本日 第2弾(債券保有者は爆死=長期金利上昇か?)

2021年01月20日

今朝は第1弾も朝更新しております。そちらも読んでいただければ幸いです。

Higher inflation is coming and it will hit bondholders(債券保有者)」

経済やマーケットに関して、しばしばTV や雑誌等でコメントを出す米国では著名なペンジルバニア大学ウォ―トンスクールのJeremy Siegel教授が「Higher inflation is coming and it will hit bondholders」という論考を昨日、出した。債券保有者は十分すぎるほどの注意をしないと爆死と言う内容だ。Jeremy Siegel教授のコメントの最後が強烈だ。「The multi-trillion dollar war on Covid-19 was not paid for by higher taxes or bond sales to the public. But there is no such thing as a free lunch. It will be the Treasury bondholder, through rising inflation, who will be paying for the unprecedented fiscal and monetary stimulus over the past year.(藤巻の勝手訳:コロナ対策の莫大な支出は増税や民間への国債売却では賄いきれない。しかしフリーランチはない。コストを支払うのは、空前の財政出動と金融緩和によって生じるインフレーションの発生により打撃を受ける債券保有者だ)」

日本でコストを払うのは、発行国債の半分以上を保有する日銀(円の大暴落=ハイパーインフレーション)であり、国債からの撤退が続いているとはいえ、まだ国債保有の多い年金だ。要は国民が財政再建を軽視した(=世界最悪の財政)政策ミスのツケを払わされるのだ。