日銀は竹馬に乗った子供のようなもの

2020年07月05日

日銀は竹馬に乗った子供のようなもの

コロナ禍という緊急事態に対処するため、FRB が法律を変えてまで開始した社債購入は71日までの社債の購入総額は個別とETFの合計で100億ドル(個別とETFの合計)(=約1兆700億円)にすぎないそうだ。しかも9月30日で購入終了。副作用がはっきりしているから一時的処置なのは当然だ。一方の日銀、7月3日だけで3,000億円の購入。もう10年前くらいから前から平時にも買い進め、今や残高は38000億円。中止の気配もない。日銀以外、株を買っている中央銀行は世界中、他に無いにもかかわらず、日銀は日本最大の株主になろうとしている。私が金融マンの時は、ほぼ購入額がゼロだった長期国債も日銀は買い集め今や国の国債発行額の半分以上を保有している。FRB22%ECBo30%に比べても断トツの財政ファイナンスだ。これらの金融商品は価格の変動幅が大きく、私の金融マン時代は、中央銀行が決して買ってはいけないと言われていた商品ばかりだ。価格下落時に中央銀行の資産内容臥劣化し、その結果、通貨が暴落してしまうからだ。 今や、日銀は対GDP比で世界最大のメタボ。しかもジャンクフード(=中央銀行は決して買ってはいけない金融商品)の食べ過ぎでのメタボだ。すなわち日銀は今や竹馬に乗った子供のような存在。なにかにつまずいて、コケれば、円も日本経済も一巻の終わりだ。異次元緩和は無責任政策以外の何物でもなかった。異次元緩和という財政ファイナンスを禁じた先人の知恵は正しかったことを近い将来、日本は証明することになるだろう。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61170900U0A700C2EA1000/

 2.世界から自由な資本市場が消えつつある。

ダリオ氏のいっていることは正しい。特に日本は最悪。日銀が長期債市場、株式市場、不動産市場、社債市場 CP市場でモンスタ―になっている状態では、資本主義市場とはいえない。計画経済そのもの。膿が溜まり大きくはじける。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-02/QCUHZ3DWX2PZ01?srnd=cojp-v2