「今後1年間でmもう一回しか昨日規模の介入は出来ないのか?」

2024年04月30日

(ここに述べる意見/分析は私が所属する政党の公式見解でも分析でもありません。私の個人的見解・分析であることをご理解ください)

本日夕方発砲された5月1日の日銀当座預金の動きは短資業者の推計と5兆5000億円の乖離があった。この額が4月29日の介入規模だと推測される(日本時間4月30日午前零時以降の介入額がこの金額に含まれているのか否かは私の実務経験では、勉強不足でわからない)。

だとすると、今後1年間の介入可能額は昨日程度が、あと1回だけだと思われる。それ以上の介入は資本主義国家として、守るべきルールの範囲を超えてルール違反だろうからだ。もし今後、昨日程度の介入時には、すさまじいドル買いが起こるだろう。今後1年間のうちの最後の大規模介入だからだ

為替介入は出来ないわ、日銀は金利をシミ程度しか上げられないわ(=上げればすさまじい債務超過の可能性があり、日銀とその発行する通貨の信用は地に落ちる)となれば、日本はインフレに打つ手なしとなる。日本、万事窮すか?

財政規律を無視し、財政ファイナンス(=統合政府論の実践)を行ってきたツケ、伝統的金融論をないがしろにしてきたツケはあまりに大きい。