「日銀総裁人事」「インフレ懸念再燃 米長期金利は3.68%に上昇」「国債市場崩壊か?」他

2023年02月08日

1.「日銀総裁人事」

12月だったと思われていた次期日銀総裁発表が来週に延びたと思っていたら、あれ~、月内に延びたの?雨宮さん、「白装束を着ての切腹」はやはり嫌で固辞しているのか?雨宮さん固辞は日銀財務がいかにひどいかを世界に喧伝することになる。円の終焉。雨宮さんは新中央銀行の総裁の方がいい。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68276800X00C23A2PD0000/

 

2.「インフレ懸念再燃 米長期金利は3.68%に上昇」

金融日の雇用統計発表前には3.33%にまで低下していた米国長期金利は雇用統計以降、上昇を続け、今や3,68%だ。再度インフレ懸念が高まってきつつある。FED の金利引き上げスローダウンは早すぎたのだろう。お金が市場稀なほどにジャブジャブなのだから、インフレなど簡単に収まるはずがない。ちなみに円金利が米国同様、0.35%も上がれば、8,8兆円だった保有国債評価損が20兆円近くになるのではないか?近代史では見たことのないような異次元の巨額損失だ。そんな中央銀行とその発行する紙幣の信用が守られるとは、日銀幹部は誰も思ってもいないだろう。

 

3.「国債市場崩壊か?」

素人の方にはわからないかもしれないが、かなり重要、大変なニュースだ。財政。金融界は至るとこでほころびが顕在化している、国債市場も然り。入札参加者がヘッジ不能で参加できなくなればデフォルト発生だ。政府の資金調達手段の崩壊。財政破綻を2013年に異次元緩和という名の財政ファイナンスで危機先延ばしをしたツケだ。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68280990X00C23A2EN8000/

 

4「経済産業省が価格交渉や転嫁に後ろ向きな企業名の公表」

え~、資本主義国家がこんなことするの?価格は市場が決めてこその資本主義国家じゃないの?価格転嫁等に政府が口を出すのは社会主義国家か、警察国家だと私は思うけど。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0744M0X00C23A2000000/

 

5,「再び遅れをとったかFRB?」

昨日の日経新聞夕刊。米国市場の今の感覚はこれでしょう。「人々は突然『FRBが再び後れを取ったかもしれない』というリスクに目覚めた」。ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのチャーリー・マケリゴット氏は市場の雰囲気の変化をこう解説する」。「インフレは一時的だ」とインフレを甘く見た昨年のFRB の失敗againのリスクだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0700G0X00C23A2000000/

 

6「通貨の信認を測るのに統合政府で見るべきか?」

昨日、私のtwitterに以下のリツイートが来た。

「(為替予想をする際に)なんで政府全体のバランスシート見ないんですか?日銀単体で完結しないのに」

以下のように回答した。

「通貨が紙切れになるか否かは、その発行体の財務内容ですから。政府は通貨の発行体ではありません。終戦後のドイツは国力も政体も変わっていないのに、中央銀行をライヒスバンクからブンデスバンクに変えた(ライヒスマルクは紙切れ)だけで通貨の信認が回復しましたから」

 

7「ドル紙幣など鍛冶屋泥棒が怖くて持っていられない」

昨日、私のtwitterに以下のリツイートが来た。

「藤巻さんの自宅には、たくさん、ドル紙幣が保管されてるから、日本円が紙屑になって銀行がバタバタ倒れても大丈夫ですね。 ん?待てよ? 銀行が潰れたら、藤巻さんのご自宅の米ドルは、誰が換金してくれるんだ? あ、日本の通貨が米ドルになるから、心配ないか。 なんだそりゃ」

以下のように回答した。

「ドル紙幣など保管していませんよ。そんなことしたら火事や泥棒が怖くて生活快適度が低下しますから。Xデイ後は、一時時的にドル決済が主流になりいろいろな人や機関がドル紙幣を日本に持ち込んでくるでしょうから$MMFなどのドル資産さえ持っていれば今ドル紙幣を持っていなくても大丈夫。私がドルのMMF や海外不動産を持っているのは新中央銀行が出来て新紙幣が出来た時に適切な為替レートでドルを新紙幣に変え、新円預金などをするため。それに将来的には現金は日銀デジタルに変わると思っているので現物紙幣など無くなると思っています」。

 

8「日本でドルでの支払いが出来るのか?」

昨日、私のtwitterに以下のリツイートが来た。

「しかし、円以外の外貨は日本国内では使えません」

以下のように回答した。

「使えます。昔は円決済しか出来ませんでしたが、お金の受取人(=モノの販売者)が合意すれば、ドル決済可能です。逆にハイパーインフレ時代は円決済など出来なくなるでしょう。円ではモノを売ってくれなくなるからです」。

 

9.「主張に基づいた資産運用をしているか?」

昨日、私のtwitterに以下のリツイートが来た

「この人が資産のほぼすべてを外貨建てにして主張してるなら、僅かながら説得力増すかもよ(笑)」

以下のように回答した。

「私に限らず、日銀OB、財務省OB や経済界のトップの多くの方は、私の知る限り、かなりを、外貨に換えていると思っていますが。(財務省OB である高橋洋一さんだけは外貨に換えていたら私は怒りますが)」

 

10 「円安を決定づける要因の重要度」

昨日、私のtwitterに以下のリツイートが来た

「ファンダメンタル要因での円安を主張してきた藤巻氏が金利差に注目している」

以下のように回答した。

「私が一貫して言っていたのは、日米金利差で180円から200円へ、 お金バラマキ継続(日銀)VSお金回収(他国中央銀行)で400円~500円へ、日銀破綻で天文学的数字(=円の紙切れ化)へ。すなわち円安になる理由の重要度として①日銀の債務超過>QT VS QE>日米金利差」

 

11「アメリカの債務上限問題」

昨日、ワタシノツイターに以下のリツイートをいただいた。

「アメリカの債務上限問題によるデフォルト懸念についてはどのように捉えていらっしゃいますか?」

以下のように回答した。

「米国は自分たちで、国債発行上限を設定する常識ある国です。EUもマーストリヒト条約があります。日本だけは自ら律することも出来ない(このような制限を自ら設定することもない)情けない国だと思います。だから国債を垂れ流し、財政状況は世界ダントツで悪い」