「国債未達『この国が破産する』」他

2021年10月04日

1.「国債未達『この国が破産する』」

昨日は、自粛明けで街が浮き浮きしていた感じ。私も朝、明日更新の「プレジデントオンライン」原稿の最終チェックをした後テニスへ。夜は近所の魚料理店。そこで偶然出会ったのが犬仲間夫婦と幸田真音さん夫婦の4人連れ。幸田真音さんは2000年発売の「日本国債」でベストセラー作家となった方だ。国債未達未達(国の募集総額に対し応札額が大幅に不足)を題材にした小説だ。

「もうすぐ、幸田さんが小説に書いたことが実現しちゃいそうですね」「そうですよね~」と会話した。私が、JPモルガン勤務の頃、幸田さんは同じ米系投資銀行だったバンカーズトラストの債券ディーラー。素人同士の会話ではない。

 

2.「Xデイのとき、IMFは日本を助けてくれるか?」

数日前、以下の質問をtwitterにいただいた。「X デイが来た時、IMFに救済してもらうことはありえないんですかね?」私の回答は以下の通り。「ばらまきまくった放漫財政でこうなったのですから、ものすごく厳しい緊縮を強いられた後の話でしょう。年金、健康保険は無しとか、生活保護支給を今の4分の1レベルに下げろとか。なぜ放漫財政のつけを外国人の税金で助けるんだ?ハイチのように1日1ドル以下で暮らす人がいるのになぜハイチの代わりに、なぜ豊かな日本人を助けるの?という話です」

 

3,「日本は大きな国だからIMFは助けてくれるのでは?」

IMF nの援助に関する返信をTwitterに書いたところ、日本は大きな国だから、IMFは助けてくれるのでは?」という趣旨のリツイートをいただいた。私の回答は以下の通り。「ギリシャ国債は多くのEU 諸国が保有しているのとは違って、日本国債を保有している外国人は、あまりいませんからね~。自国の金融システム不安が起こるリスクは小さいので、かってにコケれば、ではないでしょうか? それに欧米の金融機関はG7の国や中央銀行でも倒産するという前提で取引枠を設けていますから、そんなに大きなエクスポージャーは無いはず。かつ、日銀の財務状態を見ながら、債務超過になりそうだったら、スーと取引縮小を図るでしょうし。逆にキャリートレードを始めて儲けてお仕舞では?Japan as NO1と言われたころの日本とは違います。世界経済への影響力は残念ながら、それほど大きくありません」。