「インパール作戦継続中」「健全財政だったドイツでも財政が心配。日本は、どうなる?」

2020年08月29日

1.インパール作戦継続中

新聞には「財政・金融政策に変わりはない」とのコメントのオンパレードだが、当たり前。異次元緩和(=日銀の国債爆買い)を緩めれば、政府の資金繰り倒産だし、長期金利を引き上げれば日銀の債務超過。共に円暴落。インパール作戦継続中。

麻生大臣が後継を固辞とのニュースもあったが日本財政の窮状を財務省から聞いていれば貧乏くじは引かない。

安倍首相が辞めても、なんら変わりなく百日紅の花は咲く。庭の百日紅満開百日紅

2.健全財政だったドイツでも財政が心配。日本は、どうなる?

ドイツ・メルケル首相が「コロナ禍はドイツ財政に困難な課題を突きつけている」と語ったそうだ。均衡財政を憲法に掲げ、今まで健全財政だったドイツでは「これまで講じてきた対策については財政余力の範囲内」だったそうだが、将来が不安だったという。平時に借金を積み上げ、余力どころか世界最悪の財政状況で、瀕死の状態だったところでの財政出動をしてしまった日本はどうなるのか?安倍首相が、投げ出したくなるのもわかる。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-08-28/QFRSGUT0AFB701?srnd=cojp-v2

3.(金利が上昇すると日本はどうなるか:統合政府で考えると日本は危険極まりない)

こんなに金利の低い時に、政府が一所懸命、長期固定国債で低金利資金を調達しているのに、日銀が、その国債を買い取って、日銀当座預金残高(超短期資金)を増やしている。統合政府で考えると、政府の負債と日銀の資産が相殺されて、日銀の負債に日銀当座預金が残る。これから金利が上がろうという時に、統合政府では超短期(日銀当座預金)で資金調達をしていることになる。最悪の状況。