路を迎えると思います。一人でも多く外貨や実物資産を持って欲しい。命を守る為に」

以下のように回答した。

「ハイパーインフレの悪夢と言う本は、今の日本人に取って、非常に参考になる本だと私は思っています」

 

13.「外国人に逃げ足は速い。『取り残されるのは自国民』は、いつの世も同じ」

以下のリツイートを私のXにいただいた。

「日銀が債務超過となり資産超過への回復が見通せない」となれば、 「日本銀行券は通貨として信用し難い」

以下のように回答した。

その通り。特に外国人の間では大多数はそうなるでしょう。

ただ、日本人では逃げ遅れる人も

出てくると思われます。

ドイツのハイパーインフレ時代、何度もライヒスマルクが壊滅的な暴落を続けても、ライスマルクから逃げず悲惨な生活となったドイツ人もいたとドイツ人のジャーナリストが書いた「ハイパーインフレの悪夢」に書いてありましたから。

 

14.「権力を行使しようとした苦い思い出」

先日、大蔵省の課長補佐に「藤巻さんは覚えていらっしゃらないでしょうが私、JP モルガンを受けて、藤巻さんに落とされました」といわれ90°腰を折って退出した話を書いたら、以下のリツイートをいただいた。

「その後、参議院議員になられたフジマキ先生が課長か審議官くらいになったこの補佐氏を呼びつけ、「あの時はどうも」と言って平身低頭させたかどうかを知りたいです」。

以下のように回答した。

「面白い!笑い。私は平身低頭させると言うようなことを始め権力を行使した記憶は全くありませんが、(と言うより、野党の平議員でそんな権力はなかった) 1度だけ権力に頼ろうと思ったことがあります。 ハワイからある契約を済ませ、契約書の副本を持って帰国した時です。外国に行くさい普段はスーツケースなのですが、この時は仕事で貴重品(契約書や白地小切手)をいれたキャリーバッグを持っていたのです。 税関を出てて、タクシーに乗ろうとした時、その貴重品の入ったキャリーバッグがない!税関の申請書を書いた時、その台のとこれにキャリーバックを忘れてきてしまったのです。ボケた〜! 税関への再入場はできず近くにいたお巡りさんに聞いたら案内係にまず行けとのこと。 案内がかりは外国人ばかりの長い行列。 日本人ならば警察に届けてくれるだろうと思ったが、コロナを真っ最中で、日本中はほぼ皆無。外国人ばかり。 中に悪い外国人がいて知らんふりして、私のスーツケースを持って税関を出られたらもう万事休すと思い、おろおろしながら青い顔で、30分ほど待っていました。 スーツケースの中のクレジットカードならまだ何とかなるし、現金は悔しいけれど、諦めでは何とかなる。 しかし契約書をなくしたらどうなるのか?白地の小切手が入っているが契約書のサインを真似されて、その小切手を使われてしまったらどうなるだろうか?管理費とか電気代とかぐらいの小口にしか使っていなかった小切手で、突然犯人が大金を切ったら、銀行は関係なく金を払ってしまうのか?等が頭の中をぐるぐる回りもうドキドキだった。 案内係の人が税関に探してくれるか聞いてくれたが、いちいちこれはあなたのスーツケースですかと聞くわけにはいかない。最終便まで待ってスーツケースが残っていれば引き渡すとの回答。絶望を感じた。 その時ひょっと思い出したのが、高校の1年先輩で財務省の関税局長をやってた(当時はすぐにその職にはなかった)人の顔。101匹(?)の麻薬犬は、私の部下だと豪語していたから、何とかならないか電話しようと思ったのだ。 これが権力に頼ろう思った人生で唯一の例。 ところが私の携帯電話は既に電池切れだった。私の携帯にしか彼の電話番号は記録されていない。

絶望しながら座席に座っていたら30本ほどして家内の電話に中の税関の方から電話。見つかったということで引き渡してくれた。 ありがとうございました! リスクテーカー時代、私は汗と涙ではなく、冷や汗と涙で生きているといつも言っていたが、久しぶりにとんでもない冷や汗をかいた。寿命が3年縮まったと思った次第。 結局、権力に頼らず税関員の好意に頼った結果となった。 毎年、七夕の短冊に書く「欲しいもの。家族からの尊敬」の実現は、さらに遠いものとなってしまったのです。

 

15.「JPモルガンに入社された方」」

上記リツイートに対し、以下のリツイートをいただいた。

「私は藤巻さんが稼いで所帯を大きくしてくれたので、その後、モルガンに入るこ

とが出来ました」

以下のように回答した。

「それは素晴らしい」

 

