「ついに『税収の約半分が国債費に消える時代に』」「テーパリングの日本語訳やっと変更」

2021年08月26日

1.「テーパリングの日本語訳やっと変更」

連日、「あらゆるマスコミがテーパリングの訳を間違えている」と指摘し続けてきたら、本日、ブルムバーグが日本語訳を変更してきた。テーパリング(量的緩和の縮小)からテーパリング(債券購入の段階的縮小)に正しく直したのだ。さすがブルムバーグ。まだ「テーパリングの開始(量的緩和の縮小)」と書いているマスコミは。みっともない。無学をさらすようなもの。マスコミとしての質を問われる。

 

2.「ついに『税収の約半分が国債費に消える時代に』」

22年度の概算要求では、過去最高の110兆円超の歳出となったそうだ。そして、国債費(元本変足&失払い利息)はなんと30兆2362億円。2021年度の税収予想は、57.6兆円、税外収入予想が5.5兆円だから、税収の約半分は、過去発行した国債の後始末に消えることになる。ますますこの割合は増えていくだろう。若者はかわいそう。過去発行された国債の後始末のためだけに働き、大増税となる税金を払うことを余儀なくされるのだから。もっとも若者が多いと思われるMMT 論者が、「どうぞ、どんどん国債を発行して財政出動してください。私たちが後始末をしますから」と言ってくれているのだから、我々高齢者は、そのご厚意に甘んじてもいいのかしらん(もちろん皮肉)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA253580V20C21A8000000/