米国長期金利が再度上昇

2020年12月02日

米国長期金利が再度上昇

この1~2週間、少し下落していた米国の長期金利だが、一昨日の0.84%から昨日は0.922%まで上昇した。再び1%超えを伺い始めた気配だ。上がりたくてしょうがないように思える。当たり前だろう。これだけ世界中でお金をじゃぶじゃぶにすれば法定通貨の価値が下がる。法定通貨に近い(=インフレに弱い)長期国債の価値は下がる(=長期金利は上がる)。米国長期金利の上昇につられて日本の長期金利がほんの少し上昇すれば、日銀は債務超過(時価評価)になる。そうなれば世界はその発行する通貨・円を全く信用しなくなる。円暴落でハイパーインフレだ。日銀は簿価評価だから大丈夫だと強弁するが、欧米で簿価会計などは前世紀の遺物だ。時価評価で判断する。