1.「世界に日本の危機を浸透させたこの2週間」
日本の長期金利急騰が米国を慌てさせた事実、円の急落に対し米国のレートチェックという珍しい関与、その後の円の急騰というボラテイリティーの増大、そしてそれに伴う株価の下落(まだたいしたことないが)で世界が日本の「緊迫した情勢」を認識してしまった2週間となった。
世界のマーケットがほぼ能天気で対してきた日本の財政、日銀の財務内容を世界中に知らしめてしまった。
日本に対する能天気とも思えた楽観論は霧散し、世界が日本経済の足を救おうと虎視眈々と狙う状態となってしまった。
ほんのちょっとのきっかけで日本売り(トリプル安)が起こる可能性が高まった。
元はと言えば、財政規律の無視と財政ファイナンスで危機を先伸延ばしにしてきた話が限界に来ただけの話なのだが、この期に至っての「減税論」、「バラマキ論」が引き金を引いてしまったようだ。
2.「協調介入すればドルが日本の巻き添えを食う、ロイター、ブルムバーグの分析」
「円を支援するための日米共同介入が実施された場合、ドルへのセンチメントがさらに悪化するとの懸念から、ドルは26日、主要通貨の大半に対して下落した。円は急上昇し、金(ゴールド)は過去最高値を更新した」。
「そうした合意は、中国や日本といった競争相手国に対する米国の輸出業者の競争力を高める助けになる一方、世界の基軸通貨としてのドルの長期的な価値に疑問を投げかけることにもなり得る」
ここしばらく、円が最弱通貨でドルが2番目に弱い通貨・。ドルは円に対しては強い通貨だったがその他通貨に対しては全面安。その結果、米株や米債券の暴落懸念が米国内で出始めていた。ところが最近少しその考え方が希薄になってきた。
と思ったところで、FRBがドル売り介入をすればドルが最弱通貨円と道ずれになってしまう、との市場観測が出てきたということ。
ロイターだけでなくブルムバーグもこういう記事を載せるということは欧米でこのような見方が広まっている証拠だろう。
日本の長期金利上昇以上にドル資産の危機につながる。
ただでさえ、ソロスが英国ポンド売りで為替介入に打ち勝ち、「英国中央銀行に勝った男」とソロスが言われ、それをソロスファンドの中で見てきたベッセント財務長官が米国を日本経済崩壊の道連れにさせるようなことをするわけがない。
しかも再度米国にインフレ懸念が出始めているのに、だ。
レートチェックで貸を日本に作った。次は見返りに円政策金利の引き上げを要求してくるか。うなると長期債市場が危ない。
ちなみにドルが弱くなって円がもっと過激に弱くなるから$円は急上昇。
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-26/T9GMCDKIJHCW00?srnd=jp-homepage
3.「中道の唱えるジャパンファンドには原資がない」
この動画を見る限り、岡本氏は政府の財務諸表の委託金以外に、GPFが別に受託金を保有していると誤解しているのではないか?すなわち岡本氏が110兆円があるとされる現預金は既にGPFに委託されて運用されている。 そのお金をジャパンファンドで運用すると言うのであれば、運用元がGPFからに変わると言うだけの話 消費税減税に当てるだけの財源などどこにもない。消費税を減税すれば赤字国債発行増加につながり、それを日銀以外で吸収するのは無理である。 日銀の国債購入による通貨の追加発行で円の価値をますます希薄し、物価は上昇する。 中道に限らず消費減税が物価上昇を加速することに触れない政党はすべて信用がおけない。
4.「世界に日本の危機を世界に浸透させたこの2週間」
日本の長期金利急騰が米国を慌てさせた事実、円の急落に対し米国のレートチェックという珍しい関与、その後の円の急騰というボラテイリティーの増大、そしてそれに伴う株価の下落(まだたいしたことないが)で世界が日本の「緊迫した情勢」を認識してしまった2週間となった。 世界のマーケットがほぼ能天気で対してきた日本の財政、日銀の財務内容を世界中に知らしめてしまった。 日本に対する能天気とも思えた楽観論は霧散し、世界が日本経済の足を救おうと虎視眈々と狙う状態となってしまった。 ほんのちょっとのきっかけで日本売り(トリプル安)が起こる可能性が高まった。 元はと言えば、財政規律の無視と財政ファイナンスで危機を先伸延ばしにしてきた話が限界に来ただけの話なのだが、この期に至っての「減税論」、「バラマキ論」が引き金を引いてしまったようだ。
5.「円高になれば株安が進行する」
(昨晩書いたX)
