1「財政状況はきわめて深刻 (黒田日銀総裁)」
ここまで来ると音を上げて。ついに本音をしゃべらざるを得なかったのか?日銀倒産の際の責任回避の布石を敷き始めたのか?
2.「本日『藤巻健史の資産運用大全』発売」
黒田総裁の発言を聞いて心配になった方、是非ご一読ください。「財産救命マニュアル」です。危機が来た時は、一般的な資産運用法は通用しません。「日本売り」に備えた方法こそが有効です。基本的な金融の仕組みを知ることも身を守る手段です。
3.「IT 王国インド」
先日来、欧米人は日本の電線をとても醜いと言っていると書いてきたが、インドよりはマシ。以下、JPモルガン時代のボス、マーカス・マイヤーの娘さんがインドで撮ってきた写真。「これでIT 王国?」との娘さんのメモに対し、マーカス曰く「どの線をどの線につなぐかがわかる頭の良さがあるからね」
4.「出口を議論さえしてこなかった日銀」
本日の朝日新聞・原編集委員の「(多事奏論)異次元緩和8年 泥沼からの出口はあるか」は読むべき記事だと思う。
「先週の日銀記者会見で黒田総裁に質問した。総裁はずっと『出口論は時期尚早』と繰り返してきたが、8年たってその言い訳はさすがに通用しないのではないか――。 『現時点で大幅な金融緩和の出口を検討するのは時期尚早だと思う』。返ってきたのはいつもと同じ答えだった。 総裁は「欧米もみな10年越しで金融緩和を続けている。いま出口に向かっている中銀はない」とも強調した。この説明は正確ではない。たしかにいま出口に向かう中銀はないが、米欧中銀は一昨年まで必死に、着実に出口に向かって歩んでいた。まともに議論さえしてこなかった日銀とは違う」
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14778300.html?_requesturl=articles%2FDA3S14778300.html&pn=2