16.「頭を下げるのは得意」

以下のリツイートをいただいた。

「ドラマのワンシーンみたいだ プライドの高そうなフジマキ氏が頭を下げるところは見てみたいものだ」

以下のように回答した。

「頭下げるの得意ですが。三井信託時代、お金を集めるために頭下げまくっていましたから。 涙を流しながら。

もっとも最近は「ザビエルフジマキ」と呼ばれないかと心配になるほどに頭頂部が薄くなってきたので、そこを見られるのが嫌で、昔ほどは頭下げなくなりましたけどね」。

 

17.「小学校卒のとんでもない上司」

先日、私が課長補佐のことを課長代理と間違えたことにつき、以下のリツイートが来た。

「大蔵省に課長代理なんてポストないのでは?」

以下のように回答した。

「失礼、課長補佐だったかもしれないですね。

ところで私の非常に尊敬する上司、スイス人のマーカスマイヤーは社長候補5人の中の一人と言われた時点で突然会社をやめた。理由を聞いたら残りの人生を楽しみたいからだそうだった。

とんでもないほどの天才だったが、彼は小学校卒。

ところで彼が東京の資金為替部長になった後、本店の資金為替部の総括になった。

ところが「そんな物はいらない」といってタイトルもつけないし名刺も持たないのだ。当時の米国には名刺カルチャーはなかったが他の人は来日するときだけ名刺を用意していた。

JP モルガンのTreasurer(資金為替部長)と紹介すればメガバンクの頭取でも日銀総裁でも喜んで面会してくれたのに、彼は何のタイトルも名刺も持たないから、来日時、誰も会ってくれない。Treasurerは彼の部下だからと説明をしまくってやっと私は彼のアポイントを取ることが出来たのだ。日本で働いたことがあるから日本は肩書社会なのがわかるだろう。そうしてもらわないと私が大変だ、と懇願、説得して、その次以降、日本に来る時だけは何かそれらしきタイトルと名刺を作ってくれるようになった」。

 

18.「タケシ、人生は楽しむためにあるのだよ」

このスイス人ボスのマーカスマイヤーは人生観、仕事ぶりはもう無茶苦茶に異次元。尊敬してやまない。 退職後、私の家に夫婦で2週間強泊まっていった。我が家には小さいワインセラーがある。私は日本酒党なのだが、ワインを貰うと高いワインからワインセラーの上段に並べ ていた。上段ほど記念日用高級ワインだったのだ。しかしワインに精通している彼は初日から私が数年間も(もったいなくて)手をつけられなかった上の段の高級ワインからの飲みはじめ、彼らが帰国した時には私のワインセラーを全て飲み干していった。私の断りもなしにーー。 恨めしそうな顔をしていた私に向かって彼は「タケシ、人生は楽しむためにあるのだと」と言い残して帰国していった。

 

19.「水泳帽をかぶる理由」

このマーカスマイヤーが東京の資金為替部長だった時、私は彼と一緒にプールに行った。 そこで監視員に「水泳帽をつけなさい」と何度も注意されて彼は怒った。「何故だ?」というのだ。彼は完璧な丸坊主。 「髪の毛が流れて不衛生、もしくは排水管が詰まって困るから水泳帽を被れ」と言うのなら筋が通らない。「背泳ぎで壁にぶつかった時に水泳帽があれば怪我をしなくても済む」というのなら余計なお世話、というのだ。「言われてみればそうだな~。日本人は何でも規則なら守るけど、西欧人はロジカルだな」と思った次第。

 

20.「個人向け国債を買わせるための相続税減免案」

以下の質問が私のX に来た。

「藤巻先生もよくご存知の自民党の中西健治議員(JPモルガン出身)などから個人向け国債を買わせるための相続税減免案が出されています。これが実現すると、終活をしているような、銀行預金主体の高齢者がこぞって相続税対策で国債を買うようになって、まさに逃げ遅れてしまうんじゃないでしょうか?」

以下のように回答した。

「中西さんは私が「将来使いたい人材を採用せよ」と言われ、(トレーディングをしながら)採用責任者(=最終決定者)を務めた年(二人のうちの一人)のJPモルガン入社組です。 中西さんには申し訳ないがこれは悪手だと思っています。 そもそも私の主張は「消費税を0.5% 上げて相続税、贈与税を無くせ」です。 何故、日本だけが相続税の重税化をしている一方、世界の主要国の多くが相続税の減税化、無税化にかじを切っているのかを考えるべきです。 日本経済を推し進める経済界のリーダーたちは相続税節税に無駄な時間とエネルギーを使い、投資も節税商品に集中し、将来有望な分野に投資資金が回りません。都市の土地は細分化されどんどんみすぼらしくなっていきます。 これでは国力が落ちるのは当然です。 日本人リーダーの会話が「どの商品、分野に投資を刷れば相続税の減税になるか」の議論になるのに対し、欧米人の会話は「どの分野が将来有望で、そこに投資をすれば儲かるか」となっています。 国力が落ちていけば、パイの全体が縮小し、国民全体が「等しく貧乏」になっていきます)