円高が50銭弱出してないな進んでシカゴ日経は東京クロージングよりも500円安。さらに円高が進めば日本株価は急速に利確が始まって下落するとおもわれる。株価のみで保たれている日本経済は危機に陥る。何はともあれ歪みがたまり過ぎていて、どこかのネズミを叩けば、他のネズミが出てくる。ネズミ叩き機フル回転。 私が日本経済臨界点を超えていると言う理由。
6.「政治家が市場の怖さを知らなさすぎる」
本日の1面トップ記事。「『市場の警告』軽視」
日経新聞の感じる危機感がひしひしと伝わってくる。政治家が市場の怖さを知らなさすぎる。

7.「東京23区の新築マンション販売価格前年同月比36.7%上昇」
朝6時のNHK ニュースで先月の東京23区の新築マンションの販売価格は前年同月比36.7%上昇だったとのこと。バブル期と似てきた。当時は資産価格の高騰で狂乱物経済となったがCPI は0.5%と今よりはるかに低かった。 毎年為替が30円から40円づつ円高になり資産インフレのインフレ効果を円高というデフレ効果が相殺していたからだ。今は尋常ならざる実質金利の低さと、資産インフレなのに円安方向、日銀は物価コントリール能力を失っているのに、政府は減税等物価上昇加速政策をとっている。 とんでもないインフレ時代がやって来るだろう、その結果(もしくはその前かもしれないが)日銀の債務超過でハイパーインフィレも、とあいかわらず思っている、
https://x.com/i/status/2015649148700332037
8.「口先にせよ実弾にせよ、介入が効かなくなる段階がくる」
本日、以下のツイートを私のX にいただいた。
「口先にせよ実弾にせよ、介入が効かなくなる段階がきます。藤巻フェーズ」
以下のように注釈をつけた。
「投稿者の潮田さんは、元毎日新聞経済部長、元論説委員長。クールでエスプリの効いたコメントをされる方。歳が同じせいもあってか気があう。 最も気が合うと思っているのは私の方からの一方通行の思いなのかもしれないが(苦笑い)」
9.「金融論、財政論はイデオロギーも、政党の主義も関係ない。 正しいか正しくないか?だけ」
以下のリツイートが私のX に来た。
「財政破綻を煽って高市政権から変えたいんだろうが日本の国家貯蓄は2025年世界1位、日本の家計金融資産は世界2位の規模です、破綻破綻と煽るのは違うんじゃないの」
以下のように返信した。
「どの政党を応援しているから、その政党の金融政策を是とする、などという発想を私はもっていない。金融論、財政論はイデオロギーも、政党の主義も関係ない。 正しいか正しくないか?だけだ。 私は確立している学問の教えを大破りする政策にはマーケットが天誅を与えるとおもっている。 それだけ。 長年マーケットのど真ん中にいた経験からそう言っているだけ」。
10.「インフレ税で財政再建」
本日、以下のツイートを私のX にいただいた。
「インフレで日本人の財産を巻き上げるとすればそれはもうシンバブエや蒋介石が独裁でやったことと同じ」
以下のように返信した。
「JP モルガンを辞めていた2002年、神戸大学の経済学部教授(後に経済学部長)の先生に依頼されて半年間、2週間にいっぺん神戸を訪れ、神戸大学で「デリバティブ」の講義をさせていただいた。授業後に小磯良平美術館か兵庫県立美術館の小磯良平室を訪問するのが楽しみだった。その教授は「藤巻さんは私の金融の先生です」とおっしゃってくださった。
その教授は当時「日銀や財務省の偉い人は。毎年5~7%のインフレで財政再建を狙っているのではないでしょうか?」と考えていらっしゃった(7%のインフレが続けば10年で物価は2倍、政府の借金額は名目は同じでも実質は半分)。インフレ税による財政再建ビ関しては私は同じ意見(増税を嫌う意国民性からしてそれしかない)だったが、私は「インフレが加速していったとき5~7%で止めるられるとは思えません。7’%になったらその後、10%、20%になってしまいます」と議論した(この辺は、何度も自著に書いてきた)
日銀が、異次元緩和を開始した2013年以降は私はそのことを確信した。
禁じ手中の禁じ手である財政ファイナンスに手をつけてしまった以上、政府・日銀にそれを止める能力は無くなっている。
日銀を廃し新しい中央銀行を作るしか出口はない(=円の紙くず化)。ドイツが終戦後、ハイパーインフレを抑えるために取った手法である」。
11.「既にインフレ税は導入済」
以下のリツイートが私のX に来た。
「国民の資産を奪えば政府は破綻しないと言いたいの?」
