「骨太政策」で「日銀デジタル検討」他

2020年07月15日

1.「骨太政策」で「日銀デジタル検討」

本日の日経新聞1面のニュース。「中銀デジタルを検討」が政府の骨太方針に明記されるそうだ。すばらしい。私は「緩和からの出口」が無いため(出口があるならその方法を教えて欲しい。今のところ誰も発見していない)、遅かれ早かれ、現日銀はつぶさざるを得ないと思っているが(=現円紙幣は紙くず)、新中央銀行は中銀デジタルの使用で、今の単なる「政府の紙幣印刷所」から、昔のような「金融政策決定機関」に戻れると思っている。タンス預金が無くなり、ハイパーインフレという副作用しかない「異次元緩和」の替わりに私が20数年前から主張していた「マイナス金利政策」でデフレから容易に脱却できるからだ。なお、私が提唱するマイナス金利政策とは「日銀当座預金に大きなマイナス金利」を適用するもので、「イールドカーブを寝かせ金融機関の経営を窮地に追いやる」こともない。黒田日銀のマイナス金利政策とは、当座預金残高のうち、たった6%にしかマイナス金利を適用していない。大半には+0.1%の金利を付けている。今日、明日の話ではないが、国内は日銀デジタルと暗号資産、国際貿易は暗号資産の時代になると思っている。日銀デジタルは「日本人しか日銀に口座を持てない」ので、貿易には使えない。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61499170U0A710C2MM8000/

2.コロナに対する素人の疑問

もう40年ほど前だったか、通っていたお寿司屋さんの大将が「胃癌だ」と私にカミングアオウトした。その治療のため「魚や肉を真っ黒に焦がした黒丸薬」を毎食後に飲むといってその丸薬を見せてくれた。「西洋医学では『肉や魚の焦げたものには強い発癌物質がある』と聞きますが?」と言ったのだが、聞いてもらえず、民間療法に頼り続けた。その後、数か月して大将はお亡くなりになった。民間療法へ頼ることの戒めとして、強烈な記憶として残っている。私の中学のクラスメートだった友人の東大薬学部特任教授は、私に「俺は、お前が癌になっても直せないが、お前を確実に癌にさせることは出来るぞ」と私に言ったことがある。西洋医学は、研究が進んでいるのだ。金融・財政政策でも経験の無い人や、基礎から金融・経済学を研究したことのない人(=我々から見るとド素人の人)の主張(=民間療法)に世間が引っ張られるのを私は、非常に懸念する。

そこで、本題。ということで。私は自分の専門でないことは強く主張しないように心掛けている。疑問の提示だけ。コロナ禍に関しての疑問は、なぜ政府・東京都・マスコミは死亡者数・年齢別死亡者数を発表しないのか?経済を再開するか否かは、感染者数より、死亡者の数の方が重要な決定要因ではないのか?患者が増えても死なないのなら、病人が増えることによる経済の停滞より、自粛による経済停滞の方が怖い(=財政的にも、不況による自殺者増の観点からも)と思うのだが。死亡率が高いのなら話は別なのだが、その判断材料の数字さえわからない。

http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e9%83%bd%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e8%ad%a6%e6%88%92%e3%83%ac%e3%83%99%e3%83%ab-%e6%9c%80%e5%a4%a7%e3%81%ab%e5%bc%95%e3%81%8d%e4%b8%8a%e3%81%92%e3%81%b8-15%e6%97%a5%e3%81%ab%e6%8f%90%e7%a4%ba/ar-BB16JxCp?ocid=ientp