 

21.「日本人だけが素晴らしい思考を持っていて他国はアホか?」

「ハッキリと反対意見をします。 現在の日本の相続税受け取り側の平均年齢は58歳。アメリカは60歳でイギリス61歳、フランス60歳・・・これが高齢者世代が全金融資産の大半を保有する事につながっています。海外諸国が相続税を減らしてるのはおかしな話なんですよ」

以下のように回答した。

「ということは他国民は皆、大馬鹿で、日本人だけが世界で優秀な民族と言いたいわけですね。 私はそれは思い上がりだと思います。謙虚に学ぶべきです」。

 

22.「消費税を0.5%あげれば相続税を無くしても国の税収は中立」

以下のようなリツイートを私のX にいただいた。

「資本主義は競争が大原則 競争が生産性を上げ、国力を上げる原動力となる 子孫に財産を残したいと思うのは本能的で自然なこと それが個人の成功に繫がり、結果的に国力↑にも寄与する 相続税はそれを阻害する 子孫のために頑張ろうという意欲を減退させる 社会主義的発想は国の衰退を招く」

以下のように返事した。

「そうなんです。消費税を0.5%あげれば相続税を無くしても国の税収は中立です。 今のままの税制と「消費税を0.5%上げて相続税を廃止する税制」とどちらが国力を高めると思いますか? 前者はサッチヤー元英国首相が「人間の最も卑しい感情は嫉妬である」と言ったその嫉妬、すなわちざまみろと言う感情を満足させるコストとして国のパイを小さくし(=国力低下)嫉妬感を満足させた人たちの収入も減らし貧乏にさせます。日本以外の国が相続税を廃止し、もしくは軽減化しているのはそのような理由ではないのでしょうか?」

 

23.「富める人を引きずりおろしての平等は嫉妬心を満足させるかもしれないが国力を落とし自身の生活レベルを下落させる」

機会平等はとても重要ではありますが、それは機会を与えられない人に機会を与えて達成すべき話で、富裕層の子孫を引きずり下ろしての機会平等は単に嫉妬でしかないと思っています。 そもそも富裕層は地方税と合わせて55パーセントの所得税を払った上に、死んだらまた累進でガボット国に取られるのならば、成功者になって大儲けしようと言うモチベーションを大いに削り去ることになりませんか。 日本以外が相続税の無税化、軽減化を進めているのはそういうこともあるでしょう。いわゆる成功の報酬を過度に国が取ることによって創業者等のモチベーション低下を防ぐためでもありますし、 世界の天才たちを自国に引き寄せるための方策の1つでもあるわけです 成功して儲かっても、そんなに多くを国にもっていかれろと思えば、若者はリスクを取って創業したり、むちゃくちゃに働いて、大発見をしようなどと言う気になりますか? そういう国を引っ張る人たちのモチベーションを落とせば、国力は落ちていき、国民の収入も減っていきます。 世界はもちろん、日本でも富裕層とは昔のような土地成金や株成金だけでは無いのです。リスクをとって創業して裕福になった青年も多いのです。 柳井さん、孫さん、三木谷さんと皆そうではありませんか。そういう成功者たちを見て、若者は張ろうと思うのではないでしょうか。 消費税0.5%上げれば相続税を廃止できるのです。 今のままでは、日本国民は皆が平等に貧乏になっていくだけだと思います。

 

24.「国民皆が平等に貧乏な国は私の理想ではない」

以下のリツイートを私のXにいただいた。.

「正論であり説得力のあるお話です

一庶民が損得勘定や嫉妬で反対するような施策でも全体の底上げのために推し進めるのが政治の役割だと思います

でも現在のポピュリズムに毒された自民党やその他には難しそうに思えますね」

以下のように返事した。

「その通りだと思います。国民皆が「平等に貧乏」な国は私の理想ではありません」。

「その後、参議院議員になられたフジマキ先生が課長か審議官くらいになったこの補佐氏を呼びつけ、「あの時はどうも」と言って平身低頭させたかどうかを知りたいです」

 