以下のように返信した。
「今、そうやって国は、実際、財政再建を図っているではないですか?高市氏は祖r手を加速しようとしているではないですか。インフレとは債権者から債務者への実質的富の移行。債権者は国民。日本最大の債務者は日本政府。
1000万円借りている個人タクシー運転手さん(
債務者)はタクシー初乗りが1000万円のハイパーインフレになれば一人お客さんを乗せれば借金返せるからラッキーだけど、10年間汗水たらして1000万円貯めた人(債権者)は1回タクシーに乗ればパーだから泣き」
12.「日本の家計の金融資産増の裏には将来の納税義務増加というインタンジブルライアビリティ」
以下のリツイートが私のX に来た。
「日本の家計(個人)の金融資産総額は、日本銀行が公表する資金循環統計に基づいて把握されており、最新のデータ(2025年9月末時点)では以下の通りです。
– 家計の金融資産残高: 2,286兆円
(前年比 +4.9%増、過去最高を更新
家計資産だけで利息は莫大になる」
以下のように返信した。
「日本の金融資産総額には将来の政府の徴税権(将来の増税)というインタンジブルライアビリティが計上されていない。 一人10万円のバラマキの時など個人金融資産は増えましたが、その分見えない負債(将来の増税額で政府に払う税金。当然バラまきによって増えているはず)が計上されていません」
13.「円価値の棄損によっての通貨の破綻が」
以下のリツイートが私のX に来た。
「自国通貨建ての国債を発行できる日本において、供給能力が健在である限り、終戦直後のような物理的物資不足による破綻は起こり得ない」
以下のように返信した。
「そう。しかし終戦直後のように円の価値の棄損によっての通貨の破綻は起こる。
昭和21年の新券発行は、同じ「円」という単語を使っているから多くの人が混同しているが「旧円」と「新円」は全く別のモノ。
旧円は紙屑化した。法定通貨じゃなくなったのだから。
福沢諭吉から渋沢栄一への移行とは全く違う(今でも両方とも法定通貨)」
14,「ドルは紙屑にはならない」
以下のリツイートが私のX に来た。
「円が紙屑になるときはドルも紙屑になるからアメリカも焦ってるってこと理解してない経済評論家やばいな」
以下のように返信した。
「ドルも弱くなる(=インフレになる)とは思いますが、中央銀行がしっかりしているから紙屑にはなりません。紙くずになるのは中央銀行が信用を失って、法定通貨で無くす(新しい法定通貨を作る)時だけです。 為替はコインと同じで、表と裏は同時に出ませんから円が紙屑になりドルが弱含むのならドル円は天文学的に上昇します。
ついでながら私は経済のコメントはしますがそれを仕事にしているわけではないので経済評論家ではありません。元ディーラー―です「
15.「いつから財政破綻を言っているのか?」
以下のリツイートが私のX に来た。
「いつから財政破綻言うてんの?」
以下のように返信した。
「このままいくと財政破綻になる」と言い出したのは1997年。タイが―ファンドの故ジュリアンロバートソン氏と激論した後からですね。彼の主張の方が正しいと思って、JP モルガン東京で持ている保有国債全部売りました。
あの時に政治が言うことを聞いてくれて財政規律を尊重してくれている大惨事など起こらなかっただろうに、と思うと残念でなりません」
16.「家計金融資産が大きいからハイパ^インフレで国は財政再建が出来る」
「日本の家計金融資産は世界2位の規模」なのは事実だと思います。そして日本の家計金融資産で日本国政府の負債を穴埋めすれば日本国政府は大助かりです。ですが日本国民は悲惨な目に合うと私は思います」
以下のように返信した。
「そうです。それがインフレ税であり、大増税はハイパーインフレ税です。
日本の家計が多くの資産を持っているからこそ家計の資産を国家の資産にハイパーインフレで移管して国は持続可能なのです。家計の資産= 国家の負債ですから、家計の資産はなくなりますが、国家の負債もなくなり究極の財政再建がなるのです。しかし家計は地獄。
17,「黒字or 白字?」
以下のリツイートが私のX に来た。
「黒字だよ!「放漫財政」根拠教えて?」
以下のように返信した。
「昔、レストランでグラスのハウスワインを頼んだとき、赤にしますか白にしますか?と聞かれて黒と言ってしまって赤面したことがある。 ところで、貴兄は雪の雷鳥と言うネームそうだが、雪の中の雷鳥を貴兄は黒い鳥と言うのですか私はあの色は白だと思ってました」

