「さらなる長期金利上昇は円の終焉」「ファンダメンタルよりも需給が影響する日本国債マーケット」他

2026年07月06日

1.「さらなる長期金利上昇は円の終焉」

本日の朝6時のNHK ニュースで長期金利の上昇の解説をしていた。

今の日本の国難ともいえるトピックだから、積極的に取り上げたのはさすが、と思わざるを得ない。

しかしながら、まだ甘い点もあった。長期金利の上昇による弊害として①住宅ローンを固定金利で借りるのが難しくなる②政府の支払い金利が急増し財政が悪化しか上げなかった点だ。

最大の問題は日本最大の国債保有者である日銀の財務がめちゃくちゃになり円の信用失墜、紙くず(=ハイパーインフレ、1ドル=1兆円の世界)と同じになってしまう点だ。

さらに株価が長期金利上昇に耐えられなくなり下落すれば日銀財務は悲惨も最たるものになる。

 

2,「ファンダメンタルよりも需給が影響する日本国債マーケット」

私がマーケットで勝負をするときはファンダメンタルズが最大の決定要因であり需給は相場の綾だと思っている。それは私が一時所属したソロスファンドのニック・ロディッティ、ドラッケンミラー、その弟子だった現米財務長官のベッセント氏も同様だ。

しかし現在の日本の国債市場のように市場原理(儲かる儲からないが行動の動機とならない)が働かない政府や中央銀行がマーケットを牛耳っている場合(=計画経済)ではそうはいかない。

日銀がどれほど国債を購入するかで金利は決まる。

日銀の国債保有額の減少が10年金利がマイナスから2.8%まで上昇してきた理由である。

そして日銀は、来年4月からはさらに購入量を減らし、現在の半分くらいしか国債を購入しないないと言っている。長期金利はまだまだ相当に上がる。

ちなみに現在の国債購入額を半分に減らしても(=過剰流動性の回収)、まだまだ過剰流動性は残っている。お金がじゃぶじゃぶで物価上昇を抑えられない。

過剰流動性(=大きな日銀当座預金)の解消には異次元緩和前の水準まで国債保有額を減らさねばならないのにその状態には程遠いからだ。

(注・日銀当座預金残高を減らす(=市場にばらまかれたお金の回収)には国債のランオフか売りオペしかない)

長期金利が上昇すれば日銀の財務がめちゃくちゃになり円は信用失墜し、紙くず(=ハイパーインフレ、1ドル=1兆円の世界)となる。

 

3.「早起き」

以下のようなリツイートを私のX にいただいた。

「早起きだね。午前3時くらいに一回ポストして消してたから」

以下のように回答した。

「リスクテーカーとして現役の頃は夜中に20回は起きて相場をチェックしていたからね。 私は長期的viewでリスクを取っていた人間だし、なにか重大事件があればニューヨーク本店やロンドン支店からの電話(ベットの横にあった)でたたき起こされるからわざわざ20回も起きる必要はなかったんですがね。リスクテーカーの性ですかね。 でもそれは現役時代の話で今では3~4回しか起きません。起きる理由はトイレに変わりましたけど」