25.「中央銀行の防衛線を試す取引」

「通貨危機は、投機筋が強いから起きるのではなく、守る側の矛盾が市場に見抜かれた時に起きるのだと思いますから、まさに今の日本円や日本国債は虎視眈々と狙われ、仕掛けられるタイミングにあるように見えます。 藤巻先生のこの指摘で怖いのは、円売りが単なる金利差取引ではなく、「中央銀行の防衛線を試す取引」になりかねない点だと思います。 1992年のポンド危機では、市場は英国中銀の介入額ではなく、政策の矛盾を見ていました。 景気は弱い。 通貨を支える理由は乏しい。 それでも制度上の都合でポンドを守らなければならない。 その無理をソロス勢は突いたわけですが、今の円にも似た構図がありようにみえます。 円安を止めたい。 しかし日銀は大幅利上げに動きにくい。 財政はかなりの拡張気味。 国債市場も日銀財務も金利上昇に弱い。 市場から見れば、円を本気で守る政策をどこまで取れるのかが疑われています。 円が大きく買われる理由が乏しい一方で、防衛線が破られた時の下落余地は大きい。 この非対称性が意識されれば、円は仕掛けの対象になりやすくなります。 日本が本当に避けるべきなのは、一時的な160円突破ではなく、「日銀は円を守れない」と市場に確信されることだと思います。 円の底が抜けると、180円、200円、240円と進む速度も早くなりそうで恐ろしいですね。 日本円で所得を得て、年金を得て、株式も日本株で運用し、日本国債を買っていたら・・・・ 病む日本人が増えそうです」

以下のように回答した。

「適切に又端的にまとめてくださってありがとうございます」

 

26.「金融のプロ」

以下のリツイートを私のX にいただいた。

「解説ありがとうございます。市場の勘違いに対し、即座に本質的な分析を出せる藤巻さんは、さすが本当の『金融のプロ』ですよね。机上の空論ばかりのエセ教授や自称・金融専門家とは、見ている世界もレベルも全く違うと実感します」。

以下のように回答した。

「ありがとうございます。 そういう分析がリスクテークの際の結果/実績に極めて強く反映しますから必死で勉強しましたし、ヘッジファンドのオーナー達と激論し鍛えられました」。

 

27.「どちらを重視?」

以下のリツイートを私のX にいただいた。

藤巻先生、日銀の財務悪化が円の信認を損なうという点について、直接「債務超過だから円が売られる」経路と、財務悪化を恐れて必要な利上げができなくなり、その結果インフレ・円安が進む経路では、どちらをより重視されていますか? 日銀自身の研究は後者のリスクを認めています。

以下のように回答した。

「何故日銀が自身の財務超過を恐れるのか?日銀の信用失墜、円の信用失墜を怖がっているからではないですか?貴兄のおっしゃる2つは同じことを言っていると思います。

 

28。「朝日新聞土曜版beの『フジマキに聞け』」

以下のリツイートをいただいた。

「藤巻健史さん! あの『フジマキに聞け』のお兄さまでいらっしゃいますよね。 当時は朝日新聞の連載を、毎週楽しく読んでおりました。 弟君プロデュースの藤巻百貨店にも時々お世話になっております。 やじゅさまと新悟さんの後援会長でいらしたとは。驚きのあまり、突然の乱文を失礼いたしました」

以下のように回答した。

「ありがとうございます。 朝日新聞土曜日版beで8年間弟と一緒に書かせていただきました。その後、週刊朝日で8年間書かせていただきましたが、ああいう軽いタッチの文章を書くの好きなんです」

 

29.「業界裏話」

毎日新聞元経済部長、論説委員長だった潮田さんからリツイートをいただいた。

「夜回りに行ったら総裁が利下げするという。信じられなかった。しかし、そういうんだから当然、どかーんと書いたら、翌朝、あの副総裁が編集局長に電話かけてきて「下げない。訂正を出せ」。あの時は大変だったなあ。そらもちろん利下げしましたよ。ったく、もう」

以下のように反応した。

「業界裏話ですね(笑)」

 

30.「朝日新聞元編集委員の原真人さん」

朝日新聞元編集委員の原真人さんの本日のニュースレター

https://x.com/makotoha

 

31.「私が顧問を務める北海道のベンチャー、そらの米田社長」

私が顧問を務める北海道のベンチャー、そらの米田社長。野村証券出身で、すさまいじ馬力で大活躍中。これから150人の大量採用するらしくて大きな発表もちかいとのこと。金融、不動産、北海道、興味あるかたぜひフォローしてみてあげてください。

@sorakaze_GTP

 

32.「そらの米田社長」

そらに米田社長が以下のX を書いていた」

「6年半ぶりに、金融に本気で取り組みます。新卒で証券会社に入り11年間、金融の世界で仕事をしてきました。北海道で起業して6年半、さまざまな事業に挑戦する中で、違う立場から金融に触れ、その可能性の大きさを感じてきました。地域の発展と金融の可能性を結びつけることにチャレンジします。金融商品仲介業はその第一歩。まず16人採用します。そして3年で500億円を目指します。一緒にやりましょう」。

以下のようにリツイートした。

「私が顧問をしている「かぜ」の米田社長。若者がチャレンジしている姿を見るのは気持ちいい」