「え、え、え、すべての国民が接種できるには来年春までかかる?それなら円は独歩安」「債券の人気低下鮮明」他

2021年04月20日

1.「え、え、え、すべての国民が接種できるには来年春までかかる?それなら円は独歩安」

日テレニュースによると自民党の「下村政調会長は、党の会合で、ワクチン接種について、「自治体によっては(略)、65歳以上に限定しても、今年いっぱいか、場合によっては来年までかかるのではないか」「このペースでいくと、すべての国民が接種できるには来年春くらいまでかかるところもあるかもしれない」と述べたそうだ。え、え、え?こんな事態になれば、世界に日本経済回復の断トツ遅れ(=ワクチン接種率は今や、経済回復力と同義語のように捉えられている)が明白になり、円は独歩安だ。もっとも景気回復の遅れにより日銀の崩壊が遅れ(=景気回復で長期金利が上昇したら日銀は莫大な評価損発生でアウト)、黒田総裁は任期中の日銀崩壊を避けられると喜んでいるのかも?(皮肉)

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e8%87%aa%e6%b0%91-%e4%b8%8b%e6%9d%91%e6%b0%8f-%e5%85%a8%e5%9b%bd%e6%b0%91%e6%8e%a5%e7%a8%ae%e5%ae%8c%e4%ba%86%e3%81%af%e6%9d%a5%e5%b9%b4%e6%98%a5-%e3%81%8b/ar-BB1fOKqm?ocid=UE09DHP

 2.「債券の人気低下鮮明」

昨日のブルムバーグニュース。「ナショナル・セキュリティーズのチーフ市場ストラテジスト、アーサー・ホーガン氏は『債券資産を選好する合理的理由を見つけるのが難しくなっている。金利が上昇するだろうというのが市場の一致した見方だ』と話したそうだ。完璧にAgree. 長期債を買い向かうのは簿価会計の日本人機関投資家のみになるだろう。バブルの末期、日本人の間に「日本アンカー論(日本の利上げはドル暴落懸念を再燃させるから主要国の最後となるだろう論)がはやったことを思い出す。日本では永遠に金融緩和が続くとの幻想が生まれたが、幻想は崩れ、多くの投資家が致命的な傷を負った。歴史は繰り返す。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-04-19/QRR4U3T0AFBF01?srnd=cojp-v2

 3.「ここでもダントツのビリ」

ワクチン接種率 英国49.2%。米国40%、カナダ24.1%、フランス18.7%、スペイン19.1%、フィンランド 23.9% , 日本1%。日本得意の先進国で段トツのビリ。40年間でGDP世界断トツのビリ成長。一方、財政赤字は段トツの世界ワーストNO1, 中央銀行のメタボぶり(金のバラマキ過ぎ)も段トツの世界ワーストNO1。なぜ何でもビリなのか?をなぜ議論しない。こんな優秀な民族が世界平均ならまだしも、なぜなんでもかんでも段トツのビリなのだ?

https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/vaccination-rollout-and-access/