「週刊文春にコメント」「文春WEB 版」「日銀はインフレに割りばし1本で戦うか、または素手で戦うか?」

2024年03月14日

1,「週刊文春にコメント」

先日、SNS に「昨日、電話がかかってきた。話し終わった後、ちょうど実家に帰っていた次男(医者)から『誰と電話していたの?え、文春?文春から電話がかかってくると、政治家は心臓が止まると聞いていたけど、お父さんはずいぶん楽しそうに話していたね~』と言われた」と書いたが、その時の突然の電話インタビュー内容が先週号には載っていなかったので、没なのかな?と思っていたが本日の発売号に1ページにわたって載せてくださった。

一部紹介すると「でもマイナス金利解除なんて、“豆鉄砲”というか“空砲”に過ぎない。市場金利、つまりマーケットの金利を操作するために政策金利があるわけです。(中略)日本の政策金利は現在マイナス0.1%ですが、市場金利のオーバーナイトコールレートはマイナス0.005%程度で、もうほとんどゼロ金利です。そういう状況で政策金利マイナス0.1%を0%にしたところで、市場金利もマイナス0.005%から0%になるだけ。つまり,『マイナス金利を解除した』という言葉のインパクトはありますが、実質的には何も変わらないわけです」

「一番の問題は、日本のインフレが加速しても日銀が何もできないこと。究極のインフレ時代の到来です。国民生活は地獄です。日銀はお金を引き上げられないから、ジャブジャブお金が溢れ、株価は当面もっと上がっていくでしょう。その間は良いかもしれない。でも、その先に何が起こるか。前回のバブルの繰り返しです」

週刊文春

2.「文春WEB 版」

本日発売の週刊文書のWEB記事です。”伝説のトレーダー”藤巻健史「政策金利は引き上げても0.25%」「暴落リスクがある。あえて買うなら…」 《“マーケット3賢人”が緊急解説》

https://bunshun.jp/denshiban/articles/b8199

 

3,「日銀はインフレに割りばし1本で戦うか、または素手で戦うか?」

ビジネススクールに留学時代、親友が寮の目の前でナイフ強盗にあった。犯人らしき男が捕まり面通ししたら、警察に「命あってよかったですね。今までも何人も刺した男でした」と言われたそうだ。後日、剣道4段の彼は「あの時、割りばし1本さえ持っていれば」と、うそぶいていたが、私は知っている、彼が面通しの時でさえ、ぶるぶる震えていたことを。

日銀のマイナス金利政策解除は、インフレに対し、割りばし1本で戦うようなもの。実効性は何もない。全く武器にさえならない割りばしを出す時期を検討する、というだけで、割りばしが小刀のような幻想を振りまいているだけ。実行すれば小刀が割りばしだとばれてしまう。

割りばしをいつ出すかなどを一所懸命、議論する新聞や識者は金融をちっともわかっていない。