日銀がなぜ「国債の無制限買い取りを決定」したのか?他

2020年07月27日

1.日銀がなぜ「国債の無制限買い取りを決定」したのか?

昨日、「異常な状態にも関わらず日銀が先日「国債の無制限買い取りを決定」されましたね。 何故なのかとても興味深いです」との質問がtwitterに来たので、以下のように回答した。「コロナで巨大財政出動をした以上、増税をするか日銀が買うかしか財源の選択肢はないからです。ゼロ%の国債など日銀転売で鞘を抜く目的以外、民間は買いませんので」

2.新興国、国債発行倍増へ

日経新聞は警告を新興国向けの話として書いているが、日本は新興国を含めた世界の中で異次元ともいえるほどの断トツの(実質)財政ファイナンスを行っている。国債発行残高の半分も中銀が買っているのだ。日経新聞の、この警告は、まずは日本に向けられるべきだろう。「中銀が財政赤字を穴埋めする『財政ファイナンス』と呼ぶ状態が定着すると、政府が中銀を『打ち出の小づち』のように使って野放図な財政拡大を続けることになる。市場のインフレ懸念を高め、海外資金の流出を通じて通貨急落を招きかねない」。日本では日銀の債務超過による円暴落だろう。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61927170W0A720C2NN1000/

3「お金の守り方」

土曜日の日経新聞に「コロナショック&X デーを生き抜く『お金の守り方』」(PHPビジネス新書890円(税別))の宣伝が載りました。私の本には興味がなく初めて表紙を見た家内に「変な顔」と言われましたが、元ボスの橋下徹さんの本の隣に載って光栄です。お金の守りかた 宣伝

4.現代美術作家・杉本博司氏

日経新聞「私の履歴書」、今回は現代美術作家・杉本博司氏の連載だ。杉本氏と立教高校のクラスメートでNY でもルームメートだったデザイナーの佐藤忠敏ご夫婦と親しくさせて頂いている。そのせいで本日の日経に書かれている杉本文楽他、日経で連載で紹介された杉本作品は佐藤さんの解説付きでほとんど見ている。だから今「私の履歴者」が毎朝の楽しみ。https://www.nikkei.com/article/DGXKZO61816400S0A720C2BC8000/