「15日、16日のFOMCでサプライズは本当にないのか?」

2021年06月14日

「15日、16日のFOMCでサプライズは本当にないのか?」

「テーパリングが議題になっているというわずかな兆候すら、10年物利回りが3月以来の低水準を付けた米国債市場にとってはひどい衝撃となるだろう」「米国債相場の底堅さにトレーダーらを首をかしげていた。ミシュラー・ファイナンシャル・グループのトニー・ファレン氏は、市場は『無敵』に見えたと言う。相場上昇は特に理由が見当たらないばかりか、予想以上に強いインフレ指標、大規模な入札、S&P500種株価指数の最高値更新にもかかわらず続いた」彼らの見方に私は大いに賛成。資産インフレが景気に非常にポジィティブに働くのは日本のバブル(1985年―90年)で実証済み。当時、当然ものすごいインフレになるはずだったが、3年間で129円も進んだ円高という超ド級のデフレ要因がインフレ加速を防いだ。今の米国には過激なドル高というデフレ要因が無い。私は米国のインフレはFRBが考えているよりもマーケットが考えているよりも、相当強烈なものになると思っている。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-14/QUO4IWT1UM0W01?srnd=cojp